神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

夫が会社員、妻が自営業の場合のiDeCoとつみたてNISAの利用法について

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おはようございます。

当ブログの読者の方から、以下のご質問をいただきました。

ちゅり男先生

いつも先生のブログを楽しく拝見させていただいております。

他の方のブログも色々見てきましたが、先生のブログが一番わかりやすく、本業がお忙しいとは思いますが、毎日更新していただけることに勝手ながら感謝しております。

さて、私は30代半ばの共働き主婦(+幼児1人)です。

主人は会社員、私は自営業で世帯年収は1千万円程(夫900、私100-200)です。

現在は夫婦それぞれイデコ2万3千円ずつ、つみたてNISA3万3千円ずつを毎月MAX積み立てています。

質問は、私が子供をもう一人欲しいこと、自営業の年収が今後も安定しない中でも、イデコ、つみたてNISAともにMAXで積み立て続けても大丈夫でしょうか?

現在は二人合わせて約10万円/月を積み立ててますが、私の収入がなくなったときを想定すると、少しかけすぎな気もします。(別途約10万円/月、ボーナスを貯蓄)

掛けている内容としては、65%先進国株式(emaxis slim先進国株式、ニッセイ外国株式)、35%世界経済IFです。

先生のように株式100%に憧れますが、中々勇気が出ないところです。。また世界経済IFはコストが高いのでやめたいのですが、他にオススメなバランスファンドありますか。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はリートがあまり好みでないので避けたいです。

ただ、住宅については取得済みで、今後もローンは予定していないため、少し積極的に運用しても良いのかなとも思っています。

まとまりがなく申し訳ないのですが、ご教示頂けますと幸いです。

ご質問、そして当ブログの内容が分かりやすいとのお言葉、ありがとうございます。

夫が会社員、妻が自営業で、夫の給与所得が家計収入の大半を占めるケースにおけるiDeCoやつみたてNISAの利用法についてですね。

奥様が自営業ですので、通常の会社員共働きのケースとは若干異なる点がありますので、そのあたりを含めて検討してみます。

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夫が会社員、妻が自営業の場合のiDeCoとつみたてNISAの利用法について

自営業の場合は小規模企業共済、iDeCo、つみたてNISAの順に活用したい

ご質問の中に「自営業」とありますが、自営業ですと第一号被保険者ですので、iDeCoの掛金の上限は68,000円になるかと思いますがいかがでしょうか。

もしかすると、自営業の収入が100万円〜200万円/年とありますので、経費や青色申告控除によって所得を抑え、ご主人の扶養に入っているのでしょうか。

このあたりの詳細が分かりかねますが、自営業ですと、一般的な優先順位としては以下の通りです。

1) 小規模企業共済(年間84万円)

2) 個人型確定拠出年金:iDeCo(年間81.6万円)

3) つみたてNISA(年間40万円/人)

これは、1)と2)は掛金が全額所得控除になるため、自営業の方にとっては絶大な節税効果があるからです。

しかし、節税効果を効率的に得るためにはそれ相応の所得がある必要があります。

 

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上の表を見れば明らかですが、課税所得金額が195万円以下の場合、所得税率は5%に過ぎませんので、所得を圧縮しても節税できる金額は限られますね。

ご質問者様の場合、自営業の収入は100〜200万円/年程度とありますので、今後も収入が大幅に増える見込みが低ければ、そこまで大きな節税効果は得られないかもしれません。

 

ご主人の給与所得が安定的であれば、月10万円の投資は現実的

ご主人が会社員であり、今後も安定している職種であるならば、世帯年収から考えますと毎月10万円の投資というのは現実的なラインかと思います。

特に、お子さんが1人で年齢が小さいうちほど教育費もかかりませんので、妊娠・出産のイベントがなければ月10万円ならば可能ではないでしょうか。

ただし、毎月の生活費というのは各世帯ごとに大きく異なり、高年収になればなるほど支出も膨らみがちですから、そこは注意が必要です。

一般的には、住居費が収入の2割前後を占める最も大きな固定費ですが、「住宅については取得済で今後もローンを組む予定はない」とありますので、この条件ならば月10万円の投資は妥当と考えます。

 

妊娠・出産で収入が下がった時の対処法は?

また、2人目のお子さんを妊娠されたりして、世帯収入が下がった場合には投資で無理をしないことです。

「投資は余剰資金で」が大原則ですので、優先順位をつけて対処しましょう。

その場合の優先順位としては、ご主人のiDeCoの節税効果が最も大きいので、この23,000円/月は絶対に死守でしょう。

ご質問者様の自営業の収入がなくなった場合には、iDeCoによる節税効果は得られませんので、60歳までの資金拘束リスクを考えますと、最低積立金額の5000円まで下げるのも一手です。

つみたてNISAに関しては、ご主人の年収が900万円あることを考えますと、最低でもご主人の枠は40万円/年の全額使い切りたいところです。

要するに、最低限ご主人の非課税投資枠(iDeCo 23,000円+つみたてNISA 33,000円=合計56,000円)だけは維持できるとよいですね。

妊娠・出産で奥様の収入がなくなった場合には、次点で奥様のつみたてNISA枠を活用するとよいと思います。

 

世界経済インデックスファンドにかわるバランスファンド

最後に、世界経済インデックスファンドにかわるバランスファンドですが、リートが好みでないとなりますと、選択できる商品が限られます。

資産配分だけ見れば、個人的には「楽天・インデックス・バランス・ファンド」が好みです。

www.churio807.com

世界全体の株式:債券に対して7:3(株式重視型)、5:5(均等型)、3:7(債券重視型)の3パターンで投資可能というのは、シンプルでよいと思います。

一般的に、ポートフォリオに占める株式の割合は「100 - 年齢(%)」が適正とされますから、30代ということを考えますと、おすすめは「株式重視型」になりますね。

唯一心配な点は、発売されて数ヶ月が経過するにも関わらず、ファンド純資産総額が約3億円しかないことです。

一言で言ってしまえば「あまり売れていない」商品で、流動性の問題、繰上償還のリスクが心配されます。

それを除けばコンセプトは優れた商品だと思っています。

 

まとめ

住宅が取得済で最大の固定費である住居費がかからないことを考えますと、世帯年収から言って月10万円の投資は妥当だと思います。

妊娠・出産に伴い奥様の収入がなくなった場合、奥様はiDeCoによる節税効果は得られませんので、家計に余裕がなければその間はiDeCoの掛金を下げてもよいかもしれません。

 

 

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日本のロボアドが米国並の手数料まで下がれば、全てロボアドに丸投げでOKになります。

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バランスファンドのおすすめ商品として、当ブログではeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)と楽天・インデックス・バランス・ファンドを挙げています。REITを含まないものが好みとなると後者ですね。 

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