おはようございます。
先日、Twitterのタイムラインを眺めていたら「分散投資か集中投資か」議論を久しぶりに見かけました。
「卵は一つのカゴに入れるな」というのは証券会社が儲ける為に作った戯言に過ぎない。バフェットも分散投資を「無知に対するヘッジ」と断言している。複数の事を同時並行することは難しい。仮想通貨でも先物でも株式でも分散投資で富を築いた人は殆どいない。まだ富を築く段階ならば絶対集中投資だ。
— 投資カービィ(5.52歳) (@big_loss_punter) 2018年3月7日
集中投資ができる人ならば、それはそれでOKですね。ただし多くの人はそれができないから苦しい訳で、その場合は「絶対分散投資だ」、になります。 https://t.co/nWt86qH1ak
— 堀田かつひこ・不動産投資とインデックス投資でユルユル (@jukucho7) 2018年3月7日
分散投資は富を守る。集中投資は富を築く。by W.バフェット
— やぶっちの「投資は好奇心!!」 (@yabbuchi_indeed) 2018年2月24日
正規分布の真ん中あたりに落ち着かざるを得ない分散投資では(分布全体がスライドしない限り)ソッコーで億るという目標達成は無理なのも事実で、まあ労働キャッシュマシーンとしての自分の価値が高くて金融資産は小さい若いころは、外れ値狙いでリスキー株に集中投資というのも妥当な選択肢だと思う。
— プレノン (@prenom_diary) 2018年3月7日
「分散投資が最適か、集中投資が最適か」というのは各個人の置かれた社会環境や資金力によるので絶対的な正解がない議論です。
私の考えとしては、
1) 投資のスケールが小さなうちは、チマチマ分散投資をしても得られるリターンは微々たるもの
2) 投資のスケールが大きくなれば分散投資を心がけて守りの投資に徹する
のがベストです。
株を買うなら集中投資か、分散投資か?
10万円しか手元になければチマチマ分散投資をしても無駄
10万円を元手に1000万円を目指せと言われたら、チマチマ分散投資をしていては永久に達成不可能です。
たかが10万円ぽっちでインデックスファンドを購入して世界分散投資をしても、年に数%しか期待リターンがないわけですから、無意味です。
分散投資で資産形成をしようと思ったら、それ相応の金額のキャッシュをひたすら投入し続ける強い意思が必要です。
もしそれが無理ならば、どこかのタイミングでリスクをとってキャピタルゲインを狙いに行くしかありません。
極論ですが、「3日以内に10万円を1000万円にしなければ命がとられる!」と言われれば、ビットコインFXに全力投球というのも正解になりえます。
まぁしかし、現実には、老後に向けた資産をゆっくり作り上げていけばよいという方が大半ですので、分散投資を心がけてゆったり相場に向き合いましょう、という意見が成立するわけです。
投資のスケールが大きくなるにつれて分散投資を心がける
投資のタネ銭が1000万円あるならば、それを1箇所に集中投資というのはリスクが高すぎるでしょう。
1000万円以上になってくると、年に数%程度の値動きでも馬鹿にできなくなってきます。
そうなると、できるだけ不要なリスクを避けて分散投資はアリです。
分散投資をしながらうまく時間を使って、複利の効果を100%享受する作戦に変更した方が賢明です。
10万円ならともかく、手持ちの1000万円でビットコインFXに100%全力投球!という人がいたらさすがに止めますよね。
いや、その人の人生のために止めてあげて下さい。
集中投資 vs 分散投資論争に一定の結論は出ない
私も、以前は日本株の逆張り・集中投資を実践していましたので、状況によっては集中投資はアリだと思います。
ただ、分散投資よりは胆力、精神力が試されることは間違いありません。
含み損を抱えて辛い時期がしばらく続くことも覚悟のうえならばありでしょう。
このように、資金力が低いうちは集中投資で思い切ってキャピタルゲインを狙うのはアリです。
10万円ならば仮にゼロになったとしてもたいしたダメージはないからです。
10万円ぽっちでインデックスファンドを購入して世界分散投資をしてもなんにもならないですよ。
「投資のスケールが大きくなるにつれてオフェンスからディフェンス重視の投資に移行する」
長年相場に居続けていれば、自然とそうなっていくのではないかと思います。
まとめ
最後は自分の信じる道を行くのみです。
が、投資金額が大きくなったら多少は分散を考えた方がよいでしょう。
こんな記事も書いています。
VTは徹底的に分散が図られたETFの代表ですね。私がVTを多めに購入しているのは、なんとなく安心感があるからであって、手っ取り早く儲けようと思ったらVTが最適解では絶対にありません。
老後に向けた長期投資を検討しているならば、大きなリターンを狙うよりもリスク管理が重要です。その場合は分散を心がけた方がよいです。
ドルコスト平均法は購入機会を分散させてリスクを下げる手法です。リスクが下がる分、大きなリターンも狙えませんので平均点狙いの投資法といった所でしょうか。