おはようございます。
米国株投資家ならばすでにご存知の方も多いと思いますが、S&P500が史上初の4000を突破しました。
S&P500というのは米国を代表する大型企業500社の株価を反映する指数であり、S&P500に連動したETFは絶大な人気を誇ります。
その理由は、超長期で見た時にあらゆる暴落を乗り越えてS&P500が復活し、さらに上昇をし続けてきた実績があるからです。
本日はS&P500が4000を突破したことを受け、S&P500の超長期チャートを見ながら歴史を振り返ってみたいと思います。
【祝】S&P500が史上初の4000を突破しました
S&P500の長期チャートを振り返ってみる
以下がS&P500の長期チャートです。
今ではS&P500指数が上昇しすぎたため、1987年10月の歴史に残る大暴落と言われるブラックマンデーすらよく目を凝らさないと見つけられないほどです。
特にリーマンショック後の株価の伸びは、S&P500というのが単に米国の大企業500社の平均点を狙った指数に投資しているとは思えないほどですね。
(画像はYahoo financeから引用)
さすがに2010年代ほどの好調が今後もずっと続くと考えるのは楽観的すぎる気がしますが、20年〜30年と保有し続けるだけの価値がある米国を代表する指数だと思います。
S&P500が強すぎるせいで、米国の個別株投資でS&P500に勝ち続けることが至難の業と言われているのもうなずけます。
2000年代は米国株にとって試練の10年であった
米国株はひたすら右肩上がりだと勘違いされている方も多いですが、2000年代の10年間はほぼS&P500は上昇しておらず横ばいであることが分かります。
まさに米国株にとって試練の10年間であったと言えるでしょう。
その原因は、2000年代初めのITバブルと、ようやく株価が回復した2008年にリーマン・ショックと2度にわたる大暴落があったからです。
このことから個人投資家が学ぶべきことは、
「S&P500は超長期で見れば右肩上がりで間違いないが、最長で10年程度は株価が停滞する可能性がある」
ということです。
実際に出会うことなど想像したくもない事態ですが、あらかじめそういう覚悟が少しでもできているか否かでいざそのような事態に巻き込まれた時の対処法が異なってきます。
2010年代は米国株が絶好調の10年であった
逆に、2000年代のうっぷんを晴らすかのように米国株が絶好調であったのが次の2010年代です。
他の先進諸国や新興国の株価と比較をしても、米国株の株価の成長は特筆すべきものがありました。
以下が実際のチャートです。赤がVTI(米国株)、水色がVEA(米国以外の先進諸国)、紫がVWO(新興国)です。
(Yahoo financeから引用)
ひと目で米国株の一人勝ち状態であることが分かりますね。
はっきり言って、VEAやVWOは10年間に渡ってほとんど伸びていません。
その一因は、GAFAMを始めとする世界を代表するIT銘柄が米国から急成長を遂げたからです。
しかし、2000年代は米国株が逆の立場に置かれていたわけですから、世の中何が起こるかわからないものです。
以上をまとめますと、S&P500は最長で10年ほど停滞する可能性があるが、20年以上保有し続ける自信があれば勝てる確率はかなり高いということになるでしょう。
まとめ
S&P500が4000を突破したことを受け、超長期チャートを見ながら歴史を振り返りました。
約1年前にコロナショックで大騒ぎをしていたのが嘘のようで、まさかこんなに早く4000を突破するとは夢にも思いませんでした。
S&P500の長期チャートを見てしまうと、株式投資は余計なことをせずにVOOを購入しておき、その他のことに貴重な時間を使うべきだと思います。
【おすすめの間食】
コロナの影響で在宅ワークが増え、運動量が減ったわりについ間食に手が伸びてしまうという方は多いでしょう。
間食するならば素焼きナッツかハイカカオチョコレートにしてください。
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こんな記事も書いています。
間食にナッツとハイカカオチョコレートがおすすめである理由についてです。
米国株投資家はVOOを長期保有すればよいわけですから、夜中に株価をチェックして睡眠時間を削るのは本末転倒です。
長く続けるためには物事をシンプルに保つことが重要になります。