神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

手元の600万円で配当金を狙うべきか、インデックス投資に徹するべきか

スポンサーリンク

おはようございます。

当ブログの読者の方から、以下のご質問をいただきました。

いつもブログを興味深く拝見しております。

ちゅり男さんのブログなどから学ぶうちに、2019年中に将来に備えた投資を始めたいと考え、現在準備をしています。

ただ、どのように投資を行うかを悩んでおり、厚かましいお願いですが相談に乗っていただければと思います。

 

現在、投資に回せる余力などは以下の通りです。

 

年齢:33歳(独身)。60歳までの投資を考えています

年間余剰資金:120万円。そのうち30万を貯金に、90万を投資にと考えています

現貯金:1200万円。そのうち半分の600万円を投資にと考えています

 

年90万円の投資のうち、40万円はNISAでeMAXIS Slim米国(S&P500)、20万円はeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)とし、月5万円ずつ積み立てていきたいと考えています。

残りの30万円と余剰資金の600万円をどうするべきか悩んでいます。

配当金がいくらかほしいと考えているので、

 

①HDVなどの外国高配当ETFを購入する

②日本個別株で配当を狙う

③配当を狙わず、残りの資金も投資信託を購入する

 

といったパターンを考えています。投資に割ける時間が少ないため、①か③だろうかと考えるのですが、配当金を考えるのであれば税金の関係上日本株が有利とも見かけました。

高配当ETFを買う傍ら、日本株も購入すべきかなど色々考えたのですが、答えが出ません。

また、ETFと投資信託、どちらの方が良いのかについても同様に悩んでおります。

 

恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。

ご質問ありがとうございます。

ご質問の要点としては、

1) 手元の600万円と、年間余剰資金の90万円をいかに株式に振り分けるか

2) 投資信託がよいのか、ETFがよいのか、それとも個別株に手を出すべきか

についてですね。

さっそく検討してみたいと思います。

f:id:shinkei807:20181205101403j:plain

手元の600万円で配当金を狙うべきか、インデックス投資に徹するべきか

さて、初めに結論から書きますが、私は③の「配当を狙わず、残りの資金も投資信託を購入する」がよいと思います。 

理由は以下の通りです。

 

特別な思い入れがない限りはETFではなく投資信託でよいです

私自身は海外ETFを中心としたポートフォリオを組んでいますが、世の中の大半の方には投資信託での投資をおすすめします。

特に、投資信託か海外ETFか、どちらを選ぶべきかご自身で選ぶ切れない場合には、よほどの理由がない限りは投資信託を選んでおいた方が幸せになれます。

投資信託とETFのわずかなコスト差以上に、海外ETF投資には外貨購入や買付手数料、確定申告などいろいろ考えなければならないことが多いです。

実際に始めてみますと、「思った以上に面倒くさいな」と感じることがあると思います。

私達医師の場合は、当直バイトなど複数箇所から給与所得を得るのが当たり前で、確定申告を行うのが前提としてありますので、ETF投資をおすすめしやすいです。

ただ、ETF投資のためだけに確定申告が必要になると言われたら、私でも悩みますね。

数千万円〜億単位で運用するならば海外ETFを勧めたいところですが、数百万円単位ならば投資信託一択でしょう。

 

HDV 600万円でもらえる配当は年間20万弱

配当金は投資の醍醐味の1つですが、相当なスケールがないと実生活にインパクトを与えるほどの配当にはならないのも事実です。

仮に余剰資金の600万円を全額HDVに投入したとして、分配金がいくらもらえるか試算してみましょう。

HDVであれば銘柄選択のストレスからは解放されますが、仮にHDVの分配利回りが高めに見積もって4.0%だと仮定しても、現地で10%、国内で20.315%の税金がかかるため、実際に手元に残る分配金は、

0.90 x 0.80 = 0.72

つまり、72%にしかなりません。

確定申告時の外国税額控除である程度取り戻すとはいえ、75%程度と見ておけばよいでしょう。

となると、米国高配当株ETFと言われるHDVであっても、実際に受け取る配当は3.0%未満となります。

600万円であれば、6,000,000 x 0.03 = 180,000円程度ですね。

仮に月10万円(年間120万円)の分配金を得ようと思ったら、少なく見積もってもHDVだけで、

1,200,000 ÷ 0.03 = 40,000,000円

を積み上げる必要があります。

四千万円ってけっこう厳しいですよね。

 

投資スケールが小さいうちは、1つの戦略に集中する

投資ブログを眺めていると、「月10万円の配当金」とか「配当が20万円」などといった記事を見ますが、常人にたやすくたどり着ける境地ではありません。

あくまでスペシャルな人ですので、投資スケールが小さい場合には別の戦略を練る必要があります。

私個人の意見としては、投資歴が浅いうち、投資スケールが小さなうちは1つの戦略に集中した方が効率がよいと思います。

これは投資信託とETFを両方保有するのが悪いという意味ではなく、両方保有するのにかかる手間ほどの追加リターンが得られないという意味です。

もっと端的に言えば、「ゴチャゴチャ面倒くさくなるだけで、トータルでみるとあまり変わらない」ということですね。

投資を長続きさせるためには、可能な限りシンプルに保つことが大変重要です。

よって、私ならば手元の600万円も、投資に回す余剰資金の90万円/年も全て投資信託に一本化して運用致します。

 

まとめ

私ならば、③の配当を狙わず、全て投資信託で一元的に管理する方法を選びます。

シンプル・イズ・ベストということですね。

 

【楽天証券】

ほとんどの人にとっては、楽天証券で楽天カード決済を利用して投信積立を行い、1.0%分の楽天スーパーポイントを得るのが最適解になります。 

 

こんな記事も書いています。

「楽天証券で楽天カードで投信積立をして、1.0%分の楽天スーパーポイントを頂戴する」についての詳細になります。

www.churio807.com

 

投資スケールが数千万円〜億単位の場合、もしくは毎月の余剰資金が数十万円生み出せる場合には、ETFメインの運用がよいでしょう。

www.churio807.com

 

結局は、家計をいかにスリム化し、余剰資金を最大化できるかが勝敗の鍵だと思います。

www.churio807.com