おはようございます。
直近の株安によって、米国高配当株ETFであるVYMとHDVの分配金利回りが3.5%超えと魅力的な水準になってきました。
個別株リスクを回避しながら、3%台後半の配当利回りですとかなり魅力的に感じますね。
私自身は今現在はインデックスメインで購入しており、高配当株ETFのようなスマートベータETFは積極的に買いの対象とはしていませんが、分配金狙いの人にはチャンス到来です。
VYMとHDVの分配金利回りが3.5%超えと魅力的な水準に!
VYMのdividend yieldが3.60%!
VYMのDividend yieldは3.60%となっており、最近では見たこともないような数字になっています。
ただし、dividend yieldは直近1年間の配当金を今現在の株価で割っただけの数字であることには注意が必要です。
バンガードのETFは3月、6月、9月、12月の年4回分配金を出しますが、2018年はその合計が1株あたり2.65ドルでした(Annual payoutの数値)。
今現在のVYMの株価が73.71ドルですので、
2.65 ÷ 73.71 x 100 = 3.65%
ということですね。
このまま不景気になれば来年は減配する企業も出てくるでしょうから、この3.65%という数字が持続するかは分かりません。
とはいえ、少し前まではVYMの分配利回りは3.0%を割っていましたので、それと比較すると十分に買いの水準になってきましたね。
HDVのdividend yieldが3.86%!
米国高配当株ETFの中でVYMと並んで人気があるのがHDVですね。
HDVもdividend yieldが3.86%と魅力的な水準になっています。
HDVの2018年の1株あたりの分配金は3.09ドルでしたので、dividend yieldは
3.09 ÷ 80.00 x 100 = 3.86%
となるわけですね。
分配金利回りだけを見れば、大体いつ見てもHDVの方が有利ですが、その傾向は変わっていません。
個人的には400銘柄とより分散性の高いVYMに魅力を感じますが、両者の構成銘柄やセクター比率などを比較し、より好みの方を選べばよいでしょう。
VTIのdividend yieldもやっと2.0%超え
最後にVTIの分配金利回りも見ておきます。
分配金をあまり出さないハイテク銘柄を中心に株高が続いていましたので、VTIの分配利回りはずっと1%台後半で推移していました。
直近の株安でVTIの株価が120ドルまで落ちていますので、dividend yieldも久しぶりに2.17%まで上昇しています。
明確な根拠はありませんが、今後VTIの利回りが2.5%に近づくことがあれば定期積立以外にスポットでも拾っていきたいと思います。
まとめ
2018年12月の株安の影響で、米国高配当株ETFの代表格であるVYM、HDVの取引値もかなり下がり、分配利回りが3.5%超えと魅力的な水準になっています。
【SBI証券】
VYM・HDVなどの外国株投資ならば、為替コストを考えますとSBIを利用するのが最適でしょう。ETFの定期積立サービスにも唯一対応しています。
こんな記事も書いています。
VTIとVWOのバリュエーションの差が急速に縮まっています。VWOは2018年春先からすでに20%近く株価が下がっていましたので、VTIが急速に下落していることになります。
株価が下落するとついいろいろ動きたくなりますが、インデックス投資家であれば「低コスト・分散・積立」を忘れずに淡々と買い足していきましょう。
VYMやHDVの分配利回りは魅力的ですが、国内・国外の二重課税の影響で、外国税額控除なしの場合は実際の受け取りは70%程度になってしまいます。