神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

米国株(VTI)と新興国株(VWO)のバリュエーションの差が急激に縮まる

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おはようございます。

2018年春〜秋にかけては米国株の一強状態でしたが、10月以降のわずか2〜3ヶ月の間に急激に株価が下がっています。

一方で、春先から株価が下落し続けていた新興国株ですが、ここ2〜3ヶ月の株価はほぼ横ばいで推移しており、両者のバリュエーションの乖離が急激に縮まっています。

特定の資産だけが一人勝ちを続けることはないということが、今回も確認されたわけですね。

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米国株(VTI)と新興国株(VWO)のバリュエーションの差が急激に縮まる

実際のチャートで確認してみます。

以下、2018年始からの1年チャートで、青がVTI(米国)、紫がVEA(米国以外の先進国)、赤がVWO(新興国)です。

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2018年6月〜9月頃までは米国株の一人勝ち状態で、特にハイテク銘柄を中心に絶好調な時期が続きました。

10月〜12月の調整局面ではVTIが最も下がっており、その間ほぼ横ばいのVWOとのパフォーマンス差が急激に縮まっています。

新興国株は先に20%近く株価を下げていましたので、バリュエーション的に割安な水準となっており、それ以上の下落余地が小さかったというだけの話ですが、いつまでも一人勝ちは続かないというのは面白いですね。

 

2018年秋以降はハイテク銘柄を中心に下げている

QQQはNASDAQ 100に連動するETFで、テクノロジーセクターが50%以上を占めますので、ハイテク銘柄の株価に大きく左右されます。

以下は2018年始以降のQQQとVTIの比較です。

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このチャートから、

・2018年6月〜9月の米国株高を牽引してきたのがハイテク銘柄であること

・秋以降の値下がり幅はハイテク銘柄が最も大きいこと

が分かります。

ただし、FAAMGを中心としたハイテク銘柄はその数年前から十分に株価を上げていましたので、その時期から投資していた方はまだまだ含み益十分な可能性があることを申し添えておきます。

よって、この2〜3ヶ月だけを見てFAAMGなどのハイテク株はダメ、新興国株が優位と結論付けるのは早計かと思います。

 

ファンダメンタルズに優れた資産を割安に購入するのが究極の目標だが・・・

究極的には、ファンダメンタルズに優れた資産をいかに割安で購入するかが鍵になるわけですが、一方で、優れた資産というのはなかなか割安にならないジレンマがあります。

ファンダメンタルズに優れた銘柄が割安な水準まで落ちてくるのは、市場全体が総悲観になったごく短い期間だけです。

その窓はめったに開かないうえに、窓が開いている期間は非常に短いため、よほど忍耐強くかつ胆力のある人でなければ十分に攻めきることはできません。

もちろん、そういった資質がある方が株式市場で最も優れたパフォーマンスを残せるわけですが、私自身はそういった才能がないことをよく自覚しています。

よって、私のような凡人はどこかに妥協しつつコツコツと投資行動を積み重ねていくしかありません。

 

長期投資の大半の時期はどこかに妥協しつつ投資行動を積み重ねるしかない

上記のように、最大のチャンスの窓が開いている期間というのは非常に短いため、長期投資の大半の期間はどこかの点で妥協しつつ投資行動を積み重ねていくしかありません。

その妥協というのは主に以下の2つになるでしょう。

1) バリュエーションには少々妥協し、ファンダメンタルズに優れた銘柄を淡々と買い足していく

2) ファンダメンタルズには疑問が残るものの、十分に割安な水準となっており、今以上の下落余地が小さい銘柄を買う

 

よって、ETFを購入する際にも、

・VTIは割高な水準だが、米国のファンダメンタルズは他国を上回っており、米国は今後も世界の覇権国であり続けると信じているため、少々割高であってもVTIを購入し続ける

・VWOの中にはファンダメンタルズに疑問が残る国も含まれているが、PERやCAPEなどの各種バリュエーションの指標が十分に割安であることを示しているため、VWOを買い足す

といった自分なりの基準があると暴落相場においても安心して買い足せると思います。

 

自分なりの基準が持てない方は何も考えずにVT

以上のようなことをいちいち考えるのは面倒くさいという方は、何も考えずにVTを購入しておくのが最善かと思います。

自分なりの意見を持たずに平均点以上を望むというのは贅沢すぎる気がします。

実際、学校の試験で平均点をとるにはそれ相応の努力が必要ですが、株式投資においては何も考えなくてもVTを購入しておけば平均点は与えますと言ってくれているわけですから、それで満足すべきです。

VTであればカントリーリスクすら排除されているため、世界全体の市場リスクしか残りません。

わずか経費率0.10%で銘柄の入れ替えやリバランスまで全自動でやってくれるわけですから、大変ありがたいですね。

 

まとめ

12月の暴落でVTIとVWOのバリュエーションの差が急激に縮まっており、どんな資産も永久に一人勝ちすることがないことが分かります。

自らの投資行動で何を優先するかは普段からよく考えておいた方がよいでしょう。

 

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VTにせよ、VTIにせよ、VWOにせよ、インデックス投資であれば暴落時に下手な行動を起こさずプラスサムゲームに乗っかるのが正解です。

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