おはようございます。
先日のSmart-i TOPIXインデックスの信託報酬引き下げを受け、eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)とeMAXIS Slim国内株式(日経平均)の信託報酬の値下げが発表されました。
ここ1年〜2年のeMAXIS Slimシリーズの動きを見ていますと、「業界最低水準の運用コストをめざす」というのは嘘ではなさそうです。
既存のeMAXISシリーズの値下げではなく、新規にeMAXIS Slimシリーズを立ち上げるというやり方は賛否両論あるようですが、Slimシリーズが長期投資に最適な投資信託の1つなのは間違いありません。
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX・日経平均)の信託報酬が0.1674%へ引き下げ!
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX・日経平均)の信託報酬はどうなった?
先日、Smart-iシリーズの信託報酬引き下げのニュースを記事にしたばかりです。
その後、Smart-iシリーズに追随するようにeMAXIS Slim国内株式(TOPIX・日経平均)のコスト引き下げが発表されました。
1) eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 信託報酬 0.1674%
2) eMAXIS Slim国内株式(日経平均) 信託報酬 0.1674%
ですので、まさにSmart-iシリーズに横並びです。
思い切ってコストを削減したSmart-iシリーズにとっては、「さぁこれから」という所で横綱が乱入してきたようなイメージですので、 やりにくいことこの上なしでしょう。
eMAXIS Slimシリーズの勢いは続くでしょう
インデックスファンドの場合、指数が同じであればどの商品を選んでも期待リターンはほぼ同じです。
となると、個人投資家が商品選択するうえで検討事項は
1) コスト
2) マザーファンドやファンド純資産総額の大きさ
3) ベンチマークからの乖離率
くらいしかありません。
その中で、誰にでもパッと分かりやすいのが1)のコストです。
マザーファンドやファンド純資産総額の大きさ、ベンチマークからの乖離率を見ずに投資する人は多そうですが、コストを見ずに投資する人はいないでしょう。
仮にいるとしたら、投資に向いていないのでやめた方がよいですw
よって、「業界最低水準の運用コスト」というのはマーケティング戦略として非常に有用です。
インデックスファンドのコスト引き下げは自社の利益を削ることになるため諸刃の剣ではありますが、消費者に最も強いインパクトがあるのは間違いありません。
まとめ
ここ1〜2年のeMAXIS Slimシリーズの動きを見ていると、本気で業界最低コストを狙い続けるつもりのようです。
他社としてはやりにくくて仕方ないと思いますが、個人投資家としてはコストがどんどん下がるので喜ばしいことですね。
【質問箱】
当ブログへのご質問はこちらからどうぞ。
こんな記事も書いています。
王道の世界分散投資ならば、eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)、先進国株式インデックス、新興国株式インデックスの3つを組み合わせるだけで十分です。
何も考えずに1つだけ他人におすすめするならば、VTしかないと思います。
VTと同様、投資信託を一本だけで済まそうと思えば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)でしょう。