おはようございます。
当ブログの読者の方から、以下のご質問を頂戴しました。
ちゅり男様、こんばんは。
いつも記事を読ませて頂いております。
本日はちゅり男様のアドバイスや考えを伺いたく、コメント致しました。
当方、3人家族(夫婦・子ども)で、夫婦ともに年齢は30代前半です。
これまで投資には全く関心がなかったのですが、本年1月から下記の通り、主に投資信託の積立を行っております。
Zaif以外は全て投資信託の積立となります。
NISA:夫婦でそれぞれ年間120万円ずつ。
子どもNISA:年間80万円
iDeCo:毎月2万3000円
配偶者の企業型確定拠出年金:毎月5万5000円
Zaif仮想通貨積立:毎月5万2000円
年間積立金額:476万円
10月から楽天証券で楽天カードによる投資信託つみたてサービスが始まるとのことで、下記2パターンのいずれかを検討しております。
1)NISAの証券会社は変更せず、上記の積立に加えて、新規に楽天証券で毎月5万円積み立てる(楽天カードによる投資信託つみたて金額の上限額)
2)NISAをSBI証券から楽天証券に切り替え、毎月10万円(NISA年間120万円のため)のうち、5万円を楽天カードで、残り5万円を現金で積立購入。
積立の金額に余裕がある場合は、1)かと思いますが、ない場合は2)でしょうか。
もしくはその他の選択があるようでしたら、アドバイス頂ければ幸いです。(楽天以外の、当方の積立方針についても気になる点があれば指摘して頂ければ幸いです)以上何卒よろしくお願い致します。
ご夫婦ダブルインカムで、iDeCoやNISA、ジュニアNISAなどの非課税口座を最大限に活用したうえで、Zaifの仮想通貨積立をされているとのことです。
状況をお聞きして、個人的に気になった点を取り上げさせていただきます。
投資歴1年以下の方が気をつけるべきポイントとは?
年間積立金額476万円は素直にすごいですね
ご質問者様にどの程度のインカムがあるかは分かりませんが、年間積立金額476万円はすごいの一言です。
月に40万円ペースですからね。
正直申し上げて、このペースでずっと積立が可能ならば、現金を積み立てるだけでも十分と言えます。
キャッシュの積立でも20年後には億万長者です。
仮に投資をするにしても、月40万円ペースならば下手なことをせず、iDeCoやNISAなどの非課税枠を活用しながらVTを積み立てるだけで十分でしょう。
積立ペースから考えてそれなりのインカムがあると想定されますので、iDeCoによる節税効果の恩恵は大きいものと推察します。
こういったケースでは、欲を出して高リターンを狙いすぎるとかえって失敗する可能性が高いです。
そう考えると、Zaifの仮想通貨積立の52,000円というのは多すぎる気がします。
Zaifの仮想通貨積立に52,000円は不要だと思います
私も少額ながら仮想通貨は保有していますが、ポートフォリオ全体の2%未満です。
このあたりは仮想通貨の将来にどの程度期待するかによると思いますし、ご質問者様には私には見えていない未来が見えているかもしれません。
ただ、仮想通貨は損益が雑所得として計算されるので、分離課税である株式や債券と比べるとあまりに不利ですね。
歴史が浅いため法制度も整っておらず、未だ無法地帯であり、リスクとリターンが釣り合っていない気がしています。
せめて株式のように分離課税になれば、仮に損をしたとしても損だしの材料に使ったりできるのですが。
個人的な意見としては、月に40万円も積み立てられるのであれば長期のインデックス投資だけで十分ではないでしょうか。
仮想通貨は2018年に入ってから下がる一方ですので、引くに引けない事情があるのかもしれませんが、仮想通貨で一発逆転を狙う必要がないレベルのインカムがおありになる気がします。
NISAに関しては楽天ポイントを狙うならば2)案でしょうか
楽天カードを利用して投信積立をすることで楽天ポイントが1.0%還元されるというのはたしかに魅力的です。
ただし、投資の本筋ではないのでそれに惑わされすぎないようにしたほうがよいでしょう。
私ならば面倒なのでわざわざ楽天証券にNISA口座を乗り換えることはしませんが、月に500ポイントを狙いにいくならば乗り換えもありですね。
個人的には、年間476万円も投資していればそれ以上にリスク資産にキャッシュを投入する必要はないと思いますので、2)案がよいと思います。
特に、2018年1月から投資を始めたばかりであれば、少しブレーキを踏むことも意識したいところです。
今の株式市場を見ますと、一気に資金を投入するようなタイミングではない気がするからです。
私は慎重派ですので、長期投資で最も重要なのは、いかに一気に投資したい気持ちを抑えてキャッシュポジションを維持するかだと思っています。
まとめ
月40万円のハイペースで積立投資を継続できるならば、シンプルにiDeCoやNISA枠を活用したインデックス投資で十分に資産形成が可能です。
投資歴が1年未満ということですので、一気に株式にポジションを取りすぎないこと、キャッシュの重要性を忘れないことを意識したいところです。
こんな記事も書いています。
投資を始めたばかりの頃は、遅れを取り戻すためにどうしても一気にポジションを取りたくなりますが、コツコツ長期間継続することの方が100倍重要です。
不景気に強い職種で、暴落時にも生活基盤は安定しているのならば少々リスクを負って攻めることができます。
楽しくないことは続きませんから、投資は無理のない範囲であせらず続けていきたいものです。