おはようございます。
精神科医の樺沢紫苑先生はこれまでに様々な書籍を出版されていますが、今回発売された『行動最適化大全』はその総集編というべき一冊です。
これまでに樺沢先生の書籍を読んだことがある方にとっては内容が重複する所が多いですが、逆に先生の書籍を一冊も読んだことがない方には決定版というべき一冊でしょう。
自己啓発本を読んでマインドを磨くことも長期的には非常に重要だと思いますが、結局は行動に移さないと何も変わらないわけですから、毎日の行動を最適化することには大きな価値があります。
『行動最適化大全』を読んで毎日の生活の質を劇的に上げよう
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 『行動最適化大全』を読んで毎日の生活の質を上げよう
2. 絶対に取り入れてほしい3つの習慣は、朝散歩、寝る前のルーチン化、output重視
3. 睡眠、食事、運動に関しては知識強化のための本を1冊ずつ読む
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 『行動最適化大全』を読んで毎日の生活の質を上げよう
『行動最適化大全』がオススメな理由は、前半部分のパート1が「1トピック=見開き2ページで図解で解説」されており、普段本を読む習慣がない方にも読みやすい構成になっているからです。
ページをパラパラっとめくって自分がすでに実践できている部分はスキップし、自分ができていない部分だけを拾い読みするのもよいでしょう。
本書に載っている全ての習慣を実践できている方はいないでしょうから、誰が読んでもいくつか目新しい発見があるはずです。
3つか4つでも毎日の生活に取り入れ、生活の質を向上できれば十分ですね。
2. 絶対に取り入れてほしい3つの習慣は、朝散歩、寝る前のルーチン化、output重視
本書の中で私が絶対に取り入れてほしいと思う3つの習慣は、
1. 朝散歩
2. 寝る前のルーチン化
3. output重視
です。
朝散歩は誰でも気軽に実践可能であり、かつ最高の運動習慣と言えます。
朝一番で太陽光を浴びることで体内時計をリセットし、夜のメラトニンの分泌を促すことで適切な時間に眠りにつくことが可能となります。
また、過去の記事でご紹介したように、有酸素運動が脳機能に与えるメリットは言うまでもありません。
次に、寝る前の行動をルーチン化することです。
具体的には、寝る90分前を目処に15分程度の入浴をしてください。
そして、入浴後はスマホやPC、テレビなどの強い光を浴びないようにしましょう。
日記を書く、読書をする、心が休まる音楽を聞く、人と雑談をする、瞑想をする・・・といった睡眠を妨げない習慣を取り入れるとよいでしょう。
3つ目はとにかく「output重視」です。
著者はインプットとアウトプットの適切な比率は3:7だと説きます。
インプットばかりしていつまでたっても成果物を出さない方がいますが、知識の持ち腐れとはまさにこのことです。
完璧主義にならず、とにかく早いタイミングでoutputを重ね、フィードバックを受ける中で成長していくという考え方が重要です。
3. 睡眠、食事、運動に関しては知識強化のための本を1冊ずつ読む
後半のパート2で、各トピックの詳細や理論的背景について解説されています。
トピックの数が多いので1つ1つの項目に関する解説は浅く広くとならざるを得ませんが、簡単に一通りの知識を得られるので初学者の方にはありがたい構成です。
この本の知識を土台として、特に重要な睡眠、食事、運動に関しては、もし余裕があれば各分野1冊ずつ専門の本を読むことを強くオススメします。
具体的に読むべき本は以下の通りです。
1. 睡眠こそ最強の解決策である
睡眠に関してはマシュー・ウォーカー氏の以下の本が決定版です。
夜寝ないことがいかに健康に悪いか、日中の脳パフォーマンス低下に直結するかを思い知らされます。
ゴールデンタイムを逸せずにとにかく寝てください。
夜遅くまでTwitterやYoutubeをやってる場合ではありません。さっさと寝ましょう。
2. 脳を鍛えるには運動しかない
当ブログで何度も紹介している本なので、すでに当ブログの読者は全員読んでいるかと思います。
もし未読の方がいたら今すぐ買ってください。
運動に対するモチベーションが下がったら、その都度読み返す必要がある一冊です。
運動習慣は子どもの脳機能発達や成績向上にも関連します。
全ての家庭に一冊置いておきましょう。
3. 医師がすすめる少食ライフ
比較的新しい食事本ですが、健康によい食品だけでなく、正しい食べ方などにも触れており素晴らしい一冊です。
現代人は動かないわりにとにかく食べすぎですので、食べすぎがいかに体に悪いか本書を読んで勉強しましょう。
まとめ
樺沢紫苑先生の『行動最適化大全』を読み、3つか4つでも自分の生活に取り入れて毎日の生活の質を向上させましょう。
内容も大変読みやすく、誰が読んでも気づきがある良書だと思います。
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紙の本と電子書籍リーダーは一長一短です。私は両者を併用しています。
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