神経内科医ちゅり男のブログ

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NYダウ30種平均(DIA)は暴落時のパフォーマンスがS&P500よりも優れている

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おはようございます。

NYダウ30種平均に連動するETFといえばDIAです。

「NYダウ」という指数の知名度は非常に高いですが、実際の投資先としてはS&P500 ETFと比べると不人気だと思います。

DIAのETF純資産総額は約220億ドル(約2.5兆円)に過ぎず、これはS&P500 ETFの1/10以下です。

その理由としては、「30種」という言葉の通り、投資先が30銘柄にとどまるため、分散性という意味でS&P 500に劣後する点が挙げられます。

しかし、実際に過去のパフォーマンスを比べてみるとDIAのパフォーマンスはS&P500と遜色ないばかりか、暴落局面における最大ドローダウンが低い印象を受けます。

本日はこの点を考察してみます。

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NYダウ30種平均(DIA)は暴落時のパフォーマンスがS&P500よりも優れている 

なぜこのタイミングで改めてNYダウ30種平均に関して調べてみようと思ったかというと、私自身がSBI証券のiDeCoでiFree NYダウインデックスを積み立てているからです。

iDeCoは節税メリットや非課税のメリットが享受できる代わりに、60歳まで資金が拘束されるシステムですから、20年以上の長期投資に値する銘柄かどうか、自分なりに確信を持ちたいのは当然ですね。

「30種」と聞くと他のETFと比べて分散性が低く、そのうちの1銘柄に何かあったら指数全体に大きな影響が出るのでは?と不安になってしまいますが、過去に答えを求める限り、その心配は杞憂と言えそうです。

 

 

DIAとS&P500の長期チャートを比較してみる 

さっそく、DIAとS&P500 ETFの代表であるIVVのパフォーマンスを比較してみます。

まずは純粋な取引値の推移です。

2000年〜2018年の長期チャートになります。

2000年代初めのITバブルと2008年〜2009年のリーマンショックの時に大きく落ち込み、その後に急成長を遂げているのは両者共通しています。

チャートをよく見てみますと、2000年代初めのITバブル時のドローダウンの幅がDIAの方が小さいことが分かります。

リーマンショック後の株価の伸びは、2016年ごろまでは若干IVVが優勢、2017年はDIAが優勢となっていますが、ほぼ変わりないといってよいでしょう。

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次に、配当込みのトータルリターンで見てみます。

こちらも2000年〜2018年の長期チャートです。

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配当込みのトータルリターンはDIAが236.1%、IVVが173.9%と明確に差がついています。 

元々、ダウ平均30種から構成されるDIAの方が成熟企業が多く、IVVよりも配当利回りは高いですから、トータルリターンで余計に差がついたのは納得です。

全体の傾向として、2000年代のパフォーマンスはDIAがIVVを上回っており、2008年〜2009年のリーマンショック時にはとちらも大ダメージを受け、その後は順調な回復を見せてきたといえます。

 

DIAは厳選された30銘柄への投資なのかも

一般の方でも「NYダウ」という言葉だけは知っているというほど、NYダウは知名度が高い指数です。

ダウ平均30種に選ばれるということは、米国を代表する超優良銘柄であることを意味します。

また、新進気鋭の企業が採用されることは少なく、多くは一定期間以上にわたって安定して業績を残してきた成熟企業から構成されます。

DIAを構成している30銘柄の方が成熟企業が多い分、暴落時のドローダウンに対する耐性が高いという可能性は考えられます。

また、ダウ平均30種という指数自体が投資家から相対的に不人気であることが、バリュエーションの観点でDIAに有利に働いたという可能性もあるでしょうか。

S&P500には今をときめくグロース株も含まれますから、好調相場では大きなリターンが得られるかわりに、下落相場で弱いのかもしれません。

しかし、最近のFAAMGの勢いを見ると、NYダウはS&P500に大きく劣後しているのではないかと懸念していましたが、実際のチャートを確認してみると思った以上に差がありませんでした。

NYダウはかなり健闘していると言えるのではないでしょうか。

 

iDeCoの長期投資の対象としてNYダウはアリ

以上のことから、iDeCoの長期投資の対象としてNYダウはアリだと判断しました。

海外ETFでみた場合、DIAは経費率が0.17%、IVVは経費率が0.04%とかなりの差がありますので、手数料の差がバカになりません。

一方、国内のインデックスファンドおいては、iFree NYダウインデックスの信託報酬が0.243%、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬が0.1728%ですので、本家ETFよりもその差は縮まります。

投資信託で0.20%前後の信託報酬であれば十分に低水準と言えますので、iFree NYダウインデックスへの投資は長期投資に値するでしょう。

 

まとめ

DIAとS&P500のパフォーマンスを比較してみました。

DIAにはAppleとMicrosoft以外のFAAMG銘柄が含まれず、株高局面でのリターンが劣るのではないかと懸念していましたが、予想以上に健闘している印象です。

iDeCoでVTIやS&P500に連動する投資信託を選べず、NYダウに投資している人は多いと思いますが、大きな心配はなさそうです。

 

 

こんな記事も書いています。

SBI証券のiDeCoの枠内で米国株への集中投資をするには、iFree NYダウインデックスを選択するしかありません。

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マネックス証券のiDeCOですと、たわらノーロードNYダウを選択することになりますね。

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分散投資は安心感が高いですが、過度な分散は時にリターンを低下させます。

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