おはようございます。
今まで投資をしてこなかった方が投資を始めると、必要以上にのめり込み過ぎてしまう方を時々見かけます。
ご本人のお金なのでそれで本人が幸せならばそれでよいのですが、中には家庭や趣味、プライベートのバランスが乱れるほどのめり込んでしまうケースもあります。
投資は人生を豊かにするための重要な手段の1つですが、お金を増やすこと自体が目的にならないようにしたいものです。
周りの景色が見えなくなるほどのめり込むのではなく、一定の距離を保って冷静な頭で株式投資を向き合うことが重要ですね。
「投資の目的=お金を増やすこと」にならないよう注意
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. お金に執着しすぎて「変な人」になっていないか?
お金に執着しすぎて周りから見た時に「変な人」になっていないか注意しましょう。
株式投資を始めたばかりの頃は、どうしても毎日の資産価格の上げ下げが気になるものです。
自分のお金がリアルタイムで増えたり減ったりするわけですから、それが投機ではなく投資とはいえ、それをずっと眺めていると脳の中で報酬系に働くドパミンがドバドバ分泌されます。
ここで一つ重要な点は、インデックス投資などの長期投資を前提とした場合、多少値動きがあっても保有し続けるわけですから、毎日の相場の動きを細かく眺めても自分の投資成績には何も影響を及ぼしません。
売買タイミングをはかる短期投資は別として、インデックス投資家がこまめに資産額やチャートをチェックするのは無意味ですし、周りから見たら「変な人」に一直線なので気をつけましょう。
2. テレビやブログ、SNS、Youtubeから適度な距離をおくことも重要
次に、テレビやブログ、SNS、Youtubeなどの情報媒体との付き合い方です。
10年前と比較すると個人が発信するブログやSNS、Youtubeにも大変優れた内容のものが増えてきています。
一昔前であれば「このような情報が無料で手に入るなんてありえない!」といった情報にもスマホ一台あれば無料でアクセスできるようになり、それ自体は大変素晴らしいことです。
その一方、ネット上で情報発信している人は無数に存在し、残念ながらその全てが人格的に優れた人ではありません。
また、無数に溢れかえる情報の渦の中から、どれを信じればよいか分からなくなりパニックになってしまう方もいるでしょう。
どの情報が重要か見極めがつかないその原因は、
1) 単に予備知識が少なすぎることによるものか
2) 自分なりの考え方・軸になるものが存在しないから
だと思います。
3. 自分の中に投資の目的・軸があるか?
そもそも、我々個人が見ている世界は、私たちがこれまで生きてきた人生経験や知識というフィルターがかかった「主観的な世界」です。
ですから、何かに関する情報を集める時に、同じ情報に触れたとしてもそれがその人に与えるインパクトというのは全く異なってきます。
ある人にとって人生を変えるほどのインパクトがあった情報であっても、別の人には全く響かないということもあるわけです。
私のように10年以上前から当たり前に投資をしていると、今さら投資のない生活など考えられませんが、世の中には投資の話などしても全く響かない方は存在しますし、それは当たり前のことです。
我々はネット上の無数の情報に毎日のように触れていますが、その中でどれが重要でどれが重要でないかを主観的なフィルターにかけて無意識のうちに判断しています。
投資に関して自分の生活に直結する役立つ情報を集めたいのであれば、ネット上で無目的に情報収集するのではなく、
先に「自分が投資で実現したいことは何か」「最終的なゴール設定をどこにおくか」といった自分なりの軸を定めた方がよいでしょう。
まとめ
投資の目的が単に「お金を増やすこと」では寂しい気がします。
お金に執着しすぎて周りから見て「変な人」になっていないか注意しましょう。
【Kindle 50%ポイント還元セールのおすすめ本2選】
12月15日まで、一部のKindle本が最大50%ポイント還元セールとなっています。
その中からお金にかんするおすすめ本を2冊ご紹介します。
1. お金の大学
リベ大の両さんが書かれた『お金の大学』です。
株式投資でお金を増やすことだけでなく、その前段階である節約術や支出を増やす方法、おすすめの副業まで網羅されています。
初めの1冊として幅広い知識を身につけるのにオススメです。
2. つみたて投資の終わり方
カン・チュンドさんの『つみたて投資の終わり方』。
何十年も積立投資を継続したあと、老後にどのように使っていけばよいか分からないという方が多いです。
お金は最終的に使わなければ意味がなく、これまでと違う視点で書かれたすばらしい本です。
【関連記事のご紹介】
「Fund of the Year 2022」で私が投票した金融商品を紹介しています。
人間心理は利益よりも損失に反応しやすいことがよく知られています。
自分にとってストレスの少ない節約方法を知っている人は強いです。