おはようございます。
長期保有を前提とした場合、投資の収益性は「買値」でほとんど決まると思います。
金融資産投資においては購入時の株価ということになります。とにかく、少しでも安値で仕入れることに集中すべきです。
もちろん不動産も同じです。買値が安ければ、その分少々のトラブルがあっても黒字を保つことが可能です。
高値で掴んでしまうと、ちょっとしたトラブルや災害ですぐにアウトです。
いかに安値で仕入れるかを常に考えよう
どんな投資においても安値で仕入れれば勝てる確率が高くなり、高値で買ってしまえばその時点で勝てる確率はゼロに近づきます。
これは、少しでも安いスーパーで食品を買おうとする主婦と同じ感覚ですね。
投資で勝つならば買値には妥協をしないことが重要です。
暴落時に購入した金融資産は数年後に莫大な利益を生む
個人的な経験から、2009年ごろに購入した金融資産に関しては、今後よほどのことがない限りマイナスになることはないと思っています。
その当時に仕入れた商品に関しては、チャイナショックやBrexitによる少々の株価の変動ではびくともしないのです。
それだけ安い価格で仕入れているということになります。
それらがマイナスになる時は、リーマンショックを超える世界大恐慌の局面ですので迷わず買いですね。
このように、大暴落時に購入した金融資産は買っている最中は精神的にかなり辛いものがありますが、後から莫大な利益を生むのです。
安値で仕入れることでバイ・アンド・ホールドが容易になる
永久保有を前提としたバイ・アンド・ホールド戦略は有名ですが、実際には暴落の局面で多くの人が持ち株を売ってしまいます。
暴落局面で自分の保有している金融資産が日に日に溶けて消えていくのを目にするのは精神的にかなりきついものがあり、まともな精神状態を保てなくなるからです。
穏やかな精神状態でバイ・アンド・ホールドをするためには、安値で仕入れることが必須です。
安値で仕入れることで初めて永久保有が現実的になってきます。
中途半端な価格で購入してしまうと、暴落時に気が動転して意味のない売買を繰り返す羽目になります。
多忙なビジネスマンには「積み立て」か「逆張り」が現実的
私自身医師をやっており、日常診療の合間にしか投資に割く時間がとれません。
このように時間的な制約がある中でやみくもに売買を繰り返しても、専業投資家に勝てるはずもありません。
私の経験上、本業が多忙なビジネスマンにおすすめできる投資法は「積み立て(定期購入)」か「逆張り」しかないと思います。
積み立てをするならば世界が滅亡しそうになっても買い続けて下さい
積み立て(定期購入)のメリットは、何も頭を使う必要がないことです。
ただひたすら機械的に買い足していけばよいからです。
ドルコスト平均法に従って毎月決まった金額ずつ投資信託を購入するのもよし、半年に1回程度VTなどのETFをまとめて購入するもよしです。
ただし、この手法をとる場合には一つだけ注意点があります。
暴落時も口座内の金融資産残高の変動を気にせず、心を無にしてひたすら買い続けることです。
世界が滅亡しそうな危機的な状況においてもひたすら買い続けるのです。
それを守らないとただの高値づかみをする羽目になります。
私個人としては逆張り派です
逆張りの魅力は、投資に適したタイミングが短期間に限られるためほとんどの時間は相場を眺めているだけでよいことです。
私個人も、この1年くらいは株を一切購入していません。ただ相場の成り行きをみているだけです。
こういった株高の局面では、ポジションをとらないと自分だけが取り残されているような感覚に陥ることが多いですが、あえてポジションをとらないことも戦略の一つと考えておくべきです。
私のような人は少数派かもしれませんが、投資において人と同じことをやっても勝てませんし、個人的には大衆と逆のことをやった方が勝てると思っています。
ただし、逆張り戦略をとる際には十分量のキャッシュと強いメンタルを準備しておく必要がありますね。
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毎月コツコツ積み立て派の方には、下記の書籍が絶対のおすすめです。積立投資を検討している方は絶対に読んでおきましょう。
逆張り投資の醍醐味は、ほとんどの時間は投資のことを考えずに本業に専念できることです。そのかわり、勝負所ではかなり大胆に買う必要があります。