神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

NISAかつみたてNISA、どちらを利用すべきか問題について

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おはようございます。

投資初心者の方が、一度は必ず悩むのがNISAかつみたてNISAかどちらを利用すべきかという点ですね。

私自身が今から選ぶならばつみたてNISA一択ですが、もちろんNISAにも魅力があります。

最後は、各個人でメリット・デメリットを天秤にかけてどちらを利用するか判断するしかないですね。

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NISAかつみたてNISAか、どちらを利用すべきか問題について

NISAの決定的な2つの弱点

NISA自体は、値上がり益や配当にかかる税金がゼロになるという投資家にとっては非常に魅力的な制度です。

しかし、その一方でNISAには決定的な弱点が2点あります。

それが、

1) 他の口座と損益通算ができない

2) 損失を翌年に持ち越すことができない

ことです。

私はこの2点がどうしても気になってNISAを結局利用しませんでした。

5年間の運用の結果が赤字で、ロールオーバーを選択しなかった場合には、5年経過時点の時価を取得価格として課税口座に移管されますので、本来ならば支払う必要ない税金をとられる可能性があります。

 

NISAは損失が発生した時のリカバリーが困難

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一例をあげてみましょう。

例えば、2017年に投資した120万円が、非課税期間が終了する5年後に60万円まで下がっていたとします。

ロールオーバーを選択せず、特定口座に移管されてしまうと、その時点の時価で60万円で買い直したと判断されます。

その後、100万円まで株価が回復した所で売却をしたとしましょう。

初めから全て特定口座で運用していたならば、120万円→100万円で20万円損をしているわけですから、税金を支払う必要はありません。

ところが、60万円の時点で特定口座に移管されますと、その後40万円の利益が出たという計算になりますので、利益の40万円に20.315%の税金がかかります。

つまり、約8万円の税金が引かれますので、手元に残るのは92万円弱になってしまうのですね。

特定口座ならば20万円のダメージで済んでいたところを、NISAを利用していたがために28万円のダメージになってしまうわけです。

まぁNISAの場合、投資可能枠が最大で120万円/年に過ぎませんので、仮に損失が発生したとしても致命的と言えるほどにはならないでしょうが。

 

バフェットの投資格言「絶対に損をするな」

かの有名なウォーレン・バフェットの投資格言の一つに、

ルールその1:絶対に損をするな

ルールその2:絶対にルール1を忘れるな

というものがあります。

私はどちらかと言うとディフェンスから固めるタイプですので、損が出た時に税制上不利でダメージが拡大しやすいNISA口座が魅力的に見えなかったということです。

自分の選んだ銘柄の値上がりを期待して投資をするのだから問題ないだろうという方もいらっしゃるかもしれませんが、株式市場が大混乱に陥ったらどれだけ自信のある銘柄でも強制的に巻き込まれます。

リスクを背負ってどんどん攻めていくタイプの人にとっては、上記の欠点など全然気にならないのかもしれませんね。

 

つみたてNISAでも同様の欠点があるが、投資期間が長いのでリスクは下がる

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もちろん、つみたてNISAでもNISAと同様の弱点はあるわけですが、投資期間が20年と長いのでリスクは下がりますね。

きちんと適切な商品に投資をすれば、20年後には値上がりしている可能性が高いと思います。

私は、個人投資家の最大の武器は「時間」だと思っています。

機関投資家と異なり、1年単位でコンスタントに成果を上げる必要がないからです。

自分の老後までにある程度の資産を形成できればそれで勝ちなんですよね。

一方、つみたてNISAは21年目以降のロールオーバー枠はありませんから、20年経過したら課税口座にうつされます。

直前に大暴落してマイナス突入という事態だけは避けたいですね。

 

NISAの投資可能期間は平成35年までなので始めるなら今すぐ!

NISAの投資可能期間は平成26年〜平成35年までです。

今が平成30年ですから、5年分の投資枠を利用するならば早めに始めないといけないですね。

ちなみに、つみたてNISAも2018年〜2037年の20年間が投資可能期間ですので、早く始めないと1年毎に投資可能枠が減っていきます。

今年始めた人は40万円 x20年=800万円いけますが、2019年に始めた人は40万円 x 19年=760万円ですね。

1〜2年の遅れは問題ありませんが、5年、10年も出遅れればかなり不利になる気がします。

いつ開始してもそこから20年間積み立てられるわけではありませんので、注意が必要ですね。

 

まとめ

NISA制度を利用する時の最大の注意点は、課税口座に移管される時点で絶対に損失を出さないことです。

そう考えますと、ロールオーバーはないものの、投資期間が長いつみたてNISAの方が安心感がありますね。

 

こんな記事も書いています。

つみたてNISAの場合、制度開始直後に暴落が来た方が将来大きなリターンが得られる可能性が高くなりますね。株価に一喜一憂させられずに済むので良い制度だと思います。

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つみたてNISAは最低でも20年以上先を見据えた投資になりますので、資金が集まって安定的な運用が期待できる商品に投資をすべきです。投資した商品が繰り上げ償還になったら悲惨ですから。

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ジュニアNISAもロールオーバーの上限が撤廃されて使いやすくなりました。しかし、18歳まで資金が拘束されるというリスクはありますので、そこをどう考えるかですね。

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