おはようございます。
最近ブログで、インデックス投資では投資信託がよいのかETFがよいのかといった類の質問を受けることが増えてきました。
以前はコスト面でETFの優位性が明らかでしたが、昨今は優秀な投資信託がどんどん増えてきており優劣がつけにくくなったことが一因でしょう。
明らかに片方が優れていれば、論理的に検討を重ねれば誰が考えてもそちらを選択するという結論に達するはずです。
そうなっておらず、いつまでも議論が続くということは明らかにどちらかが優れているとは言えなくなってきていることの裏返しでもあります。
私は、どちらが正解か論理的に決着がつけられない事項に関しては、最終的には自分のフィーリングを大事にすることが最も大切だと思っています。
長期の投資戦略は自分の頭で考え抜き最後はフィーリングも大事にしよう
1. 長期投資ではフィーリングがなぜ重要か？
長期投資では自分のフィーリングがなぜ重要なのでしょうか？
それは、自分の正直な気持ちを一番知っているのは自分だからです。
仮に金融理論上はベストと言われているポートフォリオを組んだとしても、自分の中で心の奥に違和感を感じていると絶対にうまくいきません。
人間の脳は、心の奥底で「本当はこちらの投資手法を選択したい」という思いがあると、その思いを実現するために都合のよい情報を集めて理由付けするようになっているからです。
これは「フェスティンガーの認知的不協和理論」としてよく知られていますね。
そもそも各個人において投資で実現したい目標、投資に求めるものが異なるわけですから、その目標を実現するための戦略も自由であるべきです。
私自身はインデックス投資が最適解の1つでだと思っていますが、それも数ある正解の一つであり、他人に強制するつもりもありませんし、強制しても意味がないでしょう。
よって、日常生活においては、誰かから特別聞かれでもしない限り自分から投資を勧めることはありません。
2. 自分の頭で考え抜いて自分なりの結論を出すことが重要
次に、投資では自分の頭で徹底的に考え抜く習慣が重要です。
自分の頭で考え抜いて結論を出して事柄であれば、その結果が多少うまくいかなくても後悔は少ないはずです。
逆に、自分の頭でろくに考えもせず他人のマネごとをしてたまたま上手くいったとしても、それは次につながらないのです。
まぐれは何度も何度も続きませんから、そのうち大怪我をする可能性が高いでしょう。
株式投資の場合、不適切にレバレッジをかけるなど余計なリスクをとらなければ、せいぜい投資したお金が失われるだけです。
投資で失敗しても命までとられることはありません。
リスクをゼロにすることはどうやっても不可能なわけですから、自分なりに考え抜いて一通りの結論を出したら、早めに実践にうつして実践の中で改良していきましょう。
3. 自分で考え抜くことで他人に騙されることを防ぐ
自分の頭で考え抜いて納得いく結論を導き出すことは、他人に騙されるなどお金のトラブルを防ぐ効果もあります。
自分のお金のことであるにも関わらず、深く考えもせず詐欺案件に引っかかってしまう方が跡を絶ちません。
しかし冷静になってよく考えれば、
「そんなに簡単に儲かるならば、他人に勧めるのではなくなぜあなたがいち早く実践しないのか？」
「あなたの運用実績を先に見せてください」
「そんなに簡単に儲かる方法があるならば、その金融商品を販売しようとしている相手はすでに大金持ちであり、そのような仕事をしていないはず」
といった事実に気がつくはずです。
一方、普段から自分の頭で考える習慣を持っていないと、あたかも自分だけに向けられた特別お得な話が存在するかのように信じてしまいます。
初対面の赤の他人からいきなりそんなうまい話が舞い込むことはありえないと考えておくべきでしょう。
まとめ
長期投資においては、1) 自分の頭で考え抜いて結論を出すこと、2) 最終的には自分のフィーリングも大事にすること、が重要です。
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特に目新しいわけではないですが、「朝の時間はこの6つのことをやれ！」と明確に書いてあるため分かりやすさは抜群です。
誰にも邪魔されない朝の時間をどう活用するかで人生が変わるでしょう。
2. ストレスフリー超大全
樺沢紫苑先生の『ストレスフリー超大全』です。
日々の生活習慣を正し、ストレスとの正しい対処法を学びましょう。
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【関連記事のご紹介】
長期投資では他人の投資成績と比較することも無意味です。自分が達成したいゴールを達成できればそれで十分だからです。
人生を成功させるコツは、「より少なく、しかしより良く」です。
人間のエネルギーや時間は限られています。上手に使いましょう。
長期投資は健康とセットではじめて意味を持ちます。
健康の土台である睡眠をおろそかにしてはいけません。
