Dr.ちゅり男のインデックス投資 

初心者でも実践できる投資や節約術を紹介しています。人生を豊かにする本や健康情報との出会いも。

新NISAは「入金力」が全て。「Slimオルカン」か「楽天・オールカントリー」を買い続けよう。

スポンサーリンク

 

おはようございます。

「入金力」という言葉を使うとアレルギー反応を示すことがたまにいますが、インデックス投資で「入金力」は非常に重要です。

むしろ、インデックス投資でやれることと言えば、

・どの指数に投資するか

・株式比率をどれくらいまで上げられるか

・複利効果を活かすため若いうちにいくら入金できるか

・非課税口座を上手に使えるか

くらいしかありません。

 

 

特に、来年から始まる新NISAでは生涯投資枠が1,800万円、年間投資枠も最大で360万円まで拡大します。

これまでよりさらに「入金力」の影響が大きくなると言えるでしょう。

 

新NISAは「入金力」が全て。「Slimオルカン」か「楽天・オールカントリー」を買い続けよう。

 

新NISAでは「入金力」が全てと言える理由

インデックス投資家の中には「つみたてNISA」を利用している方が多いと思います。

つみたてNISAは2018年に始まった制度で、

・国が「長期・分散・積立」に適すると判断した商品しか買えないこと

・非課税期間が最大で20年あること

などが一般NISAと大きく異なる点でした。

 

また、年間投資枠の上限は40万円であり、多くの家庭にとって「大変だけど頑張れば上限いっぱい使える」制度だったと思います。

 

2024年から始まる新NISA制度とは?変更点やメリット・デメリットを解説 | マネハブ(MONEY HUB PLUS)

 

ところが、来年から始まる新NISAでは、

・生涯投資枠が1,800万円まで拡大

・「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は併用可で、年間最大360万円まで投資可能

となりました。

もちろん、生涯で1,800万円というルールがあるだけなので、自分のペースに合わせて利用すれば大丈夫です。

とはいえ、複利効果を最大化するためには、できるだけ早い時期にまとまった金額を投資することが重要です。

入金力の重要性がさらに増していると言えるでしょう。

 

NISAやiDeCoなどの非課税口座では長期リターンの高い株式集中投資が正解

NISAやiDeCoなどの非課税口座はインデックス投資との相性が抜群です。

オーソドックスな全世界株インデックス投資で期待できるリターンは年率5%程度かと思います。

若い頃から20年〜30年かけて育てあげた大切な資産ですから、それを売却する時に運用益が丸々非課税になるというのは大変ありがたいですね。

 

長期投資のリターンの大半はアセット・アロケーション(資産配分)で決まります。

もちろん、株式100%というのは大半の人にとってリスクを取り過ぎなので、各個人のリスク許容度に応じて現金や債券などを保有する必要があります。

しかし、NISAやiDeCoの非課税メリットを最大限に活かすため、これら非課税口座内では株式に集中投資するのが原則です。

NISAやiDeCoは株式インデックスファンド一択であり、それ以外で銀行預金を持つ、個人向け国債を買う、課税口座で債券を保有するなどしてリスク調整をしましょう。

 

投資先は「Slimオルカン」か「楽天・オールカントリー」で十分

では、新NISAで何に投資をするのかという話ですが、

1. eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

2. 楽天・オールカントリー

のどちらかがよいでしょう。

 

「Slimオルカン」がこれまでに積み上げてきた実績や純資産総額は圧倒的であり、簡単に覆せるものではありません。

唯一、信託報酬で優位に立つ「楽天・オールカントリー」は投資候補に上がるでしょう。

 

「最安ファンド」に新ファンド登場&残高ポイント対象!(12/5更新) | 楽天証券

 

より全世界株式市場を広範囲にカバーしたい、徹底して分散投資したいという方はSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドもよいでしょう。

ただし、信託報酬は0.1338%と「Slimオルカン」や「楽天・オールカントリー」よりはやや割高になりますね。

 

まとめ

新NISAで成功するポイントは「入金力」と「続ける力」だけです。

年間投資枠がつみたてNISAは40万円、新NISAは360万円にアップしますので、より入金力が重要なゲームになったと言えるでしょう。

 

【新NISAの理解を深めるためにおすすめの本2選】

1. 大改正でどう変わる?新NISA徹底活用術

NISAやiDeCoに関してどの本を選ぶか悩んだら、とりあえず竹川さんが書いた本を選んでおけばOKと断言できます。

2024年から始まる新NISAの理解を深めるため、ぜひ読んでおきましょう。

 

2. 図解 新NISA制度

こちらも新NISAに関するおすすめの一冊です。

豊富な図解と簡潔明瞭な文章で大変読みやすく、現行のNISAと2024年から始まる新NISAの違いがよく理解できます。

新NISAに関しては、ブログやSNSだけでなく、どれか1冊は本を読んできちんと網羅的に学ぶことをオススメします。

 

【関連記事のご紹介】

「Slimオルカン」と「楽天・オールカントリー」の信託報酬が0.05%台というのは非常に恵まれた投資環境ですね。

www.churio807.com

 

かれこれ15年以上投資を続けてきましたが、ようやく直近5年くらいで複利効果を感じています。

www.churio807.com

 

iDeCoは節税しながらインデックス投資ができるという点が非常に優れています。

www.churio807.com