Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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この1〜2年は誰でも勝てる簡単な相場であったことを見直そう。適切な参入時期を見極める重要性を確認する。

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おはようございます。

2013年のアベノミクス以降は、チャイナショックなど若干の景気の谷はあったものの、おおむね順張りの相場が続いています。

特に2016年後半〜2017年現在にかけては、ダウ平均が史上初めて2万ドルを超えるなど米国を中心に世界経済が堅調です。

こういった相場がずっと続けば個人投資家にとっては言うことなしですが、過去の歴史からそううまくはいかないことは何度も証明されています。

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この1〜2年は誰でも勝てる簡単な相場であったことをもう一度見直そう

ダウ平均が連日史上最高価格を更新するといった景気の良いニュースが流れますと、それをきっかけに今まで株式投資に興味がなかった人も株を買うようになります。

書店で株式投資本が平積みにされ、経済誌で株式特集が頻回に組まれるようになると、天井が近づいてきている可能性があります。

経済誌でもない大衆紙ですら株式特集を組んだ時は、いよいよ天井が近いと考えてよいです。

初心者が株式市場に大量に新規参入してくるようになったら、私は相場から距離をおくようにしています。

初心者ほど過熱した市場には近づくな、これが鉄則です。

 

この1〜2年で儲けが出たからといって特別な才能があるわけではない 

今のような順張りの相場で株式市場に参入すると、しばらくのうちは利益が出ることが多いです。

しかし、それは特別な才能があったから儲けられたわけではありません。

むしろこの相場で損をする方が難しいです。

この1〜2年の相場で損を出している人がいらっしゃれば、株式投資は向いていない可能性が高いのでやめた方がよいかもしれません。

そう言い切れるくらい簡単な相場です。

問題なのは、実際に数十万円レベルで儲けが出始めると、自分には株式投資の才能があると勘違いする人が出てくることです。

完全にただのビギナーズラックというやつですので過信しないようにしたいです。

好調な時ほど、自分のリスク許容度を超えた投資をしないように気をつけましょう。

 

時流にのったから成功しただけであることを知る

何を購入するかという銘柄選びが株式投資の醍醐味の一つであることは言うまでもありません。

純粋に自分の応援したい企業を選ぶ、安定して高配当を出し続けている企業を選ぶ、など個々人なりの戦略や楽しみ方があってしかるべきだと思います。

 

しかし、純粋にリターンを改善することを考えると、それ以上に重要なのは時流にのることだと思います。

言葉をかえれば、参入時期によって投資の勝率は大きくかわってくるということです。

株式投資で成功するか否かは、適切な時期に参入をしたかで大きくかわってきます。

不適切な時期に参入をしてしまうと、どれだけ優れた商品を購入したとしてもほとんど儲けられない・・・

逆に、そういった時期に少しでも下手を打つと一発で大ダメージを負うことになります。

そして、順張りの相場の最終局面は最もそのリスクが高い局面であることを十分に知っておくべきです。

  

順張りの相場の場合、いかに早期に参入できるかが勝敗の鍵を握る

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SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)-オンライントレードで株式・投資信託・債券を-から引用

 

これはダウ平均の長期チャートですが、このような順張り相場の場合、参入時期が遅くなればなるほど、限られた資金で購入できるユニット数が減少します。

私が以前から投資では買値で収益性がほぼ決まると言っているのはそういうことです。

限られた資金でより多くのユニット数を購入できれば、買った時点で勝てる確率が高くなります。

参入時期が遅くなればなるほどに、購入できるユニット数が減る上に、下落した時に大損失を抱えるリスクが上昇する点に注意が必要です。

今現在が、この順張り相場の最終局面かどうかは誰にも分かりませんが、リーマンショック前や2010年頃から投資を続けている人はともかく、ここ1〜2年での新規参入者は十分に注意が必要でしょう。

 

参入時期など見極められないよという人は黙って積立投資に励むのが吉

相場なんて読めないよ、という人は黙って積立投資に励むのが吉だと思います。

この場合、心を無にして自分の決めたルールに従って機械的に買い続けることが重要です。

余計なことを考えないと決めたのならば、徹底的に余計な考えを排除した方がよいでしょう。

ついつい欲が出ていろいろ邪念が浮かぶのが問題です。

・考えると決めたならば徹底的に考え抜く

・中途半端に考えるくらいならば何も考えずに積み立て続ける

これがよいと思います。

 

 

こんな記事も書いています。

今のような順張り相場だと、どうしても株が欲しい気持ちが強くなりがちです。個人的な経験からは、株が欲しい気持ちが強い時は本当の買い場ではないことが多いです。積立投資派の人は無視していただいてもけっこうですが。

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株式も不動産も、買値で収益性がほとんど決まるといっても過言ではありません。大きな買い物ほど買値を意識するようにしたいものです。

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資産形成はサッカーと同じで、ディフェンスがザルなチームが勝ち続けることはありません。まずはディフェンスをしっかり固めて、その後オフェンスを強化する方が効率的かと思います。

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