おはようございます。
2022年〜2023年にかけてアップダウンの激しい相場が続いており、精神的に休まる暇がありませんが、長期投資家にとって悪いことばかりではありません。
アップダウンの激しい相場でこそサラリーマンの味方であるドルコスト平均法が本領発揮するからです。
資産形成を始めたばかりの方には暴落はチャンスと言うこともできます。
定期的に訪れる暴落局面をどう乗り切るかで将来の資産が大きく変わってくると思います。
暴落局面で積立をやめるなら初めから積立投資が向いていません
コロナショック後の波乱の相場について
2020年のコロナショック後、2021年末にかけて株式市場は順調すぎるくらい急回復をしてきました。
2022年に入ってロシアのウクライナ侵攻やそれに伴う燃料や原材料費の高騰があり、世界各国でインフレに拍車がかかっています。
急激なインフレを抑制するために先進諸国が次々と政策金利を上げていますが、ようやくインフレの勢いが抑制されつつあります。
日本だけが大幅な利上げに踏み切ることができず、金融緩和策を継続していることから、日米の金利差が急拡大し1ドル=145円〜150円まで急激に円安が進行しました。
ここまで急激に為替が動いたのは近年記憶になく、今の円安がこれから外国株を買っていこうと考えていた方にとっては大きな足枷になっています。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
2023年に入って相場は急回復を見せましたが、9月後半から再び調整局面に入っています。
しばらくは落ち着かない相場が続きそうですね。
ドルコスト平均法が真価を発揮する局面がきている
今のような乱高下の激しい相場でこそ積立投資が本領を発揮します。
そもそも、右肩上がりの順調な相場ばかりであればわざわざ投資タイミングを分散する意味はなく、初めに一括投資するのが正解です。
過去の歴史から株式市場の値動きはそんなシンプルなものではないことが分かっているからこそ、ドルコスト平均法が優れた投資手法として一般の方に勧められています。
ところが、頭の中ではドルコスト平均法の利点を理解できていたとしても、実際の暴落局面を迎えるとせっかくの積立投資を止めてしまう方が多いです。
実際に自分の資産が毎日溶けていく様子を目にすると、心が落ち着かなくなり、被害が拡大する前になんとか止めなくてはという気持ちが先走るのでしょう。
逆に、こういう局面を何食わぬ顔して乗り越えられるかどうかが将来大きな成果をあげられるか否かに直結します。
暴落局面で重要なのは「資金管理力」
暴落局面で重要なのは「淡々と買い向かえる資金管理力」です。
少し株価が下がったからといって、そこで一気に株を買ってしまうとさらに株価が下がった時の余力がなくなってしまいます。
自分の狙っている銘柄が「○%下落したら○円投入する」という基準を紙に書き出し、必ずそのルールを守って計画的に買いましょう。
暴落局面でモノを言うのはなんといっても現金です。
今現在の円安局面では、事前に両替しておいた米ドルが手元にあれば理想ですが、そういった人は少ないでしょう。
ですから手元の日本円をどう上手く使うかが勝負を分けます。
毎月の給料が高い方は支出をコントロールして買付余力を高めることができますから、より積極的に買っていってよいでしょう。
逆に、毎月の給料が低く、株に回すお金を増やすにも限界がある方は今現在手元にある現金でどうやりくりするかより慎重な計画が求められます。
まとめ
ドルコスト平均法が本領発揮する相場がやってきています。
これまで積立投資を継続してきた方は、絶対に止めないようにしましょう。
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【関連記事のご紹介】
暴落局面で実践すべき3つのことをまとめた記事です。
暴落局面をうまく乗り切ることができれば資産形成が一気に加速します。
株式投資では初心者が余計な行動をしてリターンを下げるケースが多いです。
注意しましょう。