こんにちは。
仕事においても投資においても、「適切な時期に適切な場所に身を置くこと」が非常に重要だと考えています。
時流に乗ることができれば、多少の失敗をしてもトータルとして成功する確率が高いです。
一方で、何をやってもうまく行かない時期というのもあり、そういった時期には近づかないのが賢明です。
適切な時期に適切な場所に身をおいていればうまく行く確率が高い
普段から、自分の今置かれている状況を客観的にみる癖をつけておくことが重要です。
特に、朝から晩まで次から次へと発生する仕事を順番にこなすだけの毎日になっている人は要注意です。
自分のキャリアパスや資産形成の計画を見直す時間を定期的に確保するようにしましょう。
医師の場合の適切な場所に身を置くとは?:場末病院>大学病院
医師の場合、勤務形態による給与所得の差が著しいです。
通常、最も薄給なのは大学病院の末端の医師ではないでしょうか。
大学病院はスケールが大きい分、教授や准教授などの一部のエリート階層の人たちに利益が集中し、その他の末端の医師はその分利益を吸い上げられている形になります。
一方で、場末病院ではコメディカルスタッフよりも医師に利益が集まりやすいシステムが残されています。
これは当直代を見れば明らかです。
大学病院の当直代は病院にもよるかと思いますが、一晩1万円や2万円といったことは珍しくありません。
多くの病院では17時〜翌朝8時30分ですから、15時間30分一人の医師を拘束して1万円か2万円。。
1万円の場合は時給に換算して645円ですから、国の定めている最低時給よりも安く、マクドナルドでバイトした方がマシといった状況です。
医師として背負っている責任を考えれば、馬鹿らしくてやっていられないレベルの賃金だと思います。
一方で、場末病院の寝当直の場合、ほとんどコール(呼び出し)がなくただ病院にいるだけにも関わらず、一晩5万円前後が相場だと思います。
場末病院は病院としての知名度が低く、医局とのコネクションがないため、報酬を上げないと医者を確保できないからです。
このように、医師の場合は小規模な病院で働いた方が利益を得られることが多く、大規模な基幹病院に近づくにつれ「忙しいわりには報われない」といった事態が起こりえます。
まぁ医師としてのやりがいは基幹病院の方が高いことが多いので、何を優先するかということにはなりますが。
金融資産投資の場合:2009年〜2010年の参入者は勝ちでしょう
リーマン・ショック後の2009年頃に株式市場に参入した人はほとんど何をやっても勝っている状態だと思います。
より短期のスパンで見るならば、2016年後半もトランプ相場に湧いた時期ですので、2016年初め頃に参入した人であれば多くの方は利益を得ているのではないかと思います。
こういった時期に株式市場に参入して負ける方が難しいですが、これでも負けている場合は本人の取っている手法になんらかの問題があるとしか考えられません。。
不動産投資:バブル崩壊後の2003年頃やリーマン・ショック後の2009年頃が最適な時期でした
不動産市場でいえば、リーマン・ショック後の2009年〜2011年頃に参入した人は、2013年以降の不動産価格の上昇によって多額の売却益を得ることができたでしょう。
また、バブル崩壊以後では2002年〜2004年頃も不動産を安価に仕入れることができる絶好のタイミングでした。
ただし、市況が悪い時期には銀行の貸し渋りも発生するため、手元に多額の現金がある、または社会的な信用が非常に高い人でないと、「買いたくても買えない」状況であったかと思います。
一方で、バブル崩壊前に不動産市場に参入してしまった人には取り返しのつかないダメージを負った人もいるでしょう。
このように、何をやってもうまく行く時期、うまく行かない時期というものがありますので、資金を投下するタイミングは慎重に見極める必要があります。
そして、せっかく虎の子の資金を投入するならば勝てる確率が高い時期に参入したいと誰もが考えるはずです。実際には、それが非常に難しいから困るわけですが。
せめて不適切な時期に市場に参入することだけは避けたい
最適な時期を見極めることは実際には難しいことがありますが、不適切な時期に市場に参入すると大怪我をしますので、それだけは避けるようにしたいものです。
「初心者ほど過熱している市場には近づかない」これが鉄則だと思います。
トランプ相場で過熱している今の時期(正確には2016年後半〜でしょうか)、自分だけ乗り遅れたくないという気持ちが生じるのはよく分かりますが、大衆と同じ行動をして自分だけが成功することはありえません。
チャンスの窓が開いた時にそのチャンスに乗っかれるだけの準備をしておきましょう。
投資において大きなチャンスの窓が開くのはさほど多くありません。
数年に一回程度というイメージでしょうか。そのタイミングを辛抱強く待つのも一つの戦略かと思います。特に投資に時間を割くことができない多忙な方であればなおさらです。
その時に積極的に市場に参入できるよう、十分な量のキャッシュを平時から温存しておきたいものです。
また、現在の不動産市況において、都心で新築マンションを購入する行為も不適切な場所に身をおいている典型例でしょう。
現在の割高になった物件を購入することによって、無意識のうちに消費者側が、円安による輸入建築材の高騰分や建築業界の人手不足による人件費の高騰分を肩代わりしていることになるからです。
まとめ
時流ののった人が成功することは過去の歴史が証明しています。
不適切な時期にどれだけ努力をしても労力の割には報われませんの注意しましょう。
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絶好といえるほどの投資機会は数年に一回くらいしか訪れませんので、その時に乗り遅れないように普段から準備しましょう。
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投資をゲーム感覚で楽しめるようになれば、上達が早いと思います。そのためには、余剰資金で行うことが鉄則です。