おはようございます。
外国株投資家の中には、毎月の給料の中から外国株を購入することを楽しみにしている方も多いと思います。
私もそんな世間から見ればレアな1人ですが、急激な円安進行により、最近は同じ給料でも米ドルに両替するとびっくりするくらい少ないのが悩みです。
5-10年前と比較すると主要な企業の株価も大幅に上昇していますので、円安と合わせ技で年々株数を増やすことが難しくなっていることを実感します。
日本円の給料がそれに比例して上昇すればよいのですが、残念ながら株価や為替の動きに全くついてこれない状況ですね。
急激な円安のため勤労意欲が上がらない外国株投資家の悩み
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 2022年〜2023年にかけて信じられないペースで円安が進行
2. 外国株投資家にとっては株を買う楽しみが減る弊害あり
3. 為替は如何ともし難いので淡々と毎月積立を継続するのみ
以下詳細を見ていきます。
1. 2022年〜2023年にかけて信じられないペースで円安が進行
2022年以降、ロシアのウクライナ侵攻に伴うサプライチェーンの混乱、各種原材料費の高騰などにより先進諸国で過去に類を見ないほどの急激なインフレが進んでいます。
インフレに対抗するため米国を始めとする先進諸国が次々と利上げによる金融引き締め策に踏み切る中、日本はそれに追随できていません。
日米の金利差が拡大すれば、金利の高い通貨がより多くの投資家から買われることになり、米ドルの強さがより目立つようになりますので「円安・ドル高」が進行します。
よって、円安に進むだろうとは考えていましたが、まさかここまで急激に「1ドル140円台」が当たり前になるとは予想していませんでした。
適度な円安であれば悪いことばかりではありませんが、今回のように円安の進行があまりに急すぎるケースは「明らかに悪い円安」と言えるでしょう。
2. 外国株投資家にとっては株を買う楽しみが減る弊害あり
私はもともと物欲が高い方ではありませんが、毎月の給料から株を買うことは昔から大好きでありもはや趣味の1つになっています。
ところが、最近では同じ給料でも米ドルへ両替すると驚くほど少ないのが大きな悩みです。
昨年までは「10万円を米ドルに両替すれば大体900ドルになる」という感覚でしたが、今では「10万円を米ドルに両替したら大体700ドル」という感覚です。
同じ10万円でも200ドル近く減っているので、両替した米ドルで株を買う楽しみも半減しています。
世間では物価の上昇率が話題になっていますが、私にとっては急激な円安進行によって株を買う楽しみが減ることの方が大きな問題になっています。
3. 為替は如何ともし難いので淡々と毎月積立を継続するのみ
幸い、2023年に入ってからは円安だけでなく株高にもなっていますので、総資産は過去最高を更新しています。
とはいえ、総資産増加の半分以上は円安によるものと考えると、単純に株価上昇によって資産が増えた時に比べると素直に喜べないというのが正直なところです。
私の場合、すでに10年以上外国株投資を続けていますので、毎月の積立額が資産全体に与える影響が軽微なものであることが幸いしています。
一方、最近になって外国株投資に新規参入した方にとっては今回のような急激な円安進行は大きな懸念材料になっているかもしれません。
為替は各国の金融政策や政治的な影響に大きく左右されますので、個人レベルで対抗できる措置は一切ありません。
よって、個人投資家としては毎月の給料の中から愚直に積立投資を継続すること以外にやれることはないのでしょう。
頭では理解できているのですが、気分的にスッキリしないですね。
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まとめ
急激な円安進行により、毎月の給料で購入できる株数が減っています。
毎月外国株を購入するのが楽しみな投資家にとっては勤労意欲が奪われますが、文句を言っていても何も変わらないので淡々と継続するしかないですね。
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