周りの医者を見ていると、給与所得は高いのに貯金がほとんどない人が意外と多いことに驚きます。
多分、ほとんどの医者が年収1000万以上はあると思いますし、子供も小学校入学前が多いのでさほど教育費もかからないはずです。
その状態で貯蓄がないというのは、普段お金のことを意識せずにただがむしゃらに働いている結果としか思えません。
給与天引きの貯金で強制的に節約グセをつける
特に医者の場合、20代から高給取りになる傾向にあるので、節約を意識していないと給料が増えた分消費も増えるという生活リズムになりやすいです。
そして、30代以降の給料の伸びはさほど高くないため、一度その生活パターンが見についてしまうとそのままずっと行ってしまうのでしょう。
手っ取り早いのは貯蓄用の口座を作って、給与が振り込まれた瞬間に一定の額を毎月貯蓄用口座に強制的に振り込むことだと思います。
そして、その口座には何があっても手をつけずに残りのお金の範囲内で生活することを心がけるとよいです。
クレジットカードのウェブ明細を簡易家計簿のかわりにする
あとは、医者で家計簿を真面目につけている人はほとんどいないでしょうから、せめて決済を一枚のクレジットカードに統一して、ネットから毎月の利用額を見られるようにしておけば、どんな物に自分がいくら使ったかは一目瞭然となります。
無意識のうちにあれこれ無駄遣いをしていることは間違いありません。
クレジットカードを利用すればポイントもつきますので一石二鳥でしょう。
ただこれだけのことをやるだけで、年収1000万以上なのに貯蓄がほとんどない、といった状態にはなりようがないと思います。
医師としての給与収入以外のキャッシュフローを作っておくことも考える
最低限の金融リテラシーを身に着けておかないと、自分が病気で働けなくなった時に一家が路頭に迷うことになります。
自分がずっと健康で、今の給与水準で働き続けることができると考えるのはリスク管理ができない人の考え方。
要するにアホの考え方ということです。
患者さんのリスク管理は抜群にできるのに、自分の生活のリスク管理は全く駄目という医者も多いのが事実。
自分の生活が安定してくると、気持ちに余裕が出て仕事にも良い影響が出ると思います。
こんな記事も書いています。
当たり前ですが、家計は夫婦のうちマネーリテラシーが高い方が管理するようにしましょう。ただ忙しいからという理由で妻に丸投げするのはアホのやることです。
資産形成を考えるうえで『私の財産告白』を読まないのは自殺行為に等しいです。