おはようございます。
日本では株式投資をやっている人はまだまだ少数派であり、仮に投資をしていても少額でチマチマ実践しているに過ぎない人が多いです。
自信を持って「資産形成」と言うためには、きちんとした投資理論を勉強し、アセット・アロケーションやリスク許容度といった考え方を学ぶ必要があります。
ところが、実際にそこまで理論的に投資をしている人はごく一部でしょう。
「株で成功した!」と言える人はごく少数であり、実際には個人投資家の大半は株で負けています。
株で成功している人は少数派と言われています。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) November 4, 2023
ということは、群衆と同じことばかりやっていては勝てないということです。
周りが過熱している時ほど冷静に、周りが相場から逃げ出した時ほど強気に行きましょう。
よって、周囲の人と同じことばかりやっていては勝てるはずもなく、「周りの人がなぜ負けているのか」をよく観察・分析し、あえて群衆の逆の道を行く勇気を持ち合わせる必要があるのです。
人の行く裏に道あり、花の山。群衆と別の道を行く勇気を持ち、先達者から学ぼう。
1. 日本の家庭の約80%は「マス層」脱却が困難である
昨日の記事でもご紹介したとおり、日本の家庭の約80%は資産3,000万円未満の「マス層」に分類されます。
野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)
つまり、普通に生活して普通にお金を使っているかぎり、「アッパーマス層」に到達するのも困難ということです。
有名なJim Rohn氏の以下の言葉の通りですね。
"You are the average of the five people you spend the most time with."
「あなたは、最も一緒に過ごす時間が長い5人の友人の平均となる」
2. 周囲の富裕層のやり方を真似る、お手本になる人の本から学ぶ
では、「マス層」を抜けて「アッパーマス層」以上を目指すにはどうしたらよいのでしょうか?
自分の周囲にいる普通の人が、仮に人格的には優れていたとしても、資産形成の上で助けになる確率が低いことは上で解説したとおりです。
となると、普通の人がやっていないことを試してみる必要があります。
有効な手段としては、
1) 周囲に富裕層の人がいれば、やり方を教わって真似してみる
2) お手本になる人の本から学ぶ
が挙げられます。
一番良いのは、周囲に実際に富裕層になった友人がいて、その人から直接やり方を学ぶことです。
どんな分野においても、その道の先を行く人から直接学ぶ以上に最適な方法はないですね。
ところが、そんな恵まれた環境の人は少数ですので、大半の人は「お手本になる人の本から学ぶ」のがよいでしょう。
3. 再現性が高く、自分にも実践可能な方法でゴールを達成した人の本から学ぼう
正しい時期に正しい投資手法に触れられるか否かというのは、その人のお金の一生を左右する重要なことです。
若い頃に自分に合った適切な投資法を身につけることができれば、その後一生使い続けられる貴重な財産になるでしょう。
数ある資産形成や投資本の中でどれを選ぶかについてですが、
1) 複利の効果に基づき、再現性の高い方法を紹介している
2) まぐれ当たりではなく、誰にでも実践可能な方法を紹介している
3) 家庭環境や資産状況ができるだけ自分に近い人が書いている
ことが重要です。
最初に自分に合っていない本に出会ってしまい、間違った方法で投資を続けてしまうと、その分資産形成のゴールが遠ざかってしまいます。
どの本にも著者なりの成功体験が書かれていますが、それが自分に合うかどうかは別問題ということです。
まとめ
好調な相場では投資を始める人が急激に増えます。
しかし、きちんとした投資理論を学び、理論に基づいて投資を続けられる方は少数です。
群衆と同じことを適当にやっていては投資では勝てませんね。
【個人投資家なら全員必読の投資本2選】
ジェレミー・シーゲル氏の『株式投資(緑本)』と『株式投資の未来(赤本)』です。
先日読み返しましたが、やはり何度読んでも名著ですね。
もし未読の方がいれば必ず読みましょう。ブログの断片的な情報だけでなく、書籍で体系的に学ぶことは非常に重要です。
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少額でも良いので買っていきましょう。