おはようございます。
投資で成功するための最大のコツは、「投資に回したお金は無かったものとして忘れてしまう」ことだと思います。
毎日のように価格の変動が気になってしまうような金融商品の場合、頭の中がその投資のことで占拠されてしまいます。
すると、あれこれとアクションを起こしたくなりますが、我々のような投資の素人が思いつきまま行動を起こすとかえってリターンを低下させる原因になります。
逆に、日々の価格変動が気にならず、安心してほったらかしにできる金融商品にはそれだけで大きな価値があると言えます。
投資に回したお金は忘れよう。安心して「ほったらかせる」投資先には価値がある!
1. 投資に回したお金は無かったものして忘れるくらいがベスト
弊ブログの読者の中には、インデックスファンドの積立投資を実践している方が多いと思います。
とはいえ、「真にほったらかしにできている方」はどれくらいいるでしょうか?
自分の大事なお金を投入した投資先ですので、どうしても毎日の相場の変動が気になってしまうと思います。
ところが、実際にはあれこれとアクションを起こすのは得策ではなく、投資に回したお金ははじめから無かったものとして忘れるのがちょうどよいのです。
2. 不安定な相場において、安心して「ほったらかせる」投資先には価値がある
株式市場というのは本来「不安定さ」に満ちあふれています。
どんな相場のプロであっても、1年後の株式市場を正確に予測することができません。
ビジネス系のニュース番組では毎日のように「専門家」を称する方々が相場の予測をしています。
たまに当たることはあるにせよ、毎回のように当て続けられる専門家は一人もいないのです。
よって、株式市場は本来不安定なものであること素直に受け入れたうえで、その不安定な相場をどうやって生き抜くかを考えたほうが賢明です。
もっとも確実かつ簡単な方法は、株式市場が長期でみればプラスサムゲームであることを活かし、とにかく「投資の時間軸を長く確保すること」です。
そのためには、安心してほったらかせる投資先が一番であり、それ自体に大きな価値があることになります。
3. 人が判断する要素を極限まで減らせる「投信積立」がベスト
よほど投資に対して熱意をもって日々勉強に打ち込んでいる方を除き、世の中の大半の人にとってはオリジナリティを発揮すればするほどリターンが低下します。
そうであれば、はじめから投資の才能がないことを受け入れ、人が判断する要素を極限まで減らし、投資を自動化できる仕組みづくりに力を注ぐべきです。
その中で、誰でも今すぐに開始できて、もっともハードルが低く、かつ効果が高いのがインデックスファンドの積立投資でしょう。
毎月の貯金と同じように、「毎月◯◯円」と指定して自動積立ができるのは大きな魅力です。
これが個別株やETFとなると、1株や単元株を買うにも数千円〜数十万円といったまとまった資金がかかります。
よほどの大金持ちは別として、「毎月3万円貯めるのがやっと」といった一般的な家庭にとって、毎月のように個別株やETFを買い足していくのは厳しいですね。
まとめ
投資で成功するためのコツは、「投資に回したお金ははじめから無かったものとして忘れること」です。
日々の価格変動が気にならず、安心してほったらかせる投資先というのは大きな価値があります。
【新NISAを始める前に読んでおきたいインデックス投資本2選】
1. インデックス投資は勝者のゲーム(ジョン・C・ボーグル)
この本は数あるインデックス投資本の中でも頂点に位置する名著だと思っています。
「インデックス投資万歳!インデックス投資最高!」といった内容が一冊を通じて語り尽くされています。
もちろん、ただの感情論ではなく、きちんとした投資理論に基づいてなぜインデックス投資が他の投資法と比較して優れているのかが解説されています。
インデックス投資から他の投資法に浮気したくなった時、本書を読み返すと投資方針がぶれることが無くなります。
2. 敗者のゲーム(チャールズ・エリス)
こちらも内容としてはインデックス投資の優位性をひたすら説いただけなのですが、
「初心者は下手なことをせず黙って市場に居続けろ」
「稀に訪れる稲妻が落ちる瞬間を逃したら市場リターンの大半を取り逃がす」
など、初心者が打つ手はことごとく裏目に出るから何もするなというメッセージが印象深いです。
投資を始めたばかりのころは、少し試してうまくいかないとあれこれ手を出したくなりますが、それがかえって傷口を広げる結果になります。
自分には忍耐力が足りないなという方にぜひ読んでほしい本です。
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日々価格が変動する株式を「いつ買うか」という決断は人間に多大なストレスを与えています。
毎月欠かさず追加投資をすることは、一般人が億り人になるための必須条件です。