Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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特定口座から新NISAへの投資信託の移行方法。最適なやり方と損しないための注意点を解説!

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おはようございます。

弊ブログの読者から、「特定口座から新NISAへの投資信託の移行」について以下のご質問をいただきました。

 

ちゅりお様 いつも有益でわかりやすいブログをありがとうございます。

以前も問い合わせさせていただいたことがあり、その際は真摯にお答えいただきありがとうございました。

 

今日は特定口座から新NISAへの引越し方法についてご相談させてください。

私の投資経歴としましては、

・40歳

・投資歴10年ほど

・投資保有額1000万(うち500万が含み益)  (特定口座620万+つみたてNISA380万)

・投資信託10種類くらいで構成されてる  (その都度ベストな選択をしようとしたら種類が増えてしまいました)

上記の通り投資信託の種類が多く、その結果、評価損益率も20%〜295%とバラバラな状態です。

 

そこで以下質問です。

1) 新NISAの原資とすべく特定口座を売却したいのですが、ちゅりお様ならどのように投資信託を売却しますか?(定率、定額、評価率低いものからなど)

2) 色々調べていくうちに、特定口座から新NISAへの引っ越しは、損するケースもあるとわかりました。295%などの高い評価率の投資信託も売却するべきなのか、投資信託10本をオルカン一本にまとめるいい機会と思うべきなのか。

 

長くなってしまいましたが、よろしくお願いいたします。

ちゅりお様にお礼を伝える場がここしかなく心苦しいですが、本当にいつもありがとうございます。

 

ご質問ありがとうございます。

結論から申し上げますと、

1) つみたてNISAで購入した投資信託はそのまま保有

2) 特定口座の投資信託は、評価利益率の低い商品を優先的に売却して新NISAでオルカンを買い直す

でOKです。

以下詳細を見ていきます。

 

特定口座から新NISAへの投資信託の移行方法。最適なやり方と注意点を解説!

 

1. つみたてNISAの商品は20年間非課税のまま運用し続けるのが正解

つみたてNISAでこれまでに購入してきた投資信託は、できるだけ売らずに非課税のまま運用し続けるのが正解です。

2024年からはつみたてNISAでの新規投資はできませんが、すでに購入した商品は最大20年間非課税で運用を続けられます。

つみたてNISA内の商品は、売ったらその非課税枠は一生再利用はできませんので、「お宝枠」だと考えてください。

幸い、つみたてNISAであれば金融庁が長期投資に適すると判断した商品しかラインナップされていませんので、どれを保有していても大外れはないでしょう。

何も考えずにほったらかしにしておくのがベストです。

 

2. 特定口座の投資信託は評価利益率の低い商品を優先的に売却する

特定口座の中のどの投資信託を優先的に売却すべきかについては、「利益率が低い投資信託から順番に売却する」のがよいでしょう。

利益率は高いものの、そもそもの投資金額が小さい商品がある場合、ポートフォリオを整理するために売却してしまってOKです。

 

逆に、これまで主力として積立投資をしてきて、かつ運用益が積み上がっている商品は特定口座で保有し続けてもよいでしょう。

もちろん、新NISAは最大限活用したいので、新しい投資資金が用意できない場合は利益率の高い商品も売却してOKです。

ただし、売却する優先順位としては最後のほうになりますね。

 

数式などを用いて詳細に理解したい方は、以下のページがよくまとまっていますので一読をおすすめします。

 

www.kuzyofire.com

 

3. 利益率の低い投資信託の売却益と、毎月の新規資金で新NISAの枠を埋めればベスト

上記を踏まえますと、新NISA攻略の最適な方法は次のとおりです。

1) 預貯金だけで年間360万円の投資枠をすべて埋められる方はそれで完了

2) 預貯金では不足する場合、課税口座内の利益率の低い商品から優先的に売却し、新NISAで買い直す

3) 現行のNISA制度(一般NISA、つみたてNISA)で購入済の商品はそのままキープ

 

このルールだけ守っておけば、大きな失敗はないと思います。

細かい点にこだわりすぎても意味がないため、あとは新NISAをゆったりと楽しんでいきましょう!

 

まとめ

特定口座内の商品を売却し、税金を支払っても新NISAの買付資金を用意すべきか考察しました。

売却する場合はできるだけ利益率の低い商品から売るとよいでしょう。

 

【新NISAの理解を深めるためにおすすめの本2選】

1. 大改正でどう変わる?新NISA徹底活用術

NISAやiDeCoに関してどの本を選ぶか悩んだら、とりあえず竹川さんが書いた本を選んでおけばOKと断言できます。

2024年から始まる新NISAの理解を深めるため、ぜひ読んでおきましょう。

 

2. 図解 新NISA制度

こちらも新NISAに関するおすすめの一冊です。

豊富な図解と簡潔明瞭な文章で大変読みやすく、現行のNISAと2024年から始まる新NISAの違いがよく理解できます。

新NISAに関しては、ブログやSNSだけでなく、どれか1冊は本を読んできちんと網羅的に学ぶことをオススメします。

 

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