おはようございます。
株式投資で成功するためには、倹約習慣を身につけることが欠かせません。
以前から何度も申し上げている通り、
「資産=(収入ー支出+運用益)x 運用期間」
の計算式が成立しますが、資産運用のリターンを正確に読むことはできませんから、まずは「収入ー支出」の部分を最大化を目指す方が効率的です。
そして、副業などでよほど成功しない限り、収入を急激に増やすことは現実的に難しいわけですから、一般の方が真っ先に取り組むべきは支出の抑制ということになります。
倹約とはメリハリのあるお金の使い方をすること
1. 倹約=メリハリのあるお金の使い方をすること
さて、支出を抑制するためには倹約が欠かせないわけですが、やり方を間違えるとただのケチに成り下がってしまうので注意が必要です。
私個人としては、最も重要な点は「お金の使い方にメリハリをつけること」だと思っています。
つまり、自分の人生を充実させるために必要な所には迷いなくお金を使い、自分が必要性を感じないものにはお金を使わないメリハリのことです。
そして、その判断基準としては世間一般の基準ではなく、自分が何に価値を感じるかに重きをおくべきです。
よって、倹約習慣を身につけるためには、
1) 自分の人生において優先すべき価値観を明確にする
2) 家計状況を数字で正確に把握する
の2点が重要になってきます。
2. 自分の人生で優先したい価値観を明確にする
メリハリのあるお金の使い方をするためには、自分が何にお金を使った時に充実感を感じるかを明確にする必要があります。
自分で稼いだお金をどのように使うかは個人の自由ですので、世間一般の価値観に従う必要は全くありません。
むしろ、世間一般からはあまりその必要性を理解されないが、自分にとってはどうしても必要といった物に対してお金を使った方が満足のいくお金の使い方になったりします。
また、私自身は年齢を重ねるにつれて、モノよりも経験にお金を投資したい欲求が高まってきています。
お金と引き換えに、仕事では経験できないような多種多様の経験を積むことはものすごく価値があるでしょう。
なお、自分の価値観を明確にする方法については以下の記事でご紹介していますので、合わせて読んでみてください。
3. 家計状況を数字で正確に把握する
次に重要なことは、家計の状況を数字で正確に把握することです。
言い換えれば、毎月いくらのお金が入ってきて、いくらのお金がどのような経路から出ていっているかを可視化することになります。
1箇所の会社からの給与所得だけであれば、お金の流入経路を明らかにするのは容易です。
給与所得だけで確定申告の経験がない場合、健康保険料や年金保険料などが全て天引きですので、自分が社会保険料をいくら払っているか把握していない方が多いかもしれません。
お金に対する意識を高めるため、せめて額面所得がいくらで、そのうち社会保険料がいくら引かれているのかなどを給与明細を見ながら勉強する癖をつけましょう。
ただぼーっと「今月の給料はいくらか」と眺めていてもお金の勉強にはなりません。
そのうえで、マネーフォワードなどのクラウド家計管理サービスを活用します。
銀行や証券会社、クレジットカードなどのマネーフォワードと連結したいサービス数が少ない方は無料版でも十分です。
私は連結したいサービス数が多く、昔からの資産推移なども確認したいため、有料版を活用しています。
手書きやExcelで家計簿をつける時代は完全に終わりました。時間の無駄なのでやめましょう。
テクノロジーが発達してここまで便利になりますと、逆に家計管理ができない理由を探す方が難しいというレベルです。
まとめ
倹約とはメリハリのあるお金の使い方をすることだと思います。
そのために、
1) 自分が何にお金を使った時に満足感を感じるかを明確にすること
2) マネーフォワードなどの家計管理サービスを活用し、お金の出入りする流れを完全に可視化すること
が重要だと思います。
【人生を豊かにするためのおすすめ本2選】
1. エッセンシャル思考
「より少なく、しかしより良く」実践することがエッセンシャル思考の人の特徴です。
そのために、自分にとって本当に重要なこと以外は思い切って捨てる勇気を持ちましょう。
無駄な努力をし続けるには人生は短すぎます。
2. 情報は1冊のノートにまとめなさい
奥野宣之さんの『情報は1冊のノートにまとめなさい』です。
私が日常的にメモやノートをとることになるきっかけとなった一冊です。
人間の記憶はまったく当てになりませんので、思いついたことはその場で記録しておかないと重要なアイデアがどんどん失われてしまいます。
【関連記事のご紹介】
上でご紹介した『エッセンシャル思考』の書評です。
10代〜20代の方は、節約だけでなく豊かな経験への自己投資も重要です。
健康への投資というのは最も費用対効果の高い投資の1つだと思います。