おはようございます。
ダイヤモンド・オンラインで「ラップ口座の落とし穴」と題する記事が紹介されていました。
「ラップ口座」「ラップファンド」は、個人投資家が資産運用のプロに自分のお金の運用を全ておまかせできるサービスです。
聞こえはよいのですが、実際には年間2%以上ものコストがかかる商品も数多く存在し、購入して保有し続ければし続けるほど損失が拡大するケースもあります。
このような悲劇を防ぐためには、金融商品を購入する時に「どのような金融商品なのか」「なぜその商品を購入するのか」が自分の言葉で説明できるようにする必要があります。
「ラップ口座」や「ファンドラップ」には絶対手を出してはいけない
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 自分の大事なお金を「プロにおまかせ」してはいけない
最も重要なこととして、自分が苦労して稼いだ大事なお金を「思考停止でプロにおまかせ」しては絶対にいけません。
保険と同じで、資産運用に関して何の予備知識もなく窓口で相談するのは自殺行為だと考えてください。
プロが窓口で投資信託を勧めるのは、それを購入してもらうことによって販売側が儲かる商品だからです。
ラップ口座やファンドラップというのは、「個人投資家がプロの金融機関に自分のお金の運用を全ておまかせできる」という聞こえのよい商品ですが、
その代わりに様々なコストが何重にもわたって上乗せされており、リターンの半分以上をコストで差し引かれているという商品も数多く存在します。
まさに「手を出した瞬間に負けが決まっている」金融商品であり、個人投資家は絶対に近づいてはいけません。
2. 年間で2%もコストがかかる商品では絶対に勝てない
当ブログで紹介しているようなインデックスファンドの大半は、
・購入時手数料が無料(ノーロード型)
・信託報酬が0.1%〜0.2%台
と非常に低コストです。
相場には浮き沈みがつきものなので毎年のリターンというのは誰にも読めませんが、逆に毎年確実に発生するコストというのは正確に計算ができます。
毎年1%高いリターンをコンスタントにあげ続けることが困難であるのに、毎年1%〜2%も余分なコストを支払っていては勝てるはずがありません。
投資で重要なことは一攫千金を狙うことではなく、相場から退場することなく時間をうまく活用してゆっくりと資産を増やすことです。
保有すればするほどコストがかかるような商品は「複利の力」を台無しにするわけですからすぐに手放す必要があります。
3. 低コストのインデックスファンドやバランスファンドを活用する
長期投資で最も重要なのは、「どの金融商品に投資をするか」ではなく、「資産配分(アセット・アロケーション)をどう設定するか」です。
毎月の収入や支出、家族構成やライフスタイルの変化など様々な要素を考慮して、各個人が自分の頭を使って考え抜くのがベストです。
とはいえ、「投資を始めたいけれど資産配分すら自分で考えるのが面倒」といった方もいるでしょう。
その場合「思考停止でプロにおまかせ」するのではなく、超低コストのバランスファンドを活用してください。
具体的には、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を選べばOKです。
この商品だけ購入すれば、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートの8資産に12.5%ずつ均等に投資ができます。
ファンド純資産額は1700億円近くにのぼり、信託報酬は0.154%という驚くべき低水準です。
もちろん、「8資産均等」という資産配分には様々な意見があるでしょうし、私もこれが最適だとは思いませんが、それでも年間2%以上ものコストを払い続けるよりは100倍マシです。
まとめ
自分が苦労して稼いだお金を「思考停止でプロにおまかせ」してはいけません。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)のような超低コストバランスファンドを購入した方が幸せになれるでしょう。
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1. タニタの体重・体組成計
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投資を自動化して人間の意思が入り込まない仕組みを作るのもよいでしょう。