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投資、仕事、家庭において時間の活用ルールを決めておこう(仕事編)

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おはようございます。

昨日は投資において時間をどのように活用すべきか?という点を考察しました。

本日は、多くの方が一日のうちの大半の時間を過ごす職場において、時間をどのように活用すべきか考えてみたいと思います。

私自身は勤務医以外の経験がありませんので、一部の方には参考にならないかもしれませんが、常に何か改善できる点はないか考えながら働くことは重要です。

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家庭で過ごせる時間を最大化するために単位時間あたりの生産性を最大化する

私の最も大事にしているルールは、次の通りです。

「家庭で過ごせる時間を最大化するために、単位時間あたりの生産性を最大化する」

です。

このように、自分の中で最も重要な原則を一つ決めておくことで、何かで迷った時にいち早く決断することが可能になります。

 

まずは個人レベルで生産性を最大限に高める努力をする

日本の病院は主治医制をしいていることが大半ですので、基本的には自分の患者は自分が責任をもって診ることになります。

もちろん、チーム回診やカンファレンスで治療方針の確認は適宜行われるのですが、それに応じて実際に指示を出して治療にあたるのはあくまで主治医です。

つまり、個人の努力によって改善できる点が多いのです。

会社というのはチームですので、組織の輪の一部となって動くことはもちろん重要ですが、やはり個々人が意識的にレベルアップを目指すのは欠かせないと思います。

世の中には、なぜか夜まで病院に残ってすでに状態が落ち着いている患者を診たり、外来の書類仕事をしている先生もいらっしゃいます。

正当な理由があればよいですが、時間外手当をもらうために無駄に病院に残るのはやめましょう。

院長が求めているのは、日勤帯の時間内に患者のマネジメントを完了し、書類仕事も完了させられる生産性の高い医者です。

今は医者不足ですからそういった医者も雇われますが、医者の需給関係が変化したら真っ先にクビになりますよ。

 

個々が優秀な医者であると、少しずつ働きやすい職場になっていく

日中に患者に予期せぬことがあった場合には、外来や緊急の処置など、よほど手が離せない仕事に主治医が付いていない限りは主治医がコールされます。

夜間は当番制ですので、当該科の全ての患者を当番医が一人で診ることになります。

ここで重要な点は、優秀な医者の患者ほど真の意味での急変が少ないことです。

なぜならば、優秀な医者であればあるほど、

・患者の状態を正確に把握してあらかじめ打てる手が打ってある

・どうしても救命が難しい症例の場合は、あらかじめ家族にその旨が伝えてあり、急変時の方針が決定してある

ことが多いからです。

もちろん、本当に誰もが予期せぬ急変は時々発生しますが、その頻度が圧倒的に少ないわけです。

一晩中急変対応に追われると、次の日の勤務はグロッキーになり生産性が著しく落ちますので、そのリスクが低い職場は非常に働きやすいといえます。

 

 

優先順位の低い、どちらでも良いことにはハッキリとNoを言う

ひとが良い方にありがちなのが、人からの頼まれ事で自分にこなせることは全てOKと安易に返事をしてしまうことです。

私自身も、以前はそのような傾向がありました。

しかし、優先順位が低くどちらでも良い案件にはハッキリとNoを言わなければ、仕事の生産性は上がりません。

 

確かに、就職したばかりでゼロからいろいろな仕事を覚えていく段階であれば、先輩からの頼まれ事はなんでも聞くことに価値があるかもしれません。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」というやつですね。

実際、私も初期研修医の頃は他人より多く救急外来の当直に入って、一人でも多くの患者を診るように心がけていました。

その経験から、若い時のハードワークには意味があると思いますし、医者であればぜひこなすべきだと思います。

しかし、一通りの仕事がこなせるようになり、後輩が入ってきた後になっても、全ての頼まれ事にYesと言っていては、重要な案件がこなせなくなります。

 

私の今の原則は、

「家庭で過ごせる時間を最大化するために、単位時間あたりの生産性を最大化する」

ですから、何にでもOKと言うことはできません。

日本人はNoを言うのが苦手な人が多いですが、時にはきっぱりとNoと言うことを身につけると仕事の生産性が上がるかと思います。

 

外注化できる仕事は外注化して、一人前以上の仕事をこなす

もう一つ重要な点は、「この仕事は自分でもやれるから」という理由で全てを自分でやろうとしないことです。

世の中には相当に優秀な人がいて、そういった人はほとんどの仕事を他人より器用に短時間でこなせてしまいます。

ただし、どれだけ効率よくやったとしても自分一人でこなせる仕事量には限界があります。

やはり、外注化できる仕事は外注化することです。

 

この時、相手が初めからうまくやれると思わないこと、自分と同じだけの成果を求めないのがコツです。

また、仕事を頼む前段階からあらかじめ信頼関係を築いておくことが重要ですね。

見知らぬ人からいきなり厄介な頼まれ事をされたら誰でも嫌なものです。

70点くらいやれていれば良しという気持ちで仕事を依頼すると、頼んだ方も頼まれた方も気持ちよく仕事ができます。

 

私の場合は、自分でやるよりも人にやってもらった方が早い仕事は、時給4,000円以下であれば積極的に外注しています。

医者の寝当直の時給が4,000円くらいですので、そこに設定しているだけですが(笑)

 

 

こんな記事も書いています。

投資においては、投資期間をできるだけ長く確保し、実際の投資行動にかける時間を最小限にすることで時間対効果を高めるようにしています。

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弱者には弱者なりの戦い方がありますが、それがランチェスターの法則です。弱者が強者と同じことをやっても勝てるはずがないのです。

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考えても答えのでないことは、やるかやらないかを決断し、やるならば一刻も早く実行にうつすべきです。トライ・アンド・エラーを繰り返す中で改善策が見えてくるでしょう。

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