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資産形成でもまずはディフェンスを固めてからオフェンスを強化しよう

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おはようございます。

ディフェンスを固めることをせずにオフェンスを強化しても、資産形成で勝つことは難しいと思います。

私はサッカー観戦が趣味ですが、トーナメントなど一発勝負の舞台で勝負強いのはやはりディフェンスがしっかりしたチームです。

あとは、チームとしてのプレースタイルが一貫しており、選手全員がそれを理解しているかも重要です。

本日はそのあたりを考察してみたいと思います。

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資産形成でもまずはディフェンスを固めてからオフェンスを強化しよう

サッカーの強いチームを考えてみると、やはりベースに堅守がある

サッカーでは、いくらオフェンスが優れているチームであっても、3点も4点も失点していては勝ち点を取りこぼすことが増えてくるわけです。

1年を通じて戦うリーグ戦を見てみると、ディフェンスがザルなチームは優勝戦線に加わることはあっても、実際に優勝までたどり着く可能性は極めて低いです。

攻撃力はもちろん重要ですが、やはり堅守がベースにあってこそ攻撃力が生きるといえます。

それは、ディフェンスの方がある程度計算しやすいからです。

メッシですらゴールポストを1試合に3回叩くことがあるように、サッカーでゴールが決まるかどうかは紙一重な所があります。

何点とられるか分からない状況では、監督としてはゲームプランを立てづらいことは間違いありません。

 

ユヴェントスの安定感も、レアル・マドリーがバルサを上回ってきたのも中盤〜ディフェンスの安定にあり

近年、ユヴェントスがチャンピオンズリーグで安定した強さを発揮しているのも、最小限の失点で食い止められる堅守がベースにあるからです。

確かに、ディバラやイグアイン、マンジュキッチなど前線にも豊富なタレントはいますので守備だけのチームではありません。

しかし、ボヌッチ・バルザーリ・キエッリーニ(BBC)の3バックに加え、一番後ろには絶対的守護神のブッフォンが構えていることがそれ以上に大きいです(ボヌッチはミランに移籍しましたが)。

 

また、レアル・マドリーといえば、ベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウド(BBC)による圧倒的な攻撃力が注目されがちです。

しかし、最近になってバルセロナを圧倒できるようになったのは、カゼミーロをアンカーに入れて、カゼミーロ、イスコ、モドリッチ、クロースが盤石の中盤を形成し、ボール支配率が高まって失点が減ったからです。

バルサ相手でも中盤で互角以上の戦いができるようになっていますね。

逆に、バルサはシャビを失い、イニエスタも年齢を重ねてきて中盤の支配力が下がり、個で打開する突破口であるネイマールも失ったため今季は苦戦するかもしれません。

 

資産形成においてもオフェンスとディフェンスを意識したい

以上はサッカーに興味がない人にとってはどうでもいい話でしたが、ここからが本題です。

資産形成もサッカーと同じで、ディフェンスとオフェンスの両面があると思います。

私が考える資産形成におけるディフェンスとオフェンスは下記の通りです。

 

ディフェンス:

1) 給与所得者であれば、その給与所得を最大化すること(医者であればバイト)

 →もし可能であれば副業で収入の川を増やす(一つ一つは少額でもOK)

2) 節約術を身につけること

3) 節税を常に意識すること

 

オフェンス:

1) 個々人のリスク許容度の範囲内で金融資産投資をしてお金に働いてもらうこと

2) 不動産投資など一定のリスクがある事業を行うこと

 

まずは鉄壁のディフェンス力を身に着けることに集中しよう

重要なことは、サッカーと同じでまずはディフェンスをしっかり固めてからオフェンスを考えればよいということです。

資産形成というと、「投資をやってリスクを背負ってお金を増やす」ことばかりを考える人がいますが、大体は長続きせずに失敗します。

5%の節約はノーリスクで確実に5%のリターンを改善します。

一方、投資で毎年確実に5%のリターンを得続けることはプロの投資家でも容易ではありません。

毎月1万円ずつ節約を続ければ、年間で12万円の節約になります。

重要な点は、12万円を余分に稼ごうと思ったら額面では20万円近く稼がないといけないという点です。

 

節税:サラリーマンであればまずは「控除」を最大化するよう努力する

節税も重要ですが、サラリーマンだと自分の力でどうにかするにも限界がありますね。

確定申告をする義務がない方も、一度は確定申告書の「控除」の欄に目を通し、控除を最大化する努力をしましょう。

生命保険料控除はせいぜい3〜5万円ですし、地震保険料は保険料自体が安いことが多いのでたかが知れていますが、無いよりはマシでしょう。

所得にもよりますが、やはりi-DeCOによる社会保険料控除とふるさと納税による寄付金控除増加は見逃せません。

退職後で親の収入が少ない方は、親を扶養控除に入れる(一人38万円の控除)のも手ですが、扶養の実態があり生計を一にしている必要があるため、定期的な仕送りが必要です。

ただし、今後はマイナンバーの影響で親を扶養に入れるのは難しくなるようですから注意が必要ですね。

 

 

こんな記事も書いています。

税制を知ることは素人が下手な資産運用をするよりも圧倒的にリターンを改善します。また、税制をうまく利用することで投資のリスクを減らすことも可能になります。

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もし可能であれば、キャッシュフローを複数化できると経済的な安定性が格段に増します。一箇所の給与収入のみの場合、自らの健康リスクが大きいからです。

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