Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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暴落時に個人投資家が選択できる2つの方法

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おはようございます。

2018年12月に暴落を経験した後、2019年に入ってからしばらくは好調な相場が続きました。

5月にいったん調整局面がありましたが、その後株価は復調し、最近までダウ平均、S&P500ともに過去最高値を記録していました。

その後、米中貿易戦争の悪化などによって、8月に入って急速な円高・株安のトレンドとなっています。

ボラティリティの高い相場が続いており、特に投資を始めたばかりの方は試される局面ですね。

今回のような調整局面は気が付かないうちにそっと忍び寄ってきますので、あらかじめ自分なりの対応策を十分に練っておく必要があります。

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暴落時に個人投資家が選択できる2つの方法

暴落時にマネーフォワードを確認して、毎日自分の金融資産が溶けていくのを見るのは悲しいものです。

とはいえ、PC画面にお祈りをしても株価が上がってくれるわけではないので、頭を切り替えたいと思います。

 

暴落時に個人投資家が選択できる2つの方法

暴落時に個人投資家が選択できる方法は、

・相場からいったん離れる

・長期で保有すれば再上昇が期待できる商品だけ握りしめて耐える

のいずれかでしょう。

少し前まではハイテク銘柄を始めとするグロース株が絶好調でしたが、今はハイテク主導で下落トレンドに突入しており、一昔前まで日の目を見なかったディフェンシブ銘柄が強さを見せています。

グロースやバリューなど、その時のトレンドに乗っかって好成績を上げ続けるという手法もありますが、トレンドというのはプロであっても正確に読むことは難しいです。

セクターについても同様です。

セクターには栄枯盛衰があり、その時々によって強いセクターと弱いセクターがありますが、同じセクターがずっと強さを見せ続けるということはありません。

そして、自分がセクターのトレンドを正確に読み切ることができるなどと思わない方がよいでしょう。

株式市場では、個人レベルでは何をやっても無駄という時期が一定の間隔で必ず訪れますので、そういう時期はいったん逃げるか、ひたすら耐えるかのいずれかになると思います。

 

方法1:相場からいったん離れる

私の個人的な経験から、暴落時に現金化して相場からいったん離れて頭を冷やすことは非常に有用です。

ただ、「相場からいったん離れる」というのは言うは易く行うは難しです。

それは、損失を確定するという行為には非常にネガティブな感情がついて回るからです。

画面上の含み損と、実際の損失確定では心の痛み方が違うということですね。

ただ、勇気を出して損失を確定してしまえば、予想以上に早く忘れられるものです。

もちろん、数百万円単位ともなればすぐに忘れることは難しいかもしれませんが、数十万円単位であれば将来への勉強代として割り切ることにしています。

むしろ、頭の切り替えの早い人でないと株式投資には向いていないとも言えますね。

損失を確定して頭をリセットさせ、手持ちのキャッシュでこれから何ができるかに目を向けることは非常に重要でしょう。

株式投資の場合、確定申告によって翌年以降に損失を繰り越すこともできますので、うまく制度を活用すれば損失確定というのは悪いことばかりではありません。

戦略的に損失確定ができるようになるのも、株式投資家の大事なスキルですね。

 

方法2:長期で保有すれば再上昇が期待できる商品だけ握りしめて耐える

もう一つの方法は、長期で保有すれば再上昇が確実に期待できる商品だけ握りしめて耐えることです。

適切な成長市場へのインデックス投資であれば、一時的な暴落をしのげば再上昇が期待できますので、何も考えずにホールドも戦略として成立するのは初心者にはありがたいですね。

ただし、1点非常に重要なこととしては「成長性が期待できるインデックスを買うこと」です。

インデックスならばなんでもOKというわけではないですね。

そういった意味では、「TOPIX一点張り!」というのは厳しいでしょう。

20年以上に渡って世界的に類を見ないデフレが持続し、可処分所得も年々低下している国のインデックスに一点張りというのはありえないことです。

我々日本人としては、日本に住み日本の良さを享受しながら、投資においては海外に目を向けて成長国の恩恵に預かるというのが現実的な選択肢でしょう。

 

まとめ

暴落時に個人投資家が選択できる2つの方法は、

1) いったん相場から離れて冷静になるか、

2) 長期で保有すれば再上昇が期待できる商品だけ握りしめて耐えること

でしょう。

インデックス投資家であれば2)の選択肢は現実的ですが、個別株投資家であればより損失に敏感にならざるを得ませんので、1)の選択肢をうまく活用したいところです。

 

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