おはようございます。
短期投資で成功するためには運や才能が必要ですが、長期投資では特別な才能は必要ありません。
長期投資で重要なのは「資金管理力」と「謙虚さ」だと思います。
あとは暴落がきても乗り換えられるだけの忍耐力や鈍感力が必要ですね。
本日は長期投資に求められる能力や資質について検討します。
長期投資で重要なのは資金管理力、謙虚さ、鈍感力
長期投資に「資金管理力」が重要な理由
長期投資では「資金管理力」が重要です。
投資で重要なことは素人の思いつきによる売買をできるだけ減らし、事前に決めたルールに従って淡々と進めることです。
素人が売買回数を増やしても良い結果を生むことは少なく、かえって売買によるコストが増え投資リターンを下げる原因となります。
投資初心者の方が意識しなければならないのは、どのタイミングで売買すれば投資がうまくいくかを考えることではありません。
もっと大きな視点にたち、
・自分の資産全体のうち無リスク資産(現金)とリスク資産の割合はどの程度か
・自分のリスク許容度の最大限はどの程度で、株式比率は何%に保つのが適切か
・毎月の収入と支出を考えた時に、毎月何万円まで投資に回すことができるか
・投資に回すお金を毎月1万円でも増やすために何か改善すべき点はないか
といったことを考えなければなりません。
過去のデータや数値にもとづき、資金管理能力を鍛えることこそ投資成績の向上に直結します。
長期投資に「謙虚さ」が重要な理由
長期投資において重要な資質に「謙虚さ」が挙げられます。
世の中には無数の投資法がありますが、実際に投資する時には自分なりにいろいろ考えたうえでその投資が最適と考えたうえで投資をするはずです。
ここでよくやってしまう失敗は、「すぐに儲かる」「一攫千金」系の話があった時に、自分だけがその「秘密の投資法」に気づいており、今すぐに始めれば他人を出し抜いて儲けることが可能と信じてしまうことです。
資本主義社会では良くも悪くもお金を稼ぐことが正義とされており、そのためお金の世界には様々な手段を用いてお金を稼ごうとする方がいます。
また、投資自体を仕事としているプロも多数いるわけですから、我々素人が考えつくような儲け話は何年か前に他の誰かが思いついているはずです。
情報弱者のところに美味しい話がいきなり飛び込んでくることはありませんので、常に謙虚さを失わず冷静な頭で考える必要があります。
世間一般で言う頭の良い人でも投資詐欺に引っかかる話は跡を絶ちませんので注意が必要です。
長期投資に「鈍感力」が重要な理由
最後に、長期投資には「鈍感力」が必要です。
10年〜20年と投資を続けていれば、その間に必ず1度や2度は暴落局面がやってきます。
一番怖いのは暴落局面でそれまで長く続けてきた投資をやめてしまうことです。
暴落局面になると何か特別なことをやらなければならないと考えている方が多いですが、実際にはその逆であり、嵐が過ぎるまでじっと待てるかどうかが勝負です。
そのためには暴落に耐えるだけの忍耐力、もしくは自分の株式の評価額がどうなっているか気にしないだけの鈍感力が必要でしょう。
まとめ
長期投資で重要な能力として、「資金管理力」「謙虚さ」「鈍感力」があります。
長期投資で失敗する方はこの真逆をやってしまう方が多いので注意しましょう。
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