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日本円、株、債券、REIT、仮想通貨のどこにも逃げ場がない相場が来ている

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おはようございます。

皆さんも日々実感されていると思いますが、2022年前半は厳しい相場でした。

世界株、債券、REIT、仮想通貨のどれに投資をしても下落しており、頼みの日本円も急激な円安で価値を下げ、何をやってもダメという状況だったからです。

以前から世界株に投資していた方は、円安の進行によって円ベースの資産額ではそこまでダメージを受けていないかもしれません。

とはいえドルベースでは世界株全体が大きく下落しており、2022年に入ってから投資を始めた方には大変厳しい相場であったと言えるでしょう。

日本円、株、債券、仮想通貨のどこにも逃げ場がない相場が来ている

本日の記事の要点は以下の通りです。

1. 世界株、仮想通貨、REITなどのリスク資産は一斉に下落

2. 日本円は円安で価値を下げ、利上げにより債券価格も下落

3. 何をやってもダメな相場では下手な行動をおこさずじっとしているのも大事な戦略

以下詳細を見ていきます。

 

1. 世界株、仮想通貨、REITなどのリスク資産は一斉に下落

2022年に入り、世界中の株、仮想通貨、REITなどのリスク資産は一斉に下落しています。

以下は2022年初来のチャートで、赤がVTI(米国株)、水色がVEA(米国以外の先進国株)、紫がVWO(新興国株)、ピンクがIYR(米国リート)、黄色がビットコインを示します。

真っ先に目につくのが、2022年春以降のビットコインの大暴落で、年始と比較してドルベースで50%以上の大暴落となっています。

次に株式ですが、2022年はVTI、VEA、VWOの全てが年始と比較して-15%〜-20%となっており、どこの国に投資しても暴落を回避できず全滅と言えるでしょう。

米国REITに連動するIYRも年初来-15%となっており、ほぼ株式と同じレベルで下落しています。

一般的に、株式とREITの値動きは相関係数が高く、同じような値動きを示すためリスク低減効果はあまり期待できません。

 

2. 日本円は円安で価値を下げ、利上げにより債券価格も下落

次に、一般的には「リスクが低い」と言われている債券や現金、また非常時の資金の逃避先になりやすい金を見ていきます。

以下は2022年初来のチャートで、赤がBND(米国総合債券)、水色が日本円(対ドル)、紫がGLD(金)を示します。

債券価格は金利と逆相関を示しますので、利上げによる金融引き締めの局面では債券価格は下落します。

実際、BNDの価格はドルベースで-10%となっており、債券を保有していても今回の暴落は回避できなかったことになります。

では、日本円はどうかと言うと、日々のニュースで耳にしている通り「急激な円安進行」によって対ドルで約16%価値を下げてしまいました。

日本国内の物価が大きく変わらなければ国内での購買力は大きく変わりませんが、世界全体から見ると日本人の銀行預金の価値は大きく下がったと言えるでしょう。

最後にGLD(金)ですが、ロシアによるウクライナ侵攻直後は資金の逃避先として機能していたものの、その後は徐々に値を下げ、2022年初来ではプラスマイナスゼロとなっています。

 

3. 何をやってもダメな相場では下手な行動をおこさずじっとしているのも大事な戦略

以上を踏まえますと、2022年前半はリスク資産は何に投資をしてもダメ、日本円だけ持っていてもダメという状況で、日本人投資家にとっては八方塞がりの状況といえるでしょう。

もちろん、短期的な値上がり益を狙った投資で利益を得ている人はいるでしょうが、長期投資家にとっては何をやっても損をするという厳しい局面でした。

こういった「誰がやっても難しい相場」の時に我々素人が下手な行動をおこすと大怪我につながる可能性が高いです。

先が見えない難しい相場では、

・下手な行動を起こさずにじっと嵐が過ぎ去るのを待つ

・毎月定期の積立投資だけ継続する

・アセットアロケーションのリバランシングに徹する

などが有効です。

損失が出て気分が落ち込んでいる人も多いでしょうが、それは自分だけでなく周囲の人も同じ状況である可能性が高いです。

レバレッジ投資など過剰なリスクを背負わず、現物投資に徹していれば必ずまた良い局面もやってきますので辛抱強く相場に臨みたいものです。

 

まとめ

各アセットの2022年初来のチャートを確認しましたが、世界株、債券、REIT、仮想通貨、日本円は全滅で、かろうじて金だけプラスマイナスゼロという状況でした。

長期投資をしていると「何をやってもダメ」な相場はたまに訪れますので、どうやって乗り切るか考えておきたいですね。

 

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ナッツ類は腹持ちがよく、量を守れば健康にも良いので積極的に摂取すべきです。

毎日手のひら一杯分程度を食べるのが適量です。

 

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