こんにちは。
資産形成をするうえで一番大変なことは何でしょうか。
私の個人的な意見では、タネ銭を貯める初めの段階だと思います。
株式やETFなどの金融資産投資をするにせよ、不動産投資をするにせよ、その元手になる金が数十万円しかなければ話にならないわけです。
本日は、タネ銭を貯める難しさとその方法について考えてみます。
資産形成で一番大変なのは初めのタネ銭を貯めることだと思う
当ブログでは、今まで株式投資や不動産投資についていろいろ書いてきていますが、これらは最低でも数百万円以上投資に回せるお金がある人の話です。
毎日の生活でいっぱいいっぱいな人は、当ブログの投資関連の記事は読んでいただいて知識にはなるかもしれないが、実践はできないから結局意味がありません。
物事には何事も正しい順序があるということです。
医者はタネ銭を貯める上では非常に有利な立場なのでラッキーです
医者は世の中の職業の中でも、バイトの時給単価が高い職業の一つです。
これがタネ銭を集めるうえでは非常に有利に働きます。
まずは自分が働ける範囲内で給与所得を最大化すること、当たり前だけどこれが一番大事です。
賢い勤務医の場合、メインの病院で働くのは週に4日にして、残りの1日は他の病院で日勤バイトをします。
・日勤バイトで10万円/日、月4回で40万円/月、年間480万円の給料アップ
・平日に当直バイト(寝当直)週1回で5万円、月4回で20万円、年間で240万円の給料アップ
・可能ならば、休日に24時間の日当直バイト(寝当直)を月1〜2回やる。一回10万円として、月1回でも年間120万円の給料アップ。
これにメイン病院からの給料1200万円を合わせれば、年収2000万円は確実。
若いうちに最低これくらいは働かないと、資産形成はまず無理です。
年収1000万円よりも2000万円の方が資産形成のスピードが圧倒的に速くなるのは当然。
まずこれを十分念頭に置く必要があります。
節約と節税術を組み合わせてタネ銭集めを加速化する
これだけ稼いでも、ほとんど手元に余剰資金が残らないという人がたまにいます。
年収2000万円ならば、税金など諸費用をひいたあとの手取り収入で月々120万円はあると思いますので、その場合はどう考えても家計が膨張しすぎています。
医者の場合、課税所得金額が900万円オーバーで、所得税と住民税をあわせて税率43%という人が多いと思います。
仮に手元の2万円を消費したとすると、税引き前で35000円は稼がないといけないことを再認識すべきです。
要するに「消費した金額を取り戻そうと思ったら約2倍稼ぐ必要がある」ということです。
家計管理に関しては、私がいろいろ書くよりも『私の財産告白』を読んでいただくほうが良いと思いますので、興味ある方は下記からどうぞ。
今amazonで確認しましたが、文庫本で500円くらいしかしませんし、Kindle unlimitedだと無料で読める対象になっているらしいです。
タネ銭は最低でも500万円以上は貯める
タネ銭は最低でも500万円はなければ何もできないと思ってもらってよい。
50万円で配当が2%の株を運用してどうするのだろう。一年で10,000円稼いでも何の足しにもなりません。医者ならば1時間余分に働いた方が手っ取り早いでしょう。
同じ配当2%でもが2000万円になれば話が変わってきます。これなら年間40万円です。
月数万円、さほど大きな金額とは思えないかもしれないが、株式配当は完全な不労所得というところがポイントです。
このように、金融資産投資というのはスケールメリットが働くことを認識しましょう。やるなら大胆に、大きな規模でということです。
不労所得の収入源を複数つくることができれば、資産形成のスピードは大きく増すと思います。
金融資産投資と並んで重要なのが不動産投資と資産保有法人を作ることでしょう。
こんな記事も書いています。
私は、給与所得とインデックス投資と不動産投資を資産形成の3本柱と考えています。特に不動産投資では資産保有法人を作り、合法的に節税することが重要です。
これから投資を始める人には、iDeCoとつみたてNISAの活用、そして余裕があればVTを直接買い付けすることをおすすめします。