おはようございます。
弊ブログの読者から「これまでに積み立ててきたインデックスファンドを売却し、新NISAで買い直すべきか」について以下のご質問をいただきました。
ちゅり男様 いつも有益な情報をありがとうございます。
最近更新がないのでお忙しいかもしれませんが、もしお時間ありましたらアドバイスいただけたら幸いです。
→ブログは毎日更新していますよ!ぜひ確認してください。
私は30代後半の女性です。 2024年の新NISAからemaxslimオールカントリーで1本で積立をしようと考えているのですが、
これまで積立をしてきた以下の3つを売却し、新NISAでemaxis slimオールカントリーを購入するか、そのまま置いておくか悩んでいます。
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
よろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
結論としては以下の通りです。
1) 新規投資に回せるお金が少ない場合、特定口座内のファンドはさっさと売却して新NISAへ移し替えるべき
2) 投資資金が潤沢にある場合、特定口座内の利益率の高いファンドは継続保有すべき
以下詳細を解説します。
【新NISAの活用法】投資資金が少ない場合、課税口座のファンドは全売却して乗り換えOK
1. 新NISAの投資資金を捻出できなければファンドは全売却でOK
特定口座内のファンドを売却して新NISAの買付資金に回すべきか否かは、新規投資に回せる余剰資金がどのくらいあるかで対応が変わってきます。
新NISAの年間投資枠は最大で「つみたて投資枠」が120万円、「成長投資枠」が240万円、合計で360万円です。
単純に12で割ると毎月30万円となりますが、一般的な家庭であれば毎月の給料だけで埋めるのは不可能な数字でしょう。
そう考えますと、大半の方は、
「預貯金もしくは特定口座で保有している金融商品を売却して、新NISAでの買付資金に回す」
ことになります。
このように、「新NISAの枠なんてとても使い切れないよ!」という方がどうすべきかは、以下のなまずんさんの記事が大変よくまとまっています。
結論としては、
1) これまでに貯めてきた預貯金があればそれを優先的に使う
2) 預貯金で不足する場合、特定口座内の商品を売却して税金を払ってでも新NISAで買い直す
のが正解ですね。
2. 投資資金に余裕がある場合、利益率の高いファンドは継続保有がよい
こちらもなまずんさんの記事ですが、「めちゃくちゃ投資資金に余裕がある、ごく一部の例外的な方向けの内容」です。
要するに、
「手元にお金がありすぎて新NISAの1800万円なんてすぐに使い切ってしまう、全然足りない!」
という人がどう動くべきかですね。
その場合は、
・毎月の新規資金だけで年間360万円の投資枠を埋められるのならそれで完了
・特定口座の商品を売る場合は、できるだけ利益率の低い商品だけ売却する
のがよいでしょう。
この時、間違って利益率の高いファンドを売却してしまうと、わずかながら損をする可能性がありますので注意しましょう。
まとめ
投資資金が少ない場合、課税口座で保有しているファンドは全売却して新NISAでの買付資金に回してOKです。
新NISAの投資枠は1人1800万円、夫婦で利用すれば3600万円もありますので、大半の方はどんどん新NISAに移し替えるのが正解でしょう。
【新NISAの理解を深めるためにおすすめの本2選】
1. 大改正でどう変わる?新NISA徹底活用術
NISAやiDeCoに関してどの本を選ぶか悩んだら、とりあえず竹川さんが書いた本を選んでおけばOKと断言できます。
2024年から始まる新NISAの理解を深めるため、ぜひ読んでおきましょう。
2. 図解 新NISA制度
こちらも新NISAに関するおすすめの一冊です。
豊富な図解と簡潔明瞭な文章で大変読みやすく、現行のNISAと2024年から始まる新NISAの違いがよく理解できます。
新NISAに関しては、ブログやSNSだけでなく、どれか1冊は本を読んできちんと網羅的に学ぶことをオススメします。
【関連記事のご紹介】
資産形成とは「節約→貯金→投資」のサイクルを回すことでしかありません。
この投資部分に新NISAを活用すべきです。
投資に回したお金は無かったものと扱いましょう。
安心して放置できる投資先を探すべきです。
毎月コツコツと入金し続けることこそ億り人への近道です。