神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

利益が出ているアクティブファンドからインデックスファンドへ乗り換えるべきか?

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おはようございます。

当ブログの読者から以下のご質問をいただきました。

毎朝、通勤電車の中でブログを読むのが日課となり、楽しみにしています。

いつも有意義なブログをありがとうございます。

現在41才の公務員です。

2019年からイデコ、つみたてNISA、特定口座で投資信託を購入しています。

つみたて NISAは、eMAXIS Slim全世界(オールカントリー)を、イデコは、全世界と同じ割合で購入しています。

現在投資資金は月12万円ほどで、現金も同じ額貯金しています。

これまでは住宅ローンの繰上げ返済に重きを置きやってきましたが、今年の夏に住宅ローンが終わるため、繰上げ返済に回していた分を投資回そうと思っています。

 

今悩んでいることは、投資を自分で学ぶ前から初めたさわかみ投資というアクティブファンドの今後です。

2007年から月1万円、ボーナス1万円で始めて、現在も続けています。

投資金額は190万円で現在の評価額は、359万円ほどになっています。

購入手数料等はかかりませんが、信託報酬が年1%です。

今後もこのまま運用すべきか、売却して特定口座で全世界の投資信託を購入すべきか。 迷っています。

ぜひ、先生の意見を教授していただけたら幸いです。 

ご質問ありがとうございます。

結論から申し上げますと以下の通りです。

1) つみたてNISAとiDeCoに関しては、そのまま全世界株分散投資を継続すればOKです 

2) さわかみファンドに関しては、決して悪くはありませんが、信託報酬1.10%は今までのリターンと比して明らかに割高です

3) 私ならば、さわかみファンドは利益がのっている今のうちに全売却し、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)などのインデックスファンドへ乗り換えます

以下、1つ1つ掘り下げてみていきます。 

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利益が出ているアクティブファンドからインデックスファンドへ乗り換えるべきか?

つみたてNISAとiDeCoは全世界株分散投資を継続しましょう

インデックス投資、特に長期投資では自分に合った非課税口座を活用することが欠かせません。

万人向けなのは資金拘束のリスクがなく、単純に非課税の恩恵が受けられるつみたてNISAです。

iDeCoはあくまで年金ですので、60歳までの資金拘束のリスクがありますが、投資の目的が自分年金の確立、老後資金の確保であれば活用すべき制度でしょう。

これらの非課税口座では、大きく勝つことよりも負ける確率を下げる堅実な投資をすべきです。

約20年の投資期間を確保できることを考えますと、やはり王道は全世界株式分散投資となります。

よって、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)もしくはそれに準じた比率で日本株、先進国株、新興国株を購入することで十分でしょう。

 

さわかみファンドの信託報酬1.10%は割高です

次に、今現在保有されているさわかみファンドですが、私個人の印象としては、今までに得られたリターンに比して1.10%の信託報酬は割高です。

2007年から投資を開始して、190万円の投資元本が今現在の評価額で359万円ですので、決して悪い成績ではありません。

 

しかし、冷静になってよく考えてみますと、リーマン・ショック後の2010年代は今までにないくらい恵まれた相場でした。

具体的には、仮にVTIに2007年に10000ドル投資した場合、単純にそれを保有し続けただけでも36790ドルになったわけです(+267.9%のリターン)。

 

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もちろん、これは毎月積立のシミュレーションではないため、単純比較はできません。

しかし、より高い手数料を払ってアクティブファンドに投資をする以上、市場平均を少しでも上回る期待感が必要です。

VTIの経費率はわずか0.03%ですので、手数料だけで1.0%以上の差がありますから、冷静に考えますと毎年1.0%ずつ市場平均に勝ち続けるのは困難だと思います。

今のところリターンが出ているので問題ありませんが、これはさわかみファンドの運用が特別優れていたわけでなく、相場に居続けさえすれば、よほど下手なことをしない限り誰でも儲かるご褒美相場であったということです。

 

インデックスファンドへの乗り換えがベターです

以上の点を踏まえ、私ならば、さわかみファンドを売却してeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)へ乗り換えます。

投資で1.0%余分にリターンを上げ続けることは大変難しいことです。

2年や3年は上回る可能性が十分にありますが、20年、30年と期間が長くなるにつれて勝ち続けられるファンドは減っていきます。

運用会社の腕をよほど信頼しているならば別として、格別な思い入れがないのであればシンプルにインデックスファンドへの乗り換えがよいのではないでしょうか。

とはいえ、最終的に最も重要なのはご自身が納得しているかどうかです。

売却時には売却益に対する課税もありますから、そのあたりも総合的に判断し後悔のないようにしていただければと思います。

 

まとめ

20年、30年と運用期間が長くなるにつれて、市場平均に勝ち続けられるアクティブファンドの数は減っていきます。

利益がのっている今のうちに乗り換えるのも一手でしょう。

 

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