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2022年夏の読書におすすめの本10選(投資・歴史・小説)

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おはようございます。

今年も暑い日が続いており、自宅にこもって過ごすという方も多いのではないでしょうか。

私も仕事や散歩などで外出することはありますが、外で長時間過ごすのは危険と言わざるをえない暑さが続いています。

そこで、本日は夏の自宅こもりにオススメの本10選を簡単な書評とともに紹介します。

良質な本を読んで有意義な自宅時間を過ごしましょう。

2022年夏の読書におすすめの本10選(投資・歴史・小説)

では、さっそく各分野ごとにおすすめの本を紹介していきます。

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インデックス投資に関するおすすめ本

投資の大原則

インデックス投資の大御所、チャールズ・エリスとバートン・マルキールの共著。

『敗者のゲーム』と『ウォール街のランダム・ウォーカー』の良い所取りをしたお得な一冊。

米国人が書いた本なので一部日本の制度には当てはまらない部分もありますが、インデックス投資を根本から理解したい方は絶対に読んでおくべき本です。

本書は一度読んで終わりにするのではなく、投資を続けていく中で「このままインデックス投資を続けてよいのか」不安になった時に折に触れて読み返すべき本と言えます。

 

ほったらかし投資術

山崎元さんと水瀬ケンイチさんの共著『ほったらかし投資術』。

日本人が日本人向けに書いたインデックス投資本なので、文章の読みやすさと実践のしやすさにおいて本書を超えるものはありません。

これからインデックス投資を始める方はとりあえずこれ一冊買ってそのまま実践すれば間違いないと言える本です。

本書に書かれている内容を超える部分は、投資が趣味ではない世の中の大半の方にとって「おまけ」にすぎませんので、余裕があったら勉強する程度でよいでしょう。

何事も土台部分を最初にしっかりおさえることが肝要です。

 

ロシア・ソ連の戦争観を理解するための本

同士少女よ敵を撃て

第二次世界大戦中、旧ソ連では100万人を超える女性が従軍しました。

戦争に参加した女性たちは様々な職務についていましたが、本書は「旧ソ連の女性狙撃兵部隊」に焦点をあてた傑作小説です。

本屋大賞かつアガサ・クリスティー賞を受賞した話題作でもありますので、すでにお読みになった方も多いかもしれませんね。

この小説を書くにあたり、著者が独ソ戦について相当勉強したことは間違いなく、独ソ戦のリアリティに触れられ、かつ小説としての物語も楽しめる大作です。

他の本屋大賞候補作品も読みましたが、本書が大賞を受賞したのは納得でした。

 

戦争は女の顔をしていない

第二次世界大戦中に旧ソ連軍に従軍した500名以上の女性たちからインタビュー調査を行い、その内容をまとめ上げた大作。

2022年になり、第二次世界大戦を経験した世代の人口が減ってきており、貴重な戦争体験を本人の口から聞くことのできる機会は減ってきました。

先人と同じ過ちを繰り返すことを避けるため、戦争体験が書かれた本を読み、後世に引き継いでいくことが大変重要だと思います。

『同士少女よ敵を撃て』を読んで、独ソ戦について興味が深まった方はその次の一冊としてぜひ手にとってみてください。

 

中国に対する理解を深めるための本

禁断の中国史

6月末に発売されたばかりの百田尚樹さんの新刊。

年々国力を増す中国ですが、地政学的に考えて日本にとって最大の脅威なのが中国であることは間違いありません。

今のロシア-ウクライナ情勢と同じようなことが台湾で発生する可能性もあります。

日本が中国と相対するためには、我々日本人の一人ひとりが中国の国民性、歴史、風習について正しく理解することが欠かせません。

百田尚樹さんが書かれた『禁断の中国史』は、中国の歴史のダークサイドに焦点をあてた名著です。

もちろん、中国にも良いところはたくさんありますので本書に書かれていることが全てではありませんが、中国を正しく理解するために歴史の暗い部分にも目を向けることは必要だと思います。

 

中国共産党暗黒の百年史

上でご紹介した『禁断の中国史』を読むと、中国共産党という組織の怖さを嫌というほど思い知らされます。

中国共産党についてさらに理解を深めたい方は、ぜひ石平さんの『中国共産党 暗黒の百年史』を読んでください。

虐殺や陰謀、裏切り、民族浄化など恐ろしい事実が次々と明らかになりますが、我々日本人はこういった国・組織と対峙していく必要があります。

国が違えば常識も異なりますので、日本人にとっての常識は中国では非常識なことも多く、性善説や良心だけで相対できるとは考えない方がよいことがよく分かります。

 

読書を通じて日常とかけ離れた世界について触れるための本

バッタを倒しにアフリカへ

日本人のバッタ研究者、前野ウルド浩太郎さんが単身アフリカのモーリタニアに乗り込み、現地人とともにサバクトビバッタの研究をするストーリー。

バッタに関する研究成果が興味深いことはもちろんですが、それ以上にモーリタニアでの生活や現地人との触れ合い、日本とアフリカでの常識の違いなど文化の違いに驚かされます。

「抱腹絶倒」のエピソードが多数で、初めから終わりまでずっと笑いっぱなしでした。

著者の前野さんの読者を引き込む文章力が半端ではなく、読書を通じて非日常の世界に旅立ちたい方にオススメの一冊です。

 

ピダハン

人間が今現在の地位を確立するうえで「言語」の存在を外すことはできません。

体力的に人間を上回る動物は世の中に数多く存在しますが、人間は言語を通じて知識・知恵を蓄え、生物界のトップに君臨するようになりました。

ところが、ブラジルのアマゾンの奥深くに住む「ピダハン」という少数民族の話す言語には、右/左の概念、数の概念、色の名前などが存在せず、神や宗教、創世神話も存在しません。

ピダハン族は自身で実際に体験したことや、近しい人から見聞きしたことしか信用せず、過去や未来ではなく「今」にだけ焦点をあてて生活しているため、西欧諸国とは物事の見方が全く異なります。

初めはキリスト教の伝道師として職務を全うするためにピダハンの村を訪れていた著者ですが、ピダハンの世界観に衝撃を受け、最終的には無神論者になってしまいます。

言語の成り立ちや文化の違いを考えるうえで大変興味深く、知的好奇心が揺すぶられる傑作です。

 

物語の世界にどっぷり浸かって楽しみたい本

蜜蜂と遠雷

ピアノコンテストの参加者たちが、コンテストを通じて音楽だけでなく人間的にも成長していく過程を描いた青春小説。

史上初、本屋大賞と直木賞をダブル受賞したことでも話題になりました。

クラシック音楽に興味がなく、普段聴くことがない方にこそぜひ読んでほしい小説です。

コンクールでの演奏シーンは実際にステージのうえでピアノを弾いている姿が目に浮かぶようで、文字でここまで描写できるのは恩田陸さんの文章力の賜物だと思います。

 

プロジェクト・ヘイル・メアリー

SF小説の最高傑作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

宇宙やSF小説は好き嫌いが分かれますが、私はこういうSF小説はけっこう好きです。

近年では『三体』が一番話題になりましたが、個人的にはこの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が傑作中の傑作だと思います。

ネタバレはしたくないので非日常の世界にどっぷりと浸かりたい方はぜひ買って読んでみてください。

一気読み必至なので時間のある時にオススメです。

 

まとめ

夏の自宅こもり生活にオススメの本10選を紹介しました。

どれか一冊でもあなたの興味をひき、貴重な読書体験につながれば幸いです。

 

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