おはようございます。
投資額が数百万円くらいの時は、自分の金融資産（オルカンなど）がお金を稼いでくれているという実感は感じにくいです。
投資の世界は％で動きますので、仮に500万円を運用していて、5%の利回りが出たとしても動く金額は25万円くらいに過ぎません。
25万円でも一般的なサラリーマンの月収相当と考えれば凄いことですが、投資でお金持ちになっているという実感とは程遠いでしょう。
総資産が増えてくると、自分のポートフォリオが勝手にお金を稼いでくれることを強く実感します。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) April 24, 2024
たまにサボってお金を減らしちゃうこともあるのが玉に瑕ですが、そういう時は日々の労働を頑張ってカバーします。
FIRE後にサボられると困りますが、現役のうちは問題なし。
ところが、同じ5%の利回りでも5,000万円を運用している場合、1年で250万円の利益をもたらしてくれることになります。
このように、ポートフォリオの規模が成長するにつれて、自分のポートフォリオがお金を稼いでくれている感覚は強くなるのです。
この事実をもとに、20代〜30代夫婦の新NISA攻略法を考えてみます。
【20代〜30代夫婦の新NISA投資戦略】共働きと3600万円分のeMAXIS Slim オルカンや楽天・オールカントリーからの資産収入で1億円を目指そう！
20代〜30代の夫婦は入金力があればオルカンだけで1億円を目指せる
20代〜30代の若い夫婦の場合、新NISAで取るべき投資戦略はシンプルです。
若さ自体が長期投資では最強の武器になるからです。
よって、「どの商品に投資すべきか？」という点で悩む必要はなく、「全部eMAXIS Slim オルカンや楽天・オールカントリーでよいので、いかに若い時にたくさん買うか」を考えればOKです。
オルカンなどの全世界株インデックスファンドは、世界中の約3000銘柄に分散投資されており、
個別株リスクやカントリーリスクを避けることができるため、非課税期間が恒久化された新NISAとの相性が抜群です。
期待リターンは年率約6%程度ですが、20年〜30年と長期保有して複利運用することで十分な資産を築くことができます。
たとえば、毎月10万円ずつ、年間で120万円投資するケースを考えてみます。
はじめに1年分（120万円）だけ一括投資し、残りを毎月積立としましょう。
この場合、新NISAの夫婦枠3600万円をすべて埋めるには30年近くかかりますが、資産1億円であれば十分に達成可能です。
30歳から始め、「住宅・教育・老後」などの大型支出に備える目的であれば十分な投資戦略と言えるでしょう。
「共働き＋オルカンからの資産収入」で家計は安定する
上記のシミュレーションは、あくまで毎月積立を終えた時点（60歳手前）のものです。
30歳の時に新NISAを使って毎月10万円のオルカン積立を始めると、60歳前くらいで1億円が見えてきます。
その間の株式相場に恵まれれれば、50歳くらいでの達成も十分にありうるでしょう。
もう1つ忘れてはならないのは、60歳時点で1億円になっている場合、一気に取り崩さなければ、その後も複利で運用され続けることです。
1億円の5%と言えば「年間500万円」ですので、普通のサラリーマンの年収程度のインパクトがあります。
定年退職して一気に収入がゼロになればギリギリだと思いますが、フルタイムではなくても少し働けば、バイト収入と資産収入で十分生きていける規模ですね。
65歳以降になれば年金収入なども加わりますので、さらに盤石になるでしょう。
入金力が少ない場合、NASDAQ100などリスクの高い銘柄を入れて種銭を増やす戦略も
とはいえ、「毎月10万円」の積立投資を30年近く継続することはそう簡単なことではありません。
これまでにコツコツと貯めてきた貯金がある方は非常に有利ですね。
はじめに300万円とか500万円を一括投資することができれば、新NISAの3600万円を埋め終わる時期が早くなるからです。
毎月投資に回せるお金が少ない人は、オルカンよりもターゲットを絞って、リスクが高いけれどより高いリターンが狙える商品を混ぜるのも一手でしょう。
「半導体だけ」とか「メガテックだけ」になるとかなりリスクが高くなり、初心者の方だと値動きの大きさに右往左往して失敗してしまう可能性があります。
銘柄構成や業種のバランスを考えると、NASDAQ100あたりがちょうどよいのではないでしょうか？
それでも、オルカンやS&P500と比べるとかなり値動きは大きくなりますので、少額から慎重に投資するとよいでしょう。
まとめ
20代〜30代の夫婦であれば、複利効果を最大限に活かせますので、投資対象はeMAXIS Slim オルカンや楽天・オールカントリーで十分です。
毎月投資に回せるお金が少ない場合、NASDAQ100などのハイリスク銘柄を一部組み合わせるのもよいでしょう。
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エヌビディアやビットコインのような超ハイリスク銘柄を長期保有するのは常人にはなかなか難しいです。
eMAXIS Slimシリーズ、特にオルカンとS&P500の純資産総額は凄まじいですね。
日本人の投資環境は過去最高レベルですが、賃金事情は厳しく、種銭を貯める難易度は劇的に上がってきます。
