おはようございます。
楽天・バンガード・ファンドのラインナップに、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)が新たに設定されるようです。
いつもの通り、アウターガイさんのブログで知りました。
アウターガイさんの情報の早さには毎度驚かされるばかりです。
いつも貴重な情報を本当にありがとうございます。
楽天バンガードに楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドが追加されます!
VYMはバンガード社から販売されている米国ETFの一つで、正式名称は「バンガード・米国高配当株式ETF」といいます。
本家のVYMは経費率が0.08%と非常に低く、その構成銘柄はマイクロソフトやジョンソン&ジョンソン、エクソンモービルなど、米国を代表する安定高配当株から成り立っています。
現在は株高局面ということもあり、「高配当」といえども配当利回りは3%を少し下回る程度で推移しています。
以前は3.5%程度の利回りの時期もありました。
それでも、バンガード社のETFの中では商品名の通り「高配当」の部類に入りますね。
これ以上の高配当を求めるならば、個別株投資を選択する必要があるでしょう。
ただし、VYMの場合は株式ETFですので、長期で見た場合に、購入後の株価の上昇があれば、配当利回りは変わらずとも購入時価格から見た配当利回りは1.5〜2倍程度に伸びる可能性もあり、その点は面白いですね。
VYMが日本円で少額から購入できる身近な存在になります
本家VYMは、米国株投資ブロガーの中で最も著名なお一人である、たぱぞうさんのブログでもおすすめ商品No.2にランクインしている商品です。
それが、日本円建てで少額から気軽に購入できるようになるのですね。
楽天・バンガード・ファンドの登場で、日本の投資信託業界も大きく変わってきたなと感じます。
それだけ、本家のバンガード社のETF自体が優れた商品ということの現れでもあります。
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの信託報酬は?
さて、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの信託報酬ですが、予想通り
1) 本家VYMの経費率:0.08%
2) 楽天証券の取り分:0.12%(税抜)
となるようです。
これから楽天・バンガードから新たな商品が発売される場合には、「元の商品の経費率+楽天証券の取り分(0.12%・税抜)」と考えればよさそうですね。
発売前から信託報酬が予測できるのは投資家サイドとしてはありがたいです。
しかし、後発のEXE-iつみたてシリーズはSBI証券の取り分は0.1%ですから、この点は楽天バンガードの方が負けています。
これからの両者の競争によって、さらなる信託報酬の低下に期待したいですね。
インカムゲイン重視の投資家には自信を持っておすすめできます
先ほども述べたように、VYMの構成銘柄は、マイクロソフトやジョンソン&ジョンソン、エクソンモービルなど、米国を代表する安定高配当株から成り立っています。
AmazonやGoogleなどの成長株は含まれませんので、投資を始めたばかりで投資金額が少なく、キャピタルゲインを狙うならばVTIを選択した方がよいでしょう。
一方で、投資のスケールが大きくなってきますと、配当収入の魅力がぐんと増してきます。
年齢が若く、これから元手を増やしていく局面のうちは、成長株にも積極的に投資してキャピタルゲインを狙う。
そして、ある程度投資金額が大きくなってきて、年齢も進んできた所でよりディフェンシブな配当狙いの投資にかえるというのも面白い手法です。
また、VYMの場合は株式ETFですので、債券系のETFと異なり、ある程度のキャピタルゲインも狙えるのが面白い所です。
ただ、あくまで株式ETFですので、配当の下支えはあるとは言え暴落時にはかなりの値下がりが予測されますから、その点には注意が必要でしょう。
米国ETFの面白い所は、投資家の様々なニーズに対応した商品がきめ細かくラインナップされている点にありますが、今後も楽天・バンガード・ファンドの商品ラインナップが充実してくれば、日本円のまま多種多様な手法がとれるようになるかもしれません。
楽天VYMの分配金は自動再投資されるのか?
個人的な疑問点は、楽天VYMの分配金は自動再投資されるのか?という点です。
高配当株に投資する面白さは、キャッシュという形でいったん株主に利益が還元され、それを元手に新たな投資先を探すことにあると思っています。
投資好きの人にとっては、分配金自動再投資ではなく、いったんキャッシュでストックし、その後の市況を見ながら再投資の時期や新たな商品を模索するのが楽しみなんですよね。
分配金自動再投資ですと、高配当株投資の面白さが存分には味わえません。
それならば、初めから成長株も取り込んだ楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)でよい気もします。
現時点では発売前の段階ですので、楽天VYMの詳細はわかりませんが、今後情報が更新されたらそのあたりも注目していきたいと思います。
まとめ
楽天・バンガード・ファンドは今非常に勢いを感じます。
初めにVTとVTI、次にVWO、そして今回はVYMをセレクトしてきました。
個人投資家の需要の大きいETFを優先的に商品化しているようにも見え、非常に好感が持てますね。
2018年1月10日付ということですので、実際に売買できるのはもう少し先ですが、2018年も楽天バンガードから目が離せそうにありません。
こんな記事も書いています。
当ブログでのおすすめ投資信託No.1は楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)です。米国市場の成長性に賭ける人には、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)がよいでしょう。
楽天VTと楽天VTIに続く第2弾として登場したのが楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)です。新興国市場の成長に期待する人にとっては魅力的な商品です。私個人としては、新興国市場にはVTを介して投資をしている程度です。
楽天・バンガード・ファンドの商品とほぼ同レベルで推奨したいのが、EXE-iつみたてグローバル(中小株含む)株式ファンドです。経費率が0.15%というのは圧倒的な低さです。実質コストとの乖離が少なければ自信を持っておすすめできます。