神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

たった3つしかETFを選べないと仮定したらどの商品を選ぶか?

おはようございます。

正確な数字は把握していませんが、世の中には1000を超えるETFがあるそうです。

確かに、「低コストETF」の代名詞であるバンガード社のETF以外にも、海外ETFには魅力的な商品がたくさんありますね。

調べれば調べるほどいろいろな商品が気になってしまいますが、そういった時ほど原点に立ち返るというのが重要な気がします。

そこで、仮に将来に渡ってたった3つしかETFを選べないと仮定したらどの商品を選ぶか検討してみました。

 

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たった3つしかETFを選べないと仮定したらどの商品を選ぶか?

「将来に渡ってたった3つ」となると、相当に厳選する必要があります。

結論から述べますと、私ならば

1) VT(世界全体)

2) VTI(米国全体)

3) AGG(米国債券)

をチョイスします。

この3つをチョイスした理由を考えていきます。

 

1) VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)

1つ目の商品はVTです。

普段はVTを購入していない方でも「たった3つだけ」と言われればVTを入れる可能性は高いのではないでしょうか。

3つだけに絞る場合、まずは汎用性の高い武器を1つ持っておきたいと考えるのが自然からです。

 

VTのように、これ一本だけで、

1) 全世界の株式市場の時価総額の98%以上をカバー

2) 先進国や新興国を含む約47カ国の約8,000銘柄への分散投資

3) 大型株〜小型株まで網羅(大型株中心ではありますが)

4) 経費率はわずか0.10%

というのは大変便利ですよね。

 

世界の株式市場の国・地域別の時価総額比率は刻一刻と変わりますが、その都度勝手にリバランスまでしてくれるスグレモノです。

 

2) VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)

2つ目の商品はVTIです。

これ一本だけで、

1) 米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバー

2) 大型株〜小型株まで、米国国内の3500銘柄以上へ分散投資

3) 経費率はわずか0.04%

4) ETF純資産総額は918.62億ドル(約10兆円)という莫大な規模

ですから、大変魅力的ですね。

VOOやIVVとも悩んだのですが、株式市場が好調な局面でターボチャージャーになりうる小型株をあえて外す必要もないかと思い、VTIをチョイスしました。

 

以下のチャートを見てしまうと、VTIを外すわけにはいかなくなりますね。

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(画像はYahoo financeから引用)

 

VTでも十分なパフォーマンスと言えますが、それが物足りなく思えてしまうほどの圧倒的なパフォーマンスです。

市場平均を買うだけでこのパフォーマンスというのは、出来過ぎとも言えるでしょう。

私個人としては、今の成長率がこのまま続くというほど楽観的には考えていませんが、少なくともあと20〜30年というスパンで考えれば米国が主役の座を譲ることはない気もします。

 

3) AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETF)

3つ目はAGGです。

BNDでも大差はありませんのでどちらでもよいです。

下図の青がBND、赤がAGGですね。同じような値動きを示しています。

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バンガード社の商品だけへの偏りを避けるために、ブラックロック社の商品を一つ入れておくのも手かと思いAGGをチョイスしました。

私は今は30代ですので、リスクを負って株式中心に運用していますが、今後年齢が進むにつれて債券ETFの重要性は増していきます。

2.5%〜3.0%程度の分配金が出ますので、ポートフォリオ全体のリスクを下げつつ、インカムゲインを増やしたい方には最適ですね。

外国債券は円-ドルの為替リスクがありますが、長期投資ですぐに円転する予定がない人にとっては一喜一憂する必要もないでしょう。

配当をドルで受け取ったらドルのまま再投資ですね。

 

VTとVTIとAGGだけでも合格点の投資は可能?

賛否両論あるかとは思いますが、極端な話、上記の3つの商品を自分の好みの資産配分に応じて保有すればそれで十分な気がします。

「VT+AGG」

もしくは、

「VT+VTI+AGG」

ということです。

VTとVTIの配分割合は各個人の好みに応じてでよいです。

米国一本で攻めるならば「VTI+AGG」もありでしょう。

年齢が進み、投資スケールが大きくなるにつれてAGGの割合を増やしてリスクを下げるイメージですね。

AGGの部分はキャッシュでもよいかもしれませんが、投資のスケールが大きくなればなるほど、為替リスクはあるものの2.5%〜3.0%の分配金というのは無視できなくなってきます。

 

番外編:3つとも株式ETFをチョイスするならばVWO

3つ目に債券ETFのAGGではなく、3つとも株式ETFをチョイスするならば、あと一つはVWOでしょうか。

これから30年〜40年先ということを考えますと、新興国市場はやはり魅力的に見えます。

私自身は、新興国ファンドを10年間くらいずっと保有し続けてきて、ようやく2年くらい前から花が咲き始めました。

2017年に一斉に満開になったかと思いきや、2018年の調整局面ではVTIやVT以上に下げています。

なかなか期待どおりの働きをしてくれない新興国市場ですが、辛い期間が長いほど後から取れる果実も大きいと期待して、これからもコツコツ投資していきたいと思います。

 

まとめ

魅力的な商品が多い海外ETFの中から、3つだけに絞るのは一苦労です。

投資はできるだけシンプルに徹したいという方は、ここで挙げたVT、VTI、AGGだけでもそこそこの投資はできるのではないでしょうか。

下手にあれこれいじるよりも高パフォーマンスかもしれませんね。

 

こんな記事も書いています。

配当重視ならばVYMやHDVも魅力ですが、「3つだけ」と言われると入れられませんでした。

www.churio807.com

 

個人的に、VYMやQQQ、IJRなども面白いETFだと感じています。

www.churio807.com

 

VT、VTI、AGGだけのポートフォリオの弱点は、分配金利回りが2%前後と低いことですね。とはいえ、長期で保有すれば弱点を補って余りあるキャピタルゲインが期待できそうです。

www.churio807.com