おはようございます。
本日は『医師がすすめる少食ライフ』という書籍のレビュー記事です。
本の題名は少食ライフとありますが、食事以外にも運動や睡眠、ストレスとの付き合い方など、健康的な生活を手に入れるためのtipsがこの一冊に詰まっています。
私は今までに10冊以上食事や運動に関する本を読んできましたが、その集大成とも言うべき一冊です。
もちろん、本によって細かい主張の違いがありますが、健康によい食事に関して大体の部分は共通しています。
100点満点を目指すと疲れてしまいますので、60〜70点くらいを目標にゆるく頑張ってみるのはいかがでしょうか。
【おすすめ本】『医師がすすめる少食ライフ』は食事本の決定版です
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 食事は腹八分目、腸を休める時間、和食が鍵
2. 運動は「自重筋トレ」と「ウォーキング」を推奨
3. よく笑う、足るを知る、現状に感謝する
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 食事は腹八分目、腸を休める時間、和食が鍵
まず、食事で最も重要なことは「お腹いっぱいになるまで食べないこと」です。
そのためのコツは、当たり前のことですがゆっくりと時間をかけてよく噛んで食べることです。
逆にやってはいけないことは、スマホやテレビを見ながら目の前の食事に感謝もせずに、ただ口の中にかき込むことです。
頭では理解していても、多忙な毎日の中で無意識にやってしまっている方は多いのではないでしょうか?
次に重要なのは、できるだけお腹に固形物を入れない時間を確保することです。
いわゆる「プチ断食」というやつですね。
必ずしも毎日実践する必要はないですが、週1-2回でも実践してみると効果が実感できると思います。
本書では食事と食事の間を最低12時間、できれば16時間空けることを推奨しています。
16時間も空けるのは無理と思われるかもしれませんが、睡眠時間を含んで16時間でOKです。
早めに夕食を済ませ、翌日の1食目をブランチのように朝昼兼用とすれば実践可能だと思います。
実際に食べる食品に関しては、十分量の食物繊維を摂取することが重要です。
特に野菜、フルーツ、全粒穀物を中心によく噛んで食べることを心がけましょう。
いわゆる昔ながらの和食を食べるのがよいということですね。
また、十分な量の水を飲むことも重要ですね。
2. 運動は「自重筋トレ」と「ウォーキング」を推奨
運動に関しては、筋肉量の維持のため自重筋トレをしましょう。
具体的なトレーニングメニューは本書を参考にしていただければと思いますが、いずれも運動器具を使わずに手軽に実践できるメニューばかりです。
プッシュアップ、椅子を使ったスクワット、プランク、レッグレイズなどが推奨されています。
いきなり全部やろうとすると続きませんので、1日2〜3分でもよいので毎日継続することが重要です。
有酸素運動に関しては、シンプルにウォーキングが推奨されています。
具体的には、1日7,500歩以上を目安に歩数計をつけて歩きましょう。
専用の歩数系でなくても、常にスマホを持ち歩いている方であればアプリを活用するのがよいでしょう。
3. よく笑う、足るを知る、現状に感謝する
健康というのは肉体と精神両方のバランスが重要です。
精神面においては、
1. よく笑う
2. 足るを知る
3. 現状に感謝する
といった点が重要です。
人間は昔から社会的な生き物であり、孤独が健康に悪いことは広く知られています。
もちろん、孤独が好きな人もいますので一概には言えませんが、一般論としては社会性を維持し、人とよく話してよく笑うことは健康に良いようです。
次に、現状に感謝して「足るを知る」の精神を身につけることです。
毎日清潔な服を着られる、冷暖房の効いた部屋で過ごせる、飢えの心配をする必要がないといった我々にとってはごく当たり前に思えることでも、100年前まではありえないことでした。
このように、身近な小さなことに感謝する習慣を持ちたいものです。
まとめ
今回ご紹介した『医師がすすめる少食ライフ』は食事本の決定版とも言うべき一冊です。
文章も平易で読みやすく、気になった部分を実践してみるだけでも生活が少しずつ変わっていくでしょう。
【健康に関するおすすめ本2選】
1. 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事(津川友介著)
「体に良い・食べてよい食品」を徹底的に勉強するためには、津川先生の以下の本がオススメです。
食事の知識は一度身につければ一生使えますので、一冊読んでおきましょう。
2. 一流の頭脳(アンダース・ハンセン著)
有酸素運動がいかに脳パフォーマンス向上に直結するか、本書を読むことで理解できます。
運動本の決定版と言える一冊です。
【関連記事のご紹介】
有酸素運動を習慣化することで脳パフォーマンスの向上が期待できます。
近年では、お酒は百害あって一利なしであることが実証されています。
一時的な精神的高揚感は得られますが、肉体面へのメリットはないと考えてよいでしょう。
毎日日記をつけて自分と向き合う時間を確保することもオススメです。