神経内科医ちゅり男のブログ

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米国高配当株ETF投資のメリット・デメリットについて

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おはようございます。

当ブログの読者から「高配当株ETF投資の是非」について以下のご質問をいただきました。

こんにちは。40代マイナー開業医です。

開業5年経過して、経営は安定してきました。

いつも為になる話をありがとうございます。

健康情報含め、参考にさせてもらっています。

 

現在、全世界株式投資信託中心に、積み立てNISA、iDECO、特定口座で積み立て投資をしています。

3年前くらいから、現金の預貯金を徐々に投資信託に代えていき、現在3500万程投資信託を所有しています。

含み益が30%、約1000万ほど出ています。

 

ここで質問です。

来年になると、医療法人から資本金2500万くらいが現金として個人に戻ってきます。

その現金で米国高配当ETFを購入する戦略はいかがなものかと考えています。

資産の最大化には、高配当株は効率が悪くなるとは思うのですが、引退が近い70歳くらいになった時、ずっと貯まっていった虎の子のお金を切り崩す時、心理的にケチってしまい、結局うまく使わないで終わってしまうのではないかという懸念があります。

おすすめされた本「DIE WITH ZERO」の理論でいうと、ある程度若くないと現金の価値がなくなってくると、、。

2人の子供もまだ小学生でこれから教育費がかかる時期なのですが、その2500万をどうするか迷っています。

高配当株の配当金の方が、ケチらずに余興費として使えるのではないかと、、

ご質問ありがとうございます。

結論から申し上げますと、資産の最大化という点において高配当株は最適な投資法ではありませんが、元本の取り崩しに心理的な抵抗を感じる方にとっては、何もしなくても毎月のインカムを増やしてくれる高配当株投資が向いているでしょう。

米国高配当株ETF投資のメリット・デメリットについて

本日の記事の要点は以下の通りです。

1. 配当金という定期収入には大きな魅力がある

2. 税効率の悪さやトータルリターンで劣る可能性を受け入れれば高配当戦略はアリ 

3. おすすめの米国高配当株ETFはVYMです

以下1つ1つ掘り下げてみていきます。

 

米国高配当株ETF投資のメリット・デメリットについて

1. 配当金という定期収入には大きな魅力がある

配当金は文字通り何もしなくても時期が来れば勝手に振り込まれる「不労所得」です。

私個人としては、たとえ金額が小さくても配当金がもらえると非常に嬉しいですね。

投資を始めて10年以上になりますが、今でも配当金が振り込まれるとテンションが上がりますので、配当金は長期投資継続の大きなモチベーションになると思います。

もちろん、将来現金が必要になった時には、それまでに積み立てた商品を定期的に売却すれば問題ありません。

とはいえ、積み上げてきた金融商品をどの時期にどれくらいの金額売却すればよいか判断に迷うという方もいらっしゃいます。

そういう方には、何もしなくても時期が来れば勝手に振り込まれる配当金はありがたい存在でしょう。

 

2. 税効率の悪さやトータルリターンで劣る可能性を受け入れれば高配当戦略はアリ 

このように配当金という不労所得には大きな魅力がありますが、その一方でデメリットも存在します。

具体的には、

・配当金の支払い時にその都度税金が差し引かれるため、税効率が悪い

 (外国株の場合は外国と国内の二重課税となるが、一部外国税額控除で返ってくる)

・高配当株には成熟企業が多く、グロース株と比較しトータルリターンで劣る可能性がある

などが挙げられます。

 

以下は2010年11月〜2022年4月のVOO(S&P500)とVYM(高配当株ETF)の配当込みトータルリターンです。

緑がVOO、青がVYMを示します。

 

ひと目で分かる通り、特に近年はAppleやAmazon、Microsoft、Googleなどの大手IT企業の成長が著しく、その影響で配当込みトータルリターンではVOOが大きく上回っています。

この傾向が今後も続くかどうかは分かりませんが、一般的には「高配当株はトータルリターンではグロース株を含むインデックス投資と比較すると劣る可能性が高い」と言えるでしょう。

 

3. おすすめの米国高配当株ETFはVYMです

米国高配当株ETFの中で有名なのは以下の3つです。

1) VYM 経費率 0.06%、配当利回り 2.79%

2) HDV 経費率 0.08%、配当利回り 3.56%

3) SPYD 経費率 0.07%、配当利回り 4.75%

単純に配当利回りだけみればSPYDが魅力的ですが、極端に高配当を狙いすぎると、構成銘柄やセクターに大きな偏りが生じるため思わぬリスクを背負う可能性があります。

 

以下がVYM、HDV、SPYDの2015年11月〜2022年4月のチャート(配当込のトータルリターン)です。

緑がVYM、水色がHDV、黄色がSPYDを示します。

 

配当込みトータルリターンではVYMとSPYDが同レベルで優れていますが、SPYDはコロナショックの時の谷が明らかに深く、ボラティリティも21.4%と明らかに高いです。

全体的なバランスを考えると、配当利回りは一番低いもののVYMが優れていると考えます。

 

まとめ

何もしなくても定期的に振り込まれる配当金には大きな魅力があります。

元本の取り崩しに心理的な抵抗感がある方にとっても、毎月のキャッシュフローを改善してくれる高配当株投資は魅力的ですね。

 

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