おはようございます。
長年投資を続けていますと、どうしても保有銘柄数が増えてしまいがちです。
投資の場合、複雑なポートフォリオにすればパフォーマンスに直結するというわけではありませんから、時々ポートフォリオの整理をしましょう。
特に、インデックスファンドや海外ETF投資をしている方ならば、VT(楽天VT)一本、VTI(楽天VTI)一本だけというのも立派なポートフォリオです。
ポートフォリオを複雑にする必要性がないと思います。
VT一本、VTI一本というのも立派なポートフォリオです
個別株を一本だけというのはリスク管理の面でとてもおすすめできませんが、株式の集合体であるETFならば、一本だけでも十分なポートフォリオになりえます。
VT一本で世界市場の7,000銘柄以上に分散されていますし、VTI一本で米国市場の3,000銘柄以上に分散されているわけですから、これだけで十分なポートフォリオになるのはよく考えてみれば当然です。
しかも、大半の投資家はVT一本、VTI一本というシンプルなポートフォリオに勝てない可能性すらあるわけですから、投資というのは面白いものです。
投資を必要以上に複雑にせず、シンプルに徹する
投資が趣味、投資マニアという方は好きにやっていただければよいのですが、それ以外の大半の方にとっては以下のルールを守った方が気持ちよく投資ができます。
1) 必要以上に複雑にしない
2) ほとんど変わらない選択肢であれば、できるだけシンプルな方を選ぶ
3) 素直にインデックス(市場平均)を買う
世界分散投資を忠実に実践するだけならば、VT一本で全世界市場の約8,000銘柄に分散投資をしているわけですから、もうそれだけで十分ですよね。
それ以上何も足す必要がありませんし、何も引く必要がありません。
経費率はわずか0.08%と激安で、各国や地域の栄枯盛衰にあわせてバランス調整も自動でやってくれる商品・・・最高ではないですか。
VT一本、VTI一本のポートフォリオは売買にかかるコストを最小化できる
海外ETFでポートフォリオを組む時に馬鹿にならないのが売買にかかるコストです。
今では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券のネット証券大手三社の手数料が、
「約定代金の0.45%(最低 0ドル、最高20ドル)」
で横並びですね。
一昔前と比べればずいぶん下がった方ですが、それでも一回の取引で0.45%(最大20ドル)というのは積み重なるとバカにできません。
コストの分は確実にリターンが押し下げられるのは紛れもない事実です。
SBI証券では、今年に入り、VTやVTIを含む特定のETFに関しては購入時手数料をゼロに引き下げています。
一回一回の取引では大した金額ではありませんが、何年も積み重なると決して馬鹿にできない差となるでしょう。
また、保有銘柄数が少なくなれば、そもそも売買の回数自体が減ります。
これは意外に見逃せないメリットで、何十年後には無駄な売買をあれこれ繰り返してコストがかさむ投資家よりも有利な状況を作り上げることができるでしょう。
まとめ
インデックスファンドやETFへ投資をしている方ならば、ポートフォリオを必要以上に複雑にする必要はありません。
VT一本、VTI一本でも数千銘柄以上への分散投資が実現できているわけですから、それで十分と言えます。
【SBI証券】
米国株の最低手数料が0ドルに下がったことにより、SBI証券の米国株・ETF定期買付サービスの利用価値が上昇しました。
為替コストも2銭〜4銭へ抑えることができるため、外国株取引ならばSBI証券がおすすめです。
こんな記事も書いています。
米国のようにインデックスが強い市場になればなるほど、個別株投資でインデックスを上回ることが難しくなります。
スマートベータETFは面白いコンセプトの商品が多いですが、長期保有でインデックスを上回るかどうかは不透明です。
自分のフィーリングにマッチする投資手法を選択するというのが長期投資では非常に重要です。