おはようございます。
株式投資、特に長期投資における最大の武器は時間、つまり複利の力です。
そして、この複利の力というのはパーセント(%)で動くことを忘れてはいけません。
若い時期にまとまった金額を用意するのは大変ですが、複利の性質を考えますと投資を始めたばかりの頃こそ頑張り時と言えます。
そしてこの種銭の大きさですが、私の個人的な意見としては1,000万円を超えると複利の力を実感しやすくなると思います。
株式投資の雪だるまの芯は1,000万円を第一目標としよう
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 複利の力はパーセントで働くという事実
2. 投資元本が多ければ低リスク・低リターンでも資産は増える
3. 株式投資の雪だるまの芯は1,000万円を第一目標とする
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 福利の力はパーセントで働くという事実
株式投資における複利の力というのはパーセント(%)で働きます。
よって、仮にVTやVTIなどの優良資産を長期保有したとしても、その規模が100万円や200万円であれば大きな成果は期待できません。
100万円を年平均5%のリターンで運用したとしても、年間に5万円少々しか増えませんのでインパクトが小さいです。
収入が少ない若い時期にまとまった金額のお金を用意するのは非常に大変ですが、複利の性質を踏まえると投資を始めたばかりの頃こそ頑張り時と言えるでしょう。
2. 投資元本が多ければ低リスク・低リターンでも資産は増える
逆に言えば、より若い時期にまとまったお金が用意できれば、低リスク・低リターンのポートフォリオを組んだとしてもそれなりに資産は増えるのです。
仮に1億円を初めから保有していれば、その全額をバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)で保有していたとしても、
年間配当が約200万円は入ってきますので、それをVTへ再投資して株数を減らさなければほぼ自動的に資産を増やすことが可能です。
VTは全世界市場の7,000銘柄以上に分散されている商品ですが、あくまで株式の集合体ですのでその値動きの大きさが怖いという方もいるでしょう。
ただし、その場合でも手元に1億円があれば、VTを5,000万円:BND(米国総合債券ETF)を5,000万円というシンプルなポートフォリオにするだけで、リスクを低減しつつ十分なリターンを得ることが可能です。
なかなか厳しい現実ですが、やはり種銭の大きさというのが重要なファクターなのは間違いない事実です。
3. 株式投資の雪だるまの芯は1,000万円を第一目標とする
上記の事実を踏まえますと、若い時期にある程度のお金をまとまって株式へ投資することが重要となります。
とはいえ、若い時期からまとまったお金を用意できるという方はごく少数でしょう。
仮に用意できたとしても、せっかく苦労したお金なので絶対に失敗したくないという気持ちが強くなるはずです。
株式投資の面白くもあり難しくもある点の1つが、総資産額が上がるにつれて心の余裕が生まれ、より長期的な視点に立ちやすくなる点だと思います。
逆に、手持ち資金が少なく投資経験が浅い人ほど、少々の値下がりにも過剰に反応してしまいがちです。
これらの心理的な背景も考えますと、若い時期に株式へまとまったお金を投入することが重要であるという事実は踏まえたうえで、
仮に一時的に値下がりしたとしても長期で保有すれば勝てる確率が高いVTやVTIなどの商品を選択することが妥当でしょう。
そしてこの雪だるまの芯の目安ですが、私は1,000万円を第一目標とするのがよいと考えています。
1つの目安に過ぎませんが、やはり1,000万円を超えると%で動く複利の力を実感しやすくなるからです。
まとめ
株式投資の雪だるまの芯は、1,000万円を第一目標としましょう。
この目標を若い時期に達成すると、複利の効果を手早く実感できるようになりさらにモチベーションが上がるという好循環に入ります。
【健康に関する絶対に読んでほしいおすすめ本2選】
1. 睡眠こそ最強の解決策である
睡眠に関してはマシュー・ウォーカー氏の以下の本が決定版です。
夜寝ないことがいかに健康に悪いか、日中の脳パフォーマンス低下に直結するかを思い知らされます。
ゴールデンタイムを逸せずにとにかく寝てください。
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全ての家庭に一冊置いておきましょう。
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シンプルな「キャッシュ+VT」であっても、その規模が大きければ十分なリターンを生み出します。
総資産額が上がるにつれてポートフォリオの日々の値動きが大きくなります。
株式以外のアセットへの分散を意識しましょう。
種銭を生むのは日々の仕事であることを考えますと、日々の仕事と資産運用の二本柱をバランス良く育てる意識が重要です。