神経内科医ちゅり男のブログ

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ランチェスターの法則で弱者なりの戦い方を学ぶ

おはようございます。

今週号の『週刊ダイヤモンド』でランチェスターの法則について紹介されていました。

ランチェスターの法則は、第一次世界大戦中に開発された戦力計算の法則ですが、今ではビジネスの分野で弱者が強者に対抗するための経営戦略に応用されています。

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ランチェスターの法則で弱者なりの戦い方を学ぶ 

週刊ダイヤモンド 2017年 8/5 号 [雑誌](ロジカルシンキング&問題解決法)

週刊ダイヤモンド 2017年 8/5 号 [雑誌](ロジカルシンキング&問題解決法)

 

ランチェスターの法則とは、第一次世界大戦中にイギリスの航空機エンジニアであったフレデリック・ランチェスターが、彼我の戦力計算における一定の法則を編み出したものです。

初めは戦争における戦力分析に使われた法則ですが、今では企業間競争を考える経営戦略に広く応用されるようになっています。

 

ランチェスターの第1法則:一騎打ちや接近戦では弱者も強者も同じ損害を被る

ランチェスターの第1法則はしごく当たり前のことで、「一騎打ちや接近戦のような伝統的な戦法の場合、弱者も強者もほぼ同等の損害を被る」というものです。

古典的な戦においては、彼我の戦力差は人数にほぼ比例するということですね。

近代兵器が発達する前の戦においては、この法則だけで十分でした。

 

ランチェスターの第2法則:武器の性能が向上すると、戦力は頭数の2乗に比例する

一騎打ちや接近戦のような伝統的な戦法ではなく、第一次世界大戦以降のように近代兵器が発達してくると、彼我の戦力差はより歴然としたものになります。

例えば、マシンガンなどのように1人で複数人に対抗できるような兵器が普及した場合には、戦力は頭数の2乗に比例するようになります。

つまり、味方が100人で敵が20人の場合、「100 x 100= 10000」対「20 x 20= 400」の勝負になり、人数の差は5倍ですが実質的には25倍もの戦力差がつくということです。

よって、人数で勝る強者は、自軍の被害を最小限に抑えつつより簡単に弱者を殲滅することができるようになります。

 

ランチェスターの法則から導かれる弱者のとるべき戦略とは

この法則は今では中小企業が大企業に対抗するための経営戦略によく用いられるようになっています。

以下に強者の戦略と弱者の戦略を両方紹介しますが、よほど恵まれたポジションの方以外は弱者の戦略の方を熟知しておく必要があります。

 

強者の戦略

・トータルでNo.1を狙う

・扱う商品やその客層を広くする。人口の多い都市部に重点をおく

・広告宣伝費を派手に使って大々的に宣伝する

・全国隅々までくまなく営業をして売り込む

 

強者の戦略を実行できるのは、各業界のNo.1の会社だけです。

日本の自動車業界ならばトヨタ自動車こそがとれる戦略ということですね。

よって、ほとんど人は次に紹介する弱者の戦略をよく知っておく必要があります。

 

弱者の戦略

・ニッチでトップに立つ

・強みを最大限に活かし、弱みを捨てる。

・圧倒的強者とは戦わず、自分よりも下位の者に勝つ

・業界No.1とは異なるやり方で勝負する

・目標は1つに絞り、とにかく1点に集中する

・長時間労働を厭わない

 

最も重要なことは、ニッチな分野でもよいからとにかく死ぬ気でNo.1を目指せということですね。

たとえニッチな分野でもNo.2では何の意味もないということです。

目標を1点に絞り、その目標達成に向かってハードワークを厭わないことが重要です。

そして、No.1と全く異なる弱者なりのやり方で勝負をするようにしましょう。

 

まとめ

私自身は中小企業の経営者ではありませんが、ランチェスターの法則は医師としての生き方にも応用できる気がします。

特に研究職の方は、自分の夢を追いかけてメジャーな分野でトップを狙いにいきがちですが、まずはニッチでトップに立つ戦略をとった方が自分を利することになるのかもしれません。

 

 

こんな記事も書いています。

ランチェスター戦略における弱者の戦略と並んで、時流に乗ることが重要だと思います。不適切な時期に不適切な場所にいると、どれだけ努力をしてもその努力は報われることがありません。

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投資においても、自分のストロングポイントを把握してそれを全面に打ち出す戦略が重要です。

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