おはようございます。
どれだけ考えても結論が出ないことをいつまでも考え続けるのは時間の無駄です。
やるかやらないかを決断し、やるならば一刻も早く実行にうつして、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら改善策を練るべきです。
特に投資の世界においては、万人に共通する絶対解というものはありませんので、長時間考えるだけ時間の無駄ということがよくあります。
長時間考えても結論が出ないことをいつまでも考えるのは無駄です
いざ投資を始めようとする時には、誰でもある程度本を読んで投資の勉強をすると思います。
インデックス投資を推奨する本であれば、大方の投資法に関してはほぼ共通しているはずですが、アセットアロケーションの組み方やおすすめ商品に関しては本によって若干の違いがあるかと思います。
ただし、その疑問の多くは長時間悩んでも意味のないことが多かったりしますので注意が必要です。
どの証券会社に口座を開設すべきか?
これはぐだぐだ考え続ける価値が全くないことです。
しかし、私自身も投資初心者の頃はこういった些細な問題でいろいろ考えることがありました。
証券会社に口座を開設するだけならば無料ですので、迷ったら作っておけばよいだけです。
実際の売買をするまでは何も不利益を被ることはないからです。
唯一アドバイスするとすれば、「迷ったらSBI証券を選んでおけば大失敗はない」ということです。
それでも心配ならば、SBI証券と楽天証券とマネックス証券の3つ作っておけば確実だと思います。
理想的なアセットアロケーションは?
これは個々人の状況によるとしか言えませんが、多くの日本人は円建て資産に偏りすぎている傾向があります。
日本で暮らしている以上、ドルで給料をもらってドルで貯金をしている人はほとんどいないはずだからです。
私自身は医師ですが、医師免許を持っていれば今の日本で職に困る可能性はなく、医師免許自体が日本円を安定的に生み出す装置と考えることが可能です。
サラリーマンとして毎月安定した給与収入が今後数年以上に渡って見込める方も同様でしょう。
そう考えれば、金融資産投資においてはリスク資産に思い切って舵を切ってよいのではないかと考えます。
住宅ローンを組んでマイホームを購入した人は、ポートフォリオの大半が円建て資産、特に不動産だけに偏っていると思いますので、より注意が必要です。
また、ポートフォリオのバランサーの役割として、日本債権を保有している方もいるようですが、日本債権を持つくらいならキャッシュを保有した方がよほどマシです。
個人的な意見としては、十分な量のキャッシュを安全資産として確保し、金融資産投資においては全てを株式などのリスク資産に投じてよいと思います。
アセットアロケーションで悩む時間があったらVTを買っておけばよいのでは
・日本株に何割投資をするか?
・先進国株式に何割投資をするか?
・新興国株式には投資をすべきか?
・株式だけでなく債権もアセットアロケーションに組み込むべきか?
自分なりのアセットアロケーションを組む時に、誰でも少なからず上記の点で悩むと思います。
ただし、これも長時間悩むほどの問題ではありません。机上の計算通りに行く可能性がほとんどないからです。
ただ、自分のポートフォリオの期待リターンとリスクを参考値として知っておくのは、暴落時のトランキライザー(精神安定剤)的な効果はあるのかもしれません。
悩むくらいだったらバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)だけ買っておけばいいです。
最近流行りの米国株をもっと欲しくなったら、VTIを買い足せばよいですし、新興国市場に魅力を感じるならばVWOを買い足せばよいだけです。
VTをベースにして、後から広げていけばよいと思います。
投資先進国である米国の商品群には優れたものが多い
ただ一つ言えるのは、金融商品において日本の商品と米国の商品を比較した時に、まだまだ米国の商品群に優位性があるということです。
米国には、昔から株式投資が深く根付いているからでしょうか。
日本の投資を巡る環境もだいぶマシにはなってきていますが、まだまだ米国の方が投資先進国ということでしょう。
日本の商品群が、経費率においてバンガード社など米国の商品群を上回ることは難しいと思います。
幸い、日本の証券会社からそういった優れた商品を簡単に購入できる世の中になってきていますので、そのメリットを最大限に利用したいものです。
こんな記事も書いています。
投資を始める時に、税制に関してもよく勉強することが必須です。はっきり言って、細かい投資手法を勉強するよりもずっと重要だと思います。
キャッシュフローを複数持つことができると、資産形成のスピードがぐっと加速すると思います。