周りの医者を見渡すと、あまりに金融リテラシーが低いドクターが多い気がします。
高学歴で優秀な人ばかりなはずなのに、お金に関する知識だけが丸々抜け落ちている感じです。
例えば、ふるさと納税。
実質2000円で納税額の3-4割程度の返礼品がもらえるのだから、ノーリスク・ハイリターンとはまさにこの事。
しかも、高額所得者の方が得をするという、最近の高額所得者からどんどん搾取という流れと逆行しており、評価したい。
高額所得者の代表であるドクターの皆さんは、ぜひ積極的に納税しましょう。
個人型確定拠出年金(i-DECO)も高額所得者に有利な制度
あとは、2017年から制度がかわり、誰でも利用できるようになる個人型確定拠出年金。高額所得者であるほど節税効果が高くなるため、よほど市場の大調整が入らない限りはまず損をすることはありません。
このあたりはただ知っているかいないか、利用しているかいないかだけで差がつくものであって、資産運用のセンスなどは関係ありません。
i-DECOは定期預金で運用すれば元本割れはありえませんからね。
とはいえ、年金ということで若い人にとっては超長期投資になることが確実ですから、積極的にリスクをとって株式で運用するのが正解だと思いますが。
周りの医者数人に話してみても、「なにそれ?」という感じで興味すら示しませんでした。まぁそういう人とはお金についてどれだけ話しても無駄なのでやめておきましょう。
あと、定期預金なんかやってると、いざ投資チャンスが来た時に身動きがとれなくなるからこれも論外です。
流動性の低い金融資産ばかり持っている人は要注意だと思います。
今現在は株も不動産も割高だから、着実にキャッシュを貯めるべきでしょう。
十分量のキャッシュ温存と外貨建て資産を持つことの重要性
株式、不動産は必ず波があるものだから、大きな好景気が来た後ほど大きな底がやってくるものであり、そこがチャンスです。
その時一発逆転の大勝負に出られる体制を整えておかなくてどうするつもりなのか。。
どれだけ値下がりしても底がくるまで買い下がれるだけの十分なキャッシュを温存しておきましょう。
あと、今後は長期的には円安、インフレ傾向になるでしょうから、今のうちに外貨立資産も持っておくことが重要。
いろいろ考えるのが面倒な人は、バンガード・トータル・ワールドストックETF(VT)なんかでいいと思います。
「何も足さず、何も引かない」という意味では理想的な金融商品ですから。
日本のお年よりみたいに、銀行に預金ばかりせこせこ貯め込んでも、大きなインフレが来たらただの紙くず同然になっちゃうから注意です。
周りに立派な先生は多いけど、お金にはなぜか皆苦労しています。
医者が幸せになるにはこういう知識も必要だと思います。
あと、仕事が忙しいのは分かりますが家庭を大事にすることも重要です。
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投資初心者にはVTは最もおすすめできるETFの一つでしょう。
未だに3大キャリアを使用している人もマネーリテラシーが低いと言わざるをえません。