おはようございます。
当ブログの読者から以下のご質問をいただきました。
ちゅり男様 いつも楽しくブログ記事を拝読させていただいております。
これまでも問い合わせ(ちゅり男様のブログで取り上げられた物)の中でも、過去に積み立てをしていたが、現在は投資していない投資信託についての対応について何件か拝読しましたが、改めて質問させていただきます。
私は現在
A証券会社 A投資信託(老後資金用、積み立て中止中、運用益+30万程度)
B証券会社 B投資信託(老後資金用、積み立て中止中、運用益+15万程度)
C証券会社 C投資信託(積立NISA(本人)、積立中)
C投資信託(積立NISA(妻)、積立中)
質問は、AとBの証券会社の投資信託を保持し続けるか、一旦売却しC投資信託の積立資金及び特定口座での買付をするかという部分です。
ちゅり男様のお考えをお聞きできれば参考にさせていただきたいと思っております。
わかりづらいと思いますが、何卒よろしくお願いします!
ご質問ありがとうございます。
今回のケースは結局のところ、「AとBの投資信託が長期保有に値する優れた金融商品か否か」によります。
もしそうであればこのまま継続保有してもよいですし、C投資信託の方が明らかに優れているのであれば、プラスリターンのうちに売却してC証券会社に統一するのもよいでしょう。
複数の証券会社から1つの証券会社へまとめるべきか
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. AとBの投資信託が長期保有に値する金融商品かどうかを検討する
2. 高コストで長期保有に値しない商品であればすぐに売却してC証券会社へまとめる
3. C証券会社での夫婦のつみたてNISAを満額活用する
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. AとBの投資信託が長期保有に値する金融商品かどうかを検討する
今回のケースで一番重要なことは、AとBの投資信託が長期保有に値する優れた金融商品か否かという点です。
もしそうであればこのまま継続保有しても何も問題はありませんね。
逆に、投資信託Cの方がA、Bよりも明らかに優れた商品であれば乗り換えもありでしょう。
投資信託の具体的な商品名が分かればもう少し具体的な話ができますが、今回はご自身で考えていただくしかなさそうです。
2. 高コストで長期保有に値しない商品であればすぐに売却してC証券会社へまとめる
A投資信託とB投資信託が長期保有に値しない金融商品であれば、プラスリターンである今のうちに全て売却してC証券会社に統一しましょう。
仮にC証券会社へ統一したとしても、NISA口座と特定口座の間では損益通算ができませんのでお金の点で直接的なメリットはありません。
一方、投資を始めて間もない方ほどシンプルな運用を心がけた方が長続きしますので、今後の資産管理の手間を減らすために1つの証券会社へ統一するのもアリです。
投資信託A、Bの含み益が何百万円もあれば売却時の税金の支払いが馬鹿になりませんので悩むところですが、今のところ含み益は2つの商品合わせて45万円です。
乗り換えるならば今のうちとも思います。
3. C証券会社での夫婦のつみたてNISAを満額活用する
今回のケースでここだけは死守したいというポイントは、
「夫婦のつみたてNISAの枠を満額(40万円 x 2/年)活用し続けること」
です。
様々な投資ブログやSNSなどを読んでいると、
・つみたてNISAよりも一般NISAの方がよい
・一般NISAよりもつみたてNISAの方がよい
・iDeCoは改悪の可能性があり利用価値のない制度
・iDeCoは節税効果が高く資産形成のために必須の制度
・教育資金のように用途明確なお金をジュニアNISAで貯めてはいけない
など多種多様な意見が溢れており、自分なりの価値観が明確でないと右往左往してしまいます。
私個人の意見としては、「つみたてNISAを活用したインデックス投資」だけはほぼ万人に自信をもって進められる投資です。
まとめ
複数の証券会社にまたがって投資をすることは必ずしも悪くありませんが、資産管理の余計な手間がかかりますね。
明らかに高コスト商品を保有している場合、相場の良いうちに売却して乗り換えることをおすすめします。
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こんな記事も書いています。
「ラップ口座」や「ファンドラップ」のように手数料だけで数%とられる金融商品は手を出した瞬間に負けが確定しています。
高コストファンドから乗り換える場合は、相場状況のよいうちに早めに検討しましょう。
明らかに高コストな商品の場合、長期保有すればするほどコスト差が大きくなるため早めの乗り換えをおすすめします。