おはようございます。
投資の目的というのは人それぞれだと思います。
しかし、戦略として長期投資を選択している方ならば、目先の利益ではなく老後に対する備えとして投資をしているのではないでしょうか。
老後に対する備えといっても、家庭状況やもらえる年金の額によって、どの程度の金額を貯めておく必要があるかは変わってきますので、大体のシミュレーションをしておく必要があります。
私個人としては、「最低年間1万ドルの配当収入」を目指して投資をコツコツ継続しています。
将来の年金代わりに年間1万ドルの配当を目指して投資を続けます
私が株式投資をやっている最大の目的の一つに配当金があります。
不労所得を得ることは株式投資の大きな醍醐味の一つではないでしょうか。
ただ単に、「老後に対する備え」というだけでは、なかなか投資に対するモチベーションが上がりません。
そこで、私自身は最低限の目標として「配当金収入で年間1万ドル」という目標を立てています。
やはり具体的な数値目標があると普段の生活でも気が引きしまるものです。
海外ETFの配当利回りは全体で2%と仮定して50万ドルを目標にしている
私の主力商品はVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)です。
最近では、米国株式市場に連動したVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)も少し保有しています。
配当金狙いならばVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)も面白そうです。
これらの商品の特徴は、短期的には暴落に巻き込まれて値下がりすることはあるものの、20年以上ホールドし続ければほぼ確実に値上がりが見込めることです。
20年以上安心してバイ&ホールドをするつもりならば、そのような商品を選択する必要があります。
もちろん、個別株を選択すればより高配当を狙うことはできますが、個別企業のリスクを背負うことになります。
私の場合、当面の生活に困っているわけではなく、今のところアーリーリタイアをするつもりもないため、海外ETFを積み上げた方がより確実に目標を達成できると計算しています。
VT, VTIの配当利回りは2%程度、VYMで3%程度です。
よって、年間1万ドルの配当収入を目指すならば全体で50万ドルを積み上げる必要があると考えています。
配当金を得る2つの意義
私は、配当金の意味は大きく2つあると考えています。
1) 配当金をいったんキャッシュでストックし、市況を見ながら次の投資先を決める
2) 老後において、配当金を年金代わりにする
当面の間は、1)を継続することになります。
いったん配当金という利益確定をすることのメリットは、キャッシュとしてストックしておいて、時期をみて再投資をしたり、または思い切って別の商品を選択するなど戦略の幅が広がることです。
もちろん、よほどの理由がない限り配当金を家計の足しにしてはなりません。
利益確定による税金支払いというデメリットがありますが、私の場合はETFの低コスト、トラッキングエラーの低さを重視しています。
将来的には配当金を年金代わりにする
老後においては、上記の2)の役割が大きくなります。
配当金で年金の足りない分を補うという考えです。
もちろん、配当金再投資の分がなくなりますので、キャピタルゲインを狙うのは難しくなりますが、老後に大きなキャピタルを狙う必要はありません。
投資信託の場合は、保有し続けているだけでは一銭も入ってきませんので、老後に計画的に取り崩す出口戦略を練る必要がありますね。
ETFの場合は、配当金部分を年金代わりにしてそれまでに積み上げてきたものは解約しないという戦略も可能です。
もちろん、配当金が余れば再投資にまわしても良いでしょう。
ただひたすらETFを積み上げるだけ、積み上げれば積み上げるほど自分年金が増えて老後が楽になるという分かりやすい図式が気に入っています。
年間1万ドルの配当を目標に海外ETFの購入を続けます
やり方は非常に単純ですね。
1) 住信SBIネット銀行の外貨積立(毎日)を利用して、1年間を通じてコツコツドルを買い続ける
2) 手数料負けしないため、5000ドル または 10000ドル単位でETFを買い付ける
3) 配当金をいったんキャッシュのままストックし、時期をみて再投資する
これだけです。ほぼ誰でも実践可能です。
特に、住信SBIネット銀行の外貨積立サービスが開始されてからは為替レートを気にせず毎日ドル転が可能になりましたので、気持ち的に非常に楽になりました。
特に、1)でどれだけドルを積み上げられるかが勝負の分かれ目だと考えています。
まとめ
投資効率を高めるため、分配金自動再投資型のインデックスファンドが人気を集めていますが、私自身は配当金による利益確定は良しとしています。
その理由は、
1) 配当金をいったんキャッシュでストックし、市況を見ながら次の投資先を決める
2) 老後において、配当金を年金代わりにする
ことが可能だからです。
年金代わりに年間1万ドルの配当金を目指してコツコツ投資を継続していきます。
こんな記事も書いています。
株式市場が暴落した時に、配当金は心の支えになりますね。私の過去の経験からも間違いありません。
タネ銭を大きくしなければ配当収入を大きくすることは不可能です。まずはそれに集中するのがよいでしょう。