おはようございます。
2022年〜2023年にかけて、ロシアのウクライナ侵攻に伴う各種原材料の高騰、欧米諸国の極端なインフレーションの影響が株価にも波及し、なかなか厳しい相場になっています。
こんな厳しい局面を乗り越えるためには、投資していること自体を忘れられる仕組み作りが重要であり、あたかも定期預金をする感覚で投信積立を続けることができれば資産形成の成功は近いです。
投信積立の設定をした後は10年〜20年と続けられるか否かだけであり、この投資手法に面白みは全くありませんが、勝てる確率は非常に高いと思います。
定期預金をする感覚で投信積立ができれば成功は近い
1. 20年定期預金をするならば20年投信積立をした方がよい
他の先進諸国が金融引き締めで利上げに踏み切る中、未だ超低金利の日本においては定期預金でお金を増やすことは不可能です。
メガバンクの普通預金金利は0.001%ですので、定期預金はそれよりは多少マシですが、お金が増やすというレベルには程遠いです。
定期預金に入れてしまうといつでも自由に引き出せるという現金の最大のメリットを打ち消してしまううえ、
そのデメリットに見合うほどの高金利でもありませんから定期預金にはほぼ利用価値がないのが現状です。
よって、毎月定期預金に回す余剰資金があり、かつ今後10年以上にわたって継続できる可能性が高いのであれば、そのお金をそのまま投信積立に回したほうが賢明です。
投信積立(株式)に回したお金はリスク資産になりますが、リスクを背負わなければそれに応じたリスクプレミアムを得ることはできませんから、長期に運用できるならばさっさと投資信託に入金しましょう。
2. 投信積立の設定をしてひたすら放置できる人が最強
結局のところ、あたかも定期預金をするような感覚で投信積立を続けられる人が最強だと思います。
投資で失敗する最大の原因は、素人があれこれと思いつきのままに取引を繰り返し、自ら傷口を広げてしまうことにあります。
投信積立は最初に設定してしまえば他にやることは一切ありませんから、あとは目の前の仕事に集中して毎月の積立が停止しないように努力するだけです。
チャールズ・エリスが『敗者のゲーム』で述べたように、我々個人投資家がやるべきことは一攫千金を狙うことではなく、いかに大きなミスを避けて堅実にお金を増やすかです。
昨今、日本国内の投資信託は質の高い商品が揃ってきており、世の中の99%の人にとっては投資信託のみで十分な資産形成が可能な時代になりました。
3. eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)一本でよい
投資対象については、世の中の大半の方はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)一本でよいです。
それくらいeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は完成された商品であり、インデックス投資の最終兵器と言ってよい商品です。
何が素晴らしいかというと、
1) これ一本で時価総額加重平均に応じて世界分散投資が可能
2) 超低コストを実現:信託報酬はわずか0.1133%
3) 純資産総額も十分で繰り上げ償還などのリスクも低いため安心して長期保有可能
などが挙げられます。
結論としては、定期預金をする感覚でeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を積み上げるだけで十分ということになります。
まとめ
どんなに厳しい相場環境になっても、定期預金をする感覚で投信積立を継続できる方が将来報われると思います。
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投資初心者が、プロでも難しい為替で勝負するのは厳禁です。
投資対象はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)でよいので、余剰資金を最大化する方法を考えた方が効率がよいです。
何に投資するかを考える前に、どのような資産配分を組むかよく検討することが重要です。