神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

【DIE WITH ZERO】「今を楽しむこと」と「将来への備え」のバランスを大事に

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おはようございます。

本日は『DIE WITH ZERO』という本の書評です。

資産形成を効率よく進めるためには、初期段階である程度の種銭を貯める必要があります。

よって、資産形成に関する書籍を読むと、大半の本に家計管理や節約の重要性が書かれているわけですが、それも程度問題です。

お金というのは最終的に何かと価値を交換しなければ意味がないわけで、お金の貯め方と同時に上手な使い方も学ぶ必要があります。

これまで節約一辺倒で頑張ってきた方にこそ、この『DIE WITH ZERO』を読んでいただきたいです。

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【DIE WITH ZERO】「今を楽しむこと」と「将来への備え」のバランスを大事に

本書の要点をまとめます。

1. お金の価値は年齢とともに下がる

2. 健康で体力のあるうちにお金をうまく使おう

3. お金よりもはるかに重要な「健康」と「時間」

以下1つ1つ詳細を見ていきます。

 

 

1. お金の価値は年齢とともに下がる

我々が常に意識しておかなければならない点は、お金の価値は年齢とともに下がるという事実です。

公衆衛生や医療レベルの進歩により、平均寿命が80歳を超える長寿社会になってはいますが、30代を過ぎれば肉体的に少しずつ衰えていくのは避けられません。

もちろん、食事や睡眠、運動といった基本的な生活習慣に十分に気をつけることで、肉体の衰えるスピードをある程度抑えることは可能です。

しかし、老化を完全に抑える方法は存在しないのです。

 

そこで悩ましい問題が発生します。

1. 若いうちは体力や時間に余裕があるが、自由に使えるお金がない

2. 中年の頃はある程度のお金や体力があるが、自由に使える時間がない

 (子供がいると特に)

3. 老年になると、お金や時間は十分にあるが、十分に楽しむだけの体力がない

つまり、人生のどのステージにおいても全ての理想的な条件がそろう可能性は低いということです。

 

2. 健康で体力のあるうちにお金をうまく使おう

理想的な条件がほぼ揃わないのであれば、与えられた条件の中で何を優先するのか、その順位付けを明確にする必要があります。

著者は、

1. お金の価値は年齢とともに下がるため、健康で体力のあるうちにお金を使うこと

2. 物への投資は時間とともに記憶が薄れるが、経験は時間経過とともに美化されることが多いこと

3. 人生の一度過ぎたライフステージは二度と戻ってこないため、喜びを先送りしないこと

などを挙げています。

 

要するに、お年寄りになった時に一生使い切れないほどのお金を貯め込んでも意味がなく、中年くらいから生涯をかけてどのようにお金を使うかを考えなくてはなりません。

これは必ずしも浪費しろというわけでなく、自分が価値を感じるような経験には惜しみなく投資をしたり、

子供にお金を残したいのであれば子供が本当に必要なタイミングでお金を渡せるよう準備を進めるということです。

自分の子供にとっても、50代で500万円をもらうのと、20代で500万円をもらうのではその価値は大きく異なるからです。

親が死んでからお金をもらうよりも、生きている間に思い出作りにお金を使った方がはるかに有益でしょう。

 

3. お金よりもはるかに重要な「健康」と「時間」

著者は、お金よりもはるかに重要なものとして健康と時間を挙げています。

これは私も全く同感で、日常生活に不自由ない程度のお金があるという前提にはなりますが、

一定のレベルをクリアすればほとんどの人にとって健康と時間の方が重要なはずです。

30代〜40代の頃はそこそこお金や体力もあって、様々な経験を積むには最適な時期ですが、特に子育て世代にとってはとにかく時間がありません。

そこで積極的に検討したいのが、「お金で時間を買う」という考え方です。

例えば、家事代行サービスや、ドラム式洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、全自動お掃除ロボットなどが挙げられます。

節約マインドにばかりとらわれてしまうと、お金を使うのがもったいないという発想に縛られ、アウトソーシングができなくなってしまいます。

お金を使って空き時間を作り、空いた時間で家族とかけがえのない思い出を残すのもよいでしょう。

必ずしもお金のかかる贅沢なことをする必要はありません。

公園に行ってぼーっとする、図書館に行って一緒に本を読むといった当たり前のことでも将来になって振り返れば貴重な時間だったと思うはずです。

 

まとめ

資産形成に関する本は節約術に重点が置かれがちですが、『DIE WITH ZERO』は時期を逸せずにお金をうまく使う方法について書かれており興味深い一冊です。

皆さんぜひ読んでみてください。

 

【おすすめ本2選】

ロルフ・ペドリ氏の『News Diet』です。

テレビやインターネット上のニュースの大半は自分の生活と関係がなく、大量のニュースを浴びるのは百害あって一利なしです。

面白い本だったので、また機会があればブログで紹介します。

 

成毛眞氏の『2040年の未来予測』です。

今から20年後の世界が全て本書の通りになるとは考えにくいですが、あらゆる可能性を想定しながら将来に備えることは大変重要です。

 

こんな記事も書いています。

目の前の株価を追う時間ははっきり言って無駄です。

もっと人生を充実させることに時間を使いましょう。

www.churio807.com

 

10代〜20代の頃はあまり意識していませんでしたが、30代になって子供が生まれると時間と健康の重要性を認識させられます。

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朝は誰にも邪魔されない貴重な時間です。朝に一日を充実させるルーチンを組むことが重要です。

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