おはようございます。
2022年はロシアによるウクライナ侵攻、燃料や各種原材料費の高騰、急激な円安、欧米を中心とした極端なインフレと急激な金融引き締め策など波乱の展開になっています。
2021年末までものすごく平和で順調な相場が続いていましたので、たった半年で嘘のような変化と言えますね。
暴落というのはいつ何をきっかけに起こるか予想することはできず、気が付かないうちにズルズル巻き込まれていたというケースが大半です。
暴落を予想して自分だけが適切なタイミングで逃げられるなどと思わないようにしましょう。
そこで本日は、我々個人投資家が暴落を乗り切るための方法について考察します。
暴落を乗り切るための「仕組み作り」に力を入れよう
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 人間の意思の力に頼らず仕組み化することが重要
2. 株価暴落時も淡々と買い足し、相場に居続けること
3. シンプルなことを淡々と続けることで成功が近づく
4. 自分が理解できない商品には絶対に投資しない
以下詳細を見ていきます。
1. 人間の意思の力に頼らず仕組み化することが重要
暴落を乗り切るためには、人間の意思の力に頼らず投資を仕組み化することが重要です。
最も一般的なのが毎月の積立投資でしょう。
サラリーマン投資家の大きな武器は、毎月ほぼ一定の収入が保障されていることです。
その利点を活かすために、毎月の給料から投資のための資金を証券会社にうつし、淡々と株を買うようにしましょう。
もし可能であれば、暴落時には毎月の積立金額を少し上乗せする余裕をもたせておくとベターですね。
2. 株価暴落時も淡々と買い足し、相場に居続けること
最短で株で儲ける方法は理論的には簡単で「安くなった時に買って、高くなったら売る」だけです。
ところが、実際にはほとんどの投資家が「高くなった時に買い、安くなって損失が拡大した時に慌てて売る」というミスを繰り返してしまいます。
これが投資の難しさであり、人間心理の奥深いところです。
自分だけは相場が読めるなどと思わず、相場は読めなくて当たり前なのでどんな時も投資を続け相場に居続けることを心がけた方が賢明でしょう。
根拠の乏しい自己判断での売買を繰り返すのを減らすだけで、少なくとも致命的なミスは避けることが可能です。
3. シンプルなことを淡々と続けることで成功が近づく
投資で成功するための最大のコツは、シンプルで退屈に見えることを淡々と長期間続けることです。
相場が好調なときほど周りに派手な話が増えますので「一発逆転」を狙いたくなりますが、この気持ちをぐっと堪えることができるかが勝負の分かれ目でしょう。
本当に良い投資というのはあまりにも地味であり、金融機関が販売してもろくに儲からない商品が多いため、大きな話題にはならないのです。
「適切に分散された株式を長期保有する」というシンプルな手法を10年〜20年以上にわたって継続し続けることがほとんどの個人投資家にとって最適解だと思います。
4. 自分が理解できない商品には絶対に投資しない
最後に、どんなに儲かりそうに聞こえる商品であっても自分が理解できない商品には絶対に投資しないことが重要です。
自分が理解できない商品を買ってしまうと、単に商品価格の上下動でしか売買のタイミングを判断することができません。
その商品の本質的な価値が理解できないため、少しでも価格が下がると怖くなってきます。
適正価格も分からず、自分の中にその商品に対するシナリオも描けないため、いくらになったら損切りするといった冷静な判断も下せません。
多くの場合、価格が下がっても「一時的なものだ」と勝手に判断してしまい自ら傷口を深くしてしまいます。
投資で成功するためには、取り返しのつかない致命的なミスを防ぐことが最も重要です。
大きく稼ぐことよりも、大きく負けないことに重点をおくべきであり、自分が理解できるものにだけ投資する原則を絶対に守る必要があります。
まとめ
暴落を事前に予想して自分だけが適切なタイミングで逃げ出すことは不可能です。
長期投資において暴落は避けられず、暴落が起きた時に自分が取るべき行動をシミュレーションしておくことが重要です。
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急激な円安とインフレにより、銀行預金ですらリスク資産になってしまいました。