おはようございます。
本日はおすすめ書籍のご紹介です。
先日記事にしたように、資産形成においてもオフェンスとディフェンスが存在します。
オフェンスと比べるとディフェンスは地味なので軽視されがちですが、実際にはディフェンスを固めることをせずにオフェンス一辺倒では負ける確率が高いです。
そして、ディフェンス力を高める手っ取り早い方法の一つが節税になります。
本日は、税金に関するおすすめ本をご紹介します。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,620円
『図解わかる税金』は節税対策への初めの一歩に最適な本です
最近書店を歩いていると、投資に関する本がものすごいスピードで増え続けていることに驚かされます。
NISAやi-DeCOの普及によって、投資に興味を持つ人が増えているからでしょうか?
NISAやi-DeCOに関する初心者向けの本や、投資信託や株で一発儲けるためのノウハウ本(こちらは昔から定番のやつ)が平積みになっていました。
2018年から始まる積み立てNISAがうまく軌道に乗れば、いままで投資に興味がなかった人たちがさらに参入してくるかもしれません。
投資本と比べると、一般向けの税金本の少なさが目立つ
さて、一つ気になったのは、投資本の数と比べて一般向けの税金本が圧倒的に少ないことです。
数が少ないだけでなく、平積みになっておらず目立たない所にこっそり置かれているため、よほど税金に興味のある方以外は目の前を通ってもそのままスルーでしょう。
その中で、下記の書籍は内容がよくまとまっており、難解な内容の本が多い税金本の中でも、図が多用されていて初心者でも理解しやすいと思いましたので、ご紹介させていただきます。
『図解わかる税金』は初心者にもおすすめの税金本
正直言いますと、これ以外の税金本は本屋でざっと立ち読みしただけなので、本当にこの本が最善の選択肢かは不明です。
ちゅり男の言うことはうさんくさいと思ったら、実際に自分で本屋で探して、自分に合った税金本を一冊手に入れましょう。
とにかく大事なことは、税金に関して体系的にまとまっている本を一冊は手元においておき、折に触れて読み返す習慣をつくることです。
税金本のうまい活用法
税金本のうまい活用法を紹介します。
いきなり、全ての法制度や細かい数字などを100%理解しようとするとまず挫折します。
まずは大体の枠組みを知るだけで十分ですので、ざっと一回通読してしまいましょう。
税制に関しては、一生自分とは縁がないような制度と、どんな人でも絶対に知っておかなければならない制度が混在しています。
読んでいて分からない点は、今の自分に直接関連ない内容であることが多いので、飛ばし読みでも結構です。
とにかく最新版を手元において、新しい投資行動を起こす前に読み直そう
重要な点としては、税制は毎年少しずつ変わっていますので、絶対に最新版を買うことです。
5年前の税金本を手元に置いてそれで勉強するなど、自殺行為に等しいです。
古いやつをあげると知人に言われたとしても、絶対に言うことを聞かずに自分の身銭を切って購入しましょう。
そして、新しい投資行動を起こす前に必ず読み返し、税制をうまく活用してリスクを軽減できないかを全力で考えましょう。
実際に自分のお金を運用する段階になれば、「絶対に損をしたくない」と思うのが人間心理ですので、その該当分野は死ぬ気で勉強するはずです。
せっかく苦労して稼いだお金を半分近く国に徴収されるのは正直悔しいですが、税制は国が定めたシステムですので、日本に住み続ける以上その範囲内でうまくやりくりするしかありません。
サラ金よりも恐ろしいのが税金の滞納であることを知る
税金の滞納はサラ金の借金よりも恐ろしいとは昔から有名な話です。
借金は自己破産すれば、ほとんどの場合はチャラになります。
一方、滞納した税金は自己破産をしたとしても消滅しません。
サラ金は企業を敵に回しただけですので国のシステムでチャラになりますが、税金の滞納は国自体を敵に回したに等しいので、絶対にやってはならない行為なのです。
うまく資産形成をやっていく上では、国を敵に回してはいけません。
高い税金に納得いかない点も多いでしょうが、国のシステムをうまく利用するくらいの心づもりでいる必要があります。
そして、浪費と税金は個人レベルの資産形成では間違いなく敵です。
もちろん、我々一人一人の税収で国の財政が成り立っていますので、各個人の所得に応じて最低限の税金は払う必要があります。
しかし、本来は払う必要のない分まで気が付かずに払い続けているようでは、資産形成は程遠いと思うのです。
まとめ
税制に詳しくなることが資産形成の近道の一つです。
『図解わかる税金』を手元において勉強しましょう(他の本でも可)。
こんな記事も書いています。
節税と並んで重要なのが節約です。こちらに関しては、『私の財産告白』を読んで給与天引き貯金法を実践するのがよいでしょう。
どんな分野でも、その道の先を行く先人から学ぶことは多いです。『となりの億万長者』を読んで富裕層たちの生活態度を勉強しましょう。